読まない読書?『限られた時間で成果につなげる! インバスケット読書術(鳥原隆志)』

投資や資産運用に必須のスキル、読書能力。

でも、本を読むってなかなかできない人も多いようです。

時間がない、苦手意識、内容がつかめない。

そんな中で、全部読まなくていい読書って?

本を読めたらい良いなと思う人はたくさんいる?

富裕層には、本を読む人が多い。

中には、『私の経験から言えることだが、いつも考え続け、本を読み続けていれば、働く必要はない。』と言っている著名投資家もいる。

本は、読めないよりも、読めたほうが良いことは、みんなわかっている。

でも、苦手意識などが邪魔をして本が読めない人は、驚くほど多い。

本が読めないと思ってしまう大きな理由には、文章を読んで内容を理解するというが、思っている以上にできていないということがあるのかもしれません?

文章を理解するということの難しさといえば、AIを研究してきた新井紀子さんの本がとてもわかり易いです。

だったら、文章を読まなければ良い。

ネットニュースを見るように、文章ではなく単語を拾うように読んで、中身を推理しながら読めば良いのではないか?

そして、本を読むことよりも、実際に動いて本に書いてある内容を実行することの方が大切なのではないか?

といったことが、本書の内容でした。

確かにそのとおりと思えることは多いです。

多分、ノウハウが知りたいビジネス書などを読む分には、それで十分なのかもしれません。

本は全部読まなくても良い。

どうせ読んだ内容をすべて覚えることはできないのだから、概略だけつかめれば良い。

パレートの法則にもあるように、大切なことは、全体の2割ぐらいしかない。

というように、本の読み方そのものを変えてみようといっています。

本を読むとなると、一文一文すべて読まなければいけないような気がしてしまいます。

最初から、最後までちゃんと読まなければいけないような気がしてしまう。

きっとこれは、私達が受けてきた教育によるものなのかもしれません。

学校の国語の時間に、一文一文ちゃんと読むということを教えられ、それが正しいと身に染み付いてしまっている。

一度身についてしまった習慣を変えることは、とてつもないエネルギーが必要になりますが、この際に、本の新しい読み方を学んでみても良いのかもしれませんね。

タイトルだけで十分かも?

本としては、かなり読みやすかった印象です。

一文一文が短く、話し言葉をつかっていて、するすると読み進められる。

本当に、読書が苦手な人向けに作ったなという感じです。

個人的には、あまり読んだ感じがしなかった。

正直、『本は全部読まなくていい⁉』という帯に書かれた文言だけで、それ以上に学べる内容は殆どなかったとさえ思えてしまう感じでした。

読書にすでになれた人は、買ってまで読むものではないかもしれません。立ち読みでも十分かもしれない。

読書をしたいけれど、苦手意識があって、なかなか始められないという人のきっかけづくりの本だと思います。

ただそうすると、内容を「概算する」、「仮説を立てる」という読み方に疑問が出てきます。

「概算する」や「仮説を立てる」というのは、すでに知識の下地ができている人ができることであって、これから学ぶという人には、なかなかできるものではないのかと。

確かに、「概算する」と「仮説を立てる」ということをしながら本を読むと、内容を理解する力が高まると感じています。

すでに知っている、わかっていることから、新しい知識や概念をつなげることで、その新しい知識や概念が定着しやすくなるものです。

つまりは、多読が必要になってくる。

本書を読んで、読書ができそうな気がしてくることもあるかもしれませんが、実際に読書の習慣が定着するには、ちょっと浅いかなという気もしなくもありませんでした。

そうすると、読書初心者ではなく、すでに読書をしている人向けの内容なのかもしれないのですが、一体どっちに向けた書いた本なのか、いまいちわからないなという印象でした。

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