「投資初心者は、インデックスファンドが最適です。」と聞くけれど、それは何で?
投資初心者でも失敗しない、インデックスファンドに投資をする時の心構え。
インデックス運用のメリットを理解する⁉
インデックスファンドのメリットといえば、良くも悪くも平均点が取れることです。
数ある投資信託の中で、確実に平均点が狙える投資信託が、インデックスファンドという仕組みです。
「市場全体をまとめて買ってしまおう!」という意気込みで、市場の平均を確実にマークする。
それが、インデックスファンドのコンセプトです。
マーケットと対峙して、平均点を取るというのが、実は、思いのほか難しいものなのです。
そして、インデックスファンド最大のメリットが、運用コストの安さです。
インデックスファンドの多くが、「時価総額加重平均」という方法を使っています。
この「時価総額加重平均」のメリットには、頻繁に売買する必要がないという事があります。
市場の流れにまかせ、株価が上がった銘柄を売ることなく、そのままにし、逆に株価の下がった銘柄を買い増しすることもなく、こっちもそのまま。
良い悪いを抜きにして、流れにまかせ、そのままにするという作戦が、運用コストをあまりかけないで済むことになります。
さらに、銘柄選択などせずに、マーケットに存在するすべての銘柄を買うという作戦ならば、機械的に運用できるので、人的コストもかからず、より運用コストがかからなくなります。
日本株でいえば、TOPIXに連動するタイプのインデックスファンドなどは、まさにこの運用スタイルになっています。
インデックスファンドは、コストが安い、良くも悪くも平均、この特徴がインデックスファンドが投資初心者でも運用が上手くいくためのポイントになります。
インデックスファンド投資家に必要なのは、忍耐力のみ⁉
インデックスファンド投資家にとって、運用が上手くいくための条件は、選択したインデックスが、右肩上がりで続いていくことが予想されること。
例えば、「株式という資産は、将来必ず上昇する運命にある!」と本気で考えている人ならば、株式のインデックスファンドに投資をすることは、正解!ということになります。
しかし、「将来必ず上昇する!」と確信する理由が持てないと、たとえインデックスファンドでも上手くいかないことがあります。
投資でやってはいけないことは、『途中であきらめること』です。
投資というゲームでは、成功するかしないかは、『運』と『確率』がすべてだといっても過言ではありません。
そして、投資というゲームで勝つためには、『期待値が1以上のゲームをする』という事が必要になります。
株式市場でいえば、「株価は永久に、右肩上がりで続いていく」という確信は、期待値が1以上のゲームであると考えていることを意味します。
期待値が1以上であれば、「『うまくいったり、失敗したりを繰り返しながら』も、いつか必ず勝てるはず。」と考えられるようになるわけです。
だから、今自分がしている投資のゲームが、期待値1以上である以上、絶対にそのゲームから降りてはいけないわけです。
投資初心者が気を付けなければならないことは、自分やっているゲームが、期待値1以上のゲームなのかどうかを知ることと、期待値が1以上であれば、決してやめてはいけないことです。
しかし、自分のやっているゲームの期待値がわからず、損が出てきた時点で、そのゲームから降りてしまう人は、後を絶ちません。
例えば、資産運用で1,000万円つくりたいと考えていたとします。
しかし、1,000万円を株式投資でつくろうと思ったら、それは、600万円という損失を負うことがあるかもしれないというリスクと隣り合わせであることを意味ます。
それでも、やめずに続けられるか、この資質が、なによりも大切です。
投資初心者に必要なのは、忍耐力です。
「期待値が1以上であれば、ぜったいそのゲームから降りない」という心構えが、なによりも重要なことをわすれてはいけません。
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