『父が子に伝える 13歳からのお金に一生困らないたった3つの考え方』 石原 尚幸 (著)お金に一生困らないお金の話?子供にお金の教育をどうやってしたらいいのか、悩んでいる大人は少なくないようです。もちろん学校でもお金の教育なんてやっていない。学校の先生たちだって、おそらくお金の教育なんて、まともに受けてこなかった。でも、お金についての能力は、人生に直結する大きな問題です。子供のうちからお金についての教育をすべきだと感じるもの当然のことです。お金には、収入(主に稼ぐ)、支出(主に消費や投資)、貯める(主に貯金)の3つの流れがある。お金に一生困らないたった3つの考え方というのは、この、収入、支出、貯金の3つのことのようです。収入つまりは「稼ぐため」には、どのような考え方をするといいのだろうか?意外と気づかされたのが、「競争...2022.12.07 04:28本を読もう!保険、税金、家計等の本
『すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!』くらま (著)貯蓄ができればお金に困らない。ファイナンシャルプランナーとしてお金の相談を受けている中で、思うことがあります。それは、『貯蓄ができれば、お金に困らない』ということです。年収が多いとか少ないとか、入ってくるお金の量で、お金の悩みが解決されると思っている人もいるようですが、実際は違う。「どれだけ貯められるか」。これがお金の悩みから解放される一番の要素なのではないかと感じている。貯金ができる人というのは、年収の多い少ないはあまり関係がないようです。年収が多くなくたって、驚くほどの貯金ができている人もいれば、年収が多くても全然たまっていない人も多い。貯金というのは、年収で決まるわけでなく、支出のコントロールですべてが決まる。つまりは、生活水...2022.10.21 09:24本を読もう!保険、税金、家計等の本
『新版 正しい家計管理』(林總) どんぶり勘定は低収入より、恐ろしい。お金の不安や、貯蓄、その他すべての問題が、収入が高ければ問題じゃなくなると思っている人も少なくないかもしれませんが、実は収入の多い少ないとお金の問題は全くの別物。収入がいくらかよりも、お金の管理ができているかどうかの方が大切なのだということを最近強く感じています。まさに、本書の帯にある通り、「どんぶり勘定は低収入より、恐ろしい。」です。世帯の年収が世間から見てそれほど大きいわけでもないのに、貯金額がかるく1,000万円を超えているような家庭もあれば、年収がそれなりに高いのに、毎月住宅ローンやクレジットカードの支払いに追われているような生活をしている人もいる。この違いは何なのかといえば、間違いなく『...2022.10.16 06:08本を読もう!保険、税金、家計等の本
『なぜ大富豪のサイフは空っぽなのか? 単行本(中谷 昌文)』大富豪の資産運用?「プライベートバンク」、どこかで聞いたことがあるような言葉。大富豪と呼ばれているような人たちが、「プライベートバンク」を使って資産運用や資産管理を行っているという。「オフショア」や「タックスヘイブン」、「信託」、なんかすごそうな言葉がたくさん出てくる。この本は、「大富豪の資産管理や資産運用ってどうなっているの?」ということについて書かれたものです。本書の目的としては、お金持ちになりたい、資産運用が上手くなりたいといったものとは違う内容です。そもそも、お金持ちが行う資産運用と、これからお金持ちを目指す人の資産運用は、違ったものになることが多いものです。リスクをとってでもリターンを求めるのが、これからお金持ちを目指す人...2022.09.18 00:27本を読もう!保険、税金、家計等の本
『となりの家(うち)のざんねんなお金の話 単行本(横山 光昭)』どこかで聞いたことがあるような、お金のざんねんな話?キャッシュレス決済で還付されるポイント欲しさに無駄遣い。夫婦別でお金を管理。互いに確認しあったらほとんど貯蓄できていなかった。無料の保険相談にいったら、保険の乗り換えで結局損した。などなど、どこかで聞いたことがあるような、残念なおかねの話。他人事のようだけど、実は自分もやっていそう。家計再生のファイナンシャルプランナーとして有名な、横山光昭さんが、実際にお金の相談であった事例をもとに、そんな身近にあるお金の失敗について書いています。自分は違うと思うなかれ、意外と気づかないうちにやってしまっているのかもしれない。しかも、これらの失敗は、失敗したと気づいたときには、もうすでに深みにはま...2022.08.11 23:08本を読もう!保険、税金、家計等の本
『三千円の使いかた(原田 ひ香)』だらだらと続くお金の物語。この本は、お金にまつわる家族の物語です。特に、びっくりさせられるような大事件が起きたり、爽快な問題解決があったりするような、どきどきわくわくさせられる物語とはちょっと違う。どこかで聞いたことのあるような日常が、悪く言えばだらだらと書かれているような物語です。『お金というのは、人生を表している。』この物語を読むと、そのことを強く意識させられます。この本の中の登場人物たちは、どこにでもいるような感覚の人たちだと思います。行ってみれば、すごく私たちに近い存在。その人たちが、仕事、友人、結婚、老後、離婚、いろんな人生の節目で、お金というものに振り回されている。そして、それは私たちにとっても現実的なものでもある。お金...2022.07.31 10:03本を読もう!保険、税金、家計等の本その他の本
『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット(モーガン・ハウセル)』賢いからお金持ちになれるわけではない?お金の話は、数理的に考えることが良しと思われています。数字でシミュレーションし、数値として導き出して判断する。住宅ローンの返済計画書をできるだけ詳細にして作ったり、リスクを数値化して投資の判断に使ったりするなど、高度な数学や会計の知識を使って判断する方が賢い選択ができると思われている。その結果、お金の専門家といわれているようなファイナンシャルプランナーにキャッシュフロー表を作ってもらおうと考えたり、大手の金融機関やMBAなどの資格を持っている賢そうな金融マンの話を聞いて判断しようとする。でも、実際にはそんなことはない。ある投資家は、「そもそもそんなにお金について賢いというのなら、なぜ自分よりもお...2022.02.07 08:43本を読もう!保険、税金、家計等の本
『ラテ・ファクター 1日1杯のコーヒーで人生を変えるお金の魔法 (デヴィッド・バック (著), ジョン・デイビッド・マン (著))』ちょっとの変化で大きな違い。『ラテ・ファクター』、コーヒー1杯ぐらいの変化が、大きな違いになってくるという物語。仕事前に毎日飲んでいるコーヒー1杯。1日500円程度のものであっても、その総額は、月に換算すると約10,000円。年間12万円もの違いになってくる。そして、その違い(年12万円)を賢く運用したら、今度はどうなるのか。なんと、コーヒー1杯の違いが、10年後には200万円にもなる。(本書で使われている年10%の利回りで計算)ちょっとの違いで、小さな夢程度なら難なく手に入れられるような力にもなってくる。何にお金を使うのか、自分の本当にやりたいと思っていることか、それとも今すぐ手に入る小さな幸せか(コーヒー1杯)。その考え方、その...2021.12.13 06:40本を読もう!保険、税金、家計等の本
『「稼ぐ、儲かる、貯まる」超基本 プロ経理が教えるお金の勉強法(前田 康二郎)』お金を上手に貯めるために。お金を上手に貯めるためには、『稼ぎ方』、『儲け方』、そして『使い方』がある。そんなことは、改めて言うようなものでもなく、当たり前の事。でも、「『稼ぎ方』と『儲け方』の違いって何?」、「上手なお金の使い方って?」と考えると、簡単には答えが出てこないこともある。そして、それが本書の内容にもなってきます。『稼ぐ』といえば、働くこと。働いてお金を『稼ぐ』ということです。ただ、そんな『稼ぐ』ではあるけれど、実際のやり方には様々な方法がある。大きな意味としては、会社員として会社で働いて稼ぐことと、個人で事業を起こしたり、会社を経営したりして稼ぐという方法がある。思うに、多くの人が、自分で事業を行ったり、会社を設立して経...2021.11.29 05:08本を読もう!保険、税金、家計等の本
『普通の会社員でもできる日本版FIRE超入門(山崎 俊輔)』実にファイナンシャルプランナーらしい本。本書の印象を一言でいえば、「いかにもファイナンシャルプランナーらしい本」。ファイナンシャルプランナーが書く本の傾向といえば、「もっともらしい知識はいろいろ披露されているけれど、本を書いているファイナンシャルプランナー自身が実際に行動してきたことではないためか、なんとなく現実感がない。」といった印象を持っています。本書を読んで感じるところは、まさにそんなところです。だから、この本はファイナンシャルプランナーが書いた本らしい本という印象になっているのかもしれない。日本版FIREなんて言うのなら、日本で本当にFIREを達成したファイナンシャルプランナーや、実際にFIRE達成者を何人も支援してきたファ...2021.10.17 01:30本を読もう!保険、税金、家計等の本
『幸せとお金の経済学(ロバート・H・フランク)』幸せはお金では買えない?本書は、幸せになるためのお金の使い方というノウハウ的な話ではなく、幸せとお金の関係について考えた『経済学』の本です。『収入が増えない時代のコスパ最強の金銭感覚』という帯タイトルが、なんとなく賢いお金の使い方について書いているような気がしてしまいますが、読むとそうではありません。幸せとお金についてを学問として考えた経済学の内容です。本書を読むと、「幸せはお金で買える」という話も耳にするものですが、どうやらそういうことではないということが一つの科学として、わかってくるような感じを受けます。私達は、今の自分を幸せだと感じているとは限りません。むしろ幸せだと思っていない人も少なくありません。特に、中流階級以下の人に幸...2021.10.07 05:34本を読もう!保険、税金、家計等の本
『ファイナンシャル・フリーダム 経済的自由と人生の幸せを同時に手に入れる!(ボード・シェーファー)』経済的自由を手に入れる。最近は、『FIRE』(「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」)という言葉が流行っています。いつまでもお金のために働くのではなく、早く会社からリタイヤして、自由な時間をすごせるようになろう、といった意味で使われています。ただ、少し前までは、似たような話を「経済的自由」という言葉を使っていたように感じています。本書のタイトルは、「ファイナンシャル・フリーダム」。つまり「経済的自由」を目指す人のための本になります。ところで、経済的自由という話は、ただの理想なのか?それとも現実として叶うものなのか?本書は、そこそこ厚さもあって、他の本よりも値段も若干高め...2021.09.25 01:01本を読もう!保険、税金、家計等の本