金に投資する方法と、税制の違い。有利なのはどれ?

金に投資をする方法には、様々な方法があります。

また、その方法によって、税制も違ってきます。

一番いい投資法は、どれなのでしょうか?

金に投資をする方法!

金と言えば、安全資産として注目されている資産です。

インフレや金融危機、通貨価値の下落とった、社会問題に、一定割合の金を持っていると良いというのは、今では投資の教科書のように言われています。

そんな金に投資をする方法も、今では、様々な方法があります。

① 金そのものを買う
金へ投資をする方法として一番最初に思いつくのが、金そのものを買うことです。

良くあるのが、貴金属業者を通して、純金積立といったサービスを利用する方法です。

この方法は、現物の金を買うことになるので、保管料などのコストがかかることもありますが、金を持っているという充実感は、他にはないと言えます。

② 金へ投資する有価証券を買う

金へ直接投資をするのではなく、金を裏付けとした有価証券に投資をする方法もあります。

具体的には、『SPDRゴールド・シェア』や『純金上場信託(現物国内保管型)』といったETFや金に連動する投資信託へ投資をすることで、金に投資をしているのと同じ効果を狙うという方法があります。

この金投資の場合には、実際に現物の金を手にすることが出来ないことが、デメリットと言えるのかもしれませんが、売買のしやすさや管理の楽さは、一番優れていると思われます。

また、『純金上場信託(現物国内保管型)』と呼ばれるETFの場合には、一定の要件を満たしていれば、現物の金にしてくれるというサービスもあります。

③金先物などに投資をする。

金への投資方法の最後に登場するのは、先物への投資です。

先物取引の場合、買いと売りの2つの取引を自由に行えるので、金投資というよりも、金の価格変動を狙った、裁定取引(アービトラージ)を行う目的に合っています。

しかし、買いだけを行えば、ほとんど金価格に連動する有価証券に投資をしているのと、感覚的にほとんど変わらないため、金投資をしている感覚になります。

ただ、限月という仕組みがあり、一定の時期が来ると、強制的に決済されてしまうというデメリットがあります。

そこで、先物取引に似たCFDという限月という仕組みがなく、長期保有が可能な商品もあります。

これらの金先物やCFDといった取引の特徴は、取引の自由度が高い以外にも、運用コストが低く抑えられるというメリットもあります。

金投資の方法と税制

これまで、さまざまな方法で金に投資をする方法を見てきましたが、実は金投資は、その方法のどれを選ぶかで、税法上の取り扱いも変わってきます。

同じ『金』というところへ投資をしているのに、税制が違うというのは、不思議な感覚かもしれませんが、事実そうなっています。

①金そのものを買う場合は、総合課税の譲渡所得

金そのものを買い、売った時に儲けがでると、総合課税の譲渡所得という扱いになります。

つまりは、給与所得や事業所得などと合算されて、課税所得が大きくなれば税率も高くなるという所得税の仕組みで納税することになります。

給与所得や事業所得などで、すでに大きな所得を得ている人にとっては不利な税制になってくるわけです。

また、保有期間よって課税所得の計算がかわり、5年超保有していた方が有利になるという制度になっています。

②金へ投資をする有価証券の場合には、分離課税の譲渡所得

金に投資をする有価証券を使って、金投資をした場合には、株式や投資信託の税制と同じ取り扱いになります。

つまりは、分離課税で、一律の税率になるというわけです。

すでに給与などで税率が高くなっている人は、分離課税で計算できるこちらを利用したほうが有利という事になります。

また、総合課税の譲渡所得のように、保有期間によって納める税額がかわってくるようなこともないので、5年以内の短期的な投資を検討している場合にも、こちらの方が良くなる可能性があります。

金へ投資をする目的が、すでに保有している株式や投資信託のリスクを減らす目的で行う場合には、株式や投資信託と損益を合算することができるので、目的に合わせる意味でも、有価証券の金を使った方がよさそうです。

「株式で損を出したけど、金で儲かった。」

「株式で儲かったけど、金で損失を出した。」

このような場合に、株式の損と金の儲け、株式の利益と金の損失を相殺することが出来るわけです。

また、証券口座で特定口座を開いていると、証券口座内で課税関係が終了し、確定申告をしなくてもいいという選択もできるので、楽というメリットもあります。

③先物取引で金に投資をするときは、分離課税の雑所得。

先物を取引やCFDを使って、金に投資をしている場合には、先物取引やCFDで使う税制の分離課税の雑所得という方法になります。

FXも同じ方法で確定申告するので、FXをやっている人はわかるかもしれません。

分離課税の雑所得の場合、株式や給与などとの合算はできませんが、同じ分離課税の雑所得同士であれば合算して申告することが出来ます。

先物、CFD、FXなどをメインに運用している人が、金への投資を考えている場合には、こちらの方がいいのかもしれません。

また、税率は現物の金へ投資をする場合のような、利益によって税率が上がる仕組みではなく、有価証券の金に投資をする場合のように、一律で決まっています。

おすすめの金投資

それぞれ、メリットとデメリットがあるので、一概にこれが有利と決めることは難しいですが、お勧めは、金の有価証券に投資をする方法かなと思っています。

というのも、応用範囲が広いと感じています。

株式など他の投資資産との損益通算。

確定申告での申告が選択制であること。

売買が簡単、積立投資もできる。

保有している間は、貸株サービスなどで収益も作れる。

中には現物の金に交換してくれるETFもある。

日本円の金だけでなく、ドル建ての金という仕組みの投資信託もある。

有価証券という形に変わったことで、金投資が、金融商品としてだけでなく、税制的にも使いやすくなっているという印象を持っています。

0コメント

  • 1000 / 1000