著名投資家の見立てでは、現金はゴミ? 今こそ考える、インフレ対策?

世界最大のヘッジファンドともよばれるブリッジウォーターアソシエイトの創業者、レイ・ダリオが「現金はゴミだ、タンス預金はやめろ」といった発言をしたことが、一部で話題になっています。

現金がゴミとはどういうことなのか?

現金がゴミ、つまりは、インフレに気を付けろという事ですが、一体どう対策したらいいのだろうか?

インフレとは、通貨の価値が下がること。

インフレっていったいなんだろう?

一般的には、モノの値段が上がる、物価の上昇をインフレと言っています。

しかし、モノの値段が上がるという事は、逆から見れば、『通貨の価値が下落する』ことを意味しています。

そして、あまり一般的な見方ではないのかもしれませんが、『インフレとは通貨の価値が下落すること』と考えた方が、よりしっくりくるようように感じます。

価値が下がるのであれば、持ってない方がいい。

ということで、インフレが来るなら、現金は持たない方がいいとなるわけで。

レイ・ダリオの『現金はごみ』発言につながってくるわけですね。

現金がゴミになる?

現金がゴミになるなんて、だれも考えていません。

でも、その現金の価値とは何なのか?

現金を発行しているのは、国の中央銀行、日本でいえば日本銀行です。

つまり、中央銀行である日本銀行の価値が、日本円の価値につながっていると言えなくもないわけです。

実は、今この中央銀行が、今コロナウイルスによるパンデミック対策として、資金供給を増やしていると言われています。

つまりは、大量にお札(お金)を刷っている。

日本、米国、欧州と世界中が経済対策と称して、大量のお金を作り、そしてばらまくような政策をとっています。

その結果何が起こるかを想像した時に、「中央銀行は大丈夫なのか?」と思うのは、著名投資家だけではないことでしょう。

この大量にお札を刷る流れは、リーマンショック以降に顕著になりました。

とりあえず、今までは大丈夫でしたが、コロナウイルスによって、さらにこの流れが急激に加速されたことに、不安を感じているというわけです。

インフレ対策になる資産を保有しよう!

通貨の価値が下がり、物価が上昇していく中、今ある資産の価値を落とさないようにするためには、インフレに対抗できる資産を保有するしかありません。

たとえば、金などのコモディティが代表例となります。

また、株や債券はどうなるのかというと。

債券は、インフレに弱いと言われています。

インフレと金利の歴史を見ると、金利はインフレ率のちょっと下にあるようです。

つまり、インフレによって金利が上昇する期待はありますが、その金利上昇よりも、インフレ率の方が高くなると考えられています。

株式はどうかというと。

株式は唯一インフレに対抗できる資産だともいわれています。

インフレによって物価が上昇すると、企業が販売している商品やサービスの値段も上がります。

すると、企業の利益額も増えることにつながり、株価が上昇すると考えられています。

よって、インフレ対策として、株式や金などのコモディティを保有するというのがインフレ対策として期待できるものというわけです。

また、物価連動国債なんて選択肢もあります。

国債が物価の上昇に連動して、償還金額が増える債券です。

この債券にもインフレ対策の期待感がありますが、日本では残念ながら使いにくいところです。

分散投資でリスク分散!

金などのコモディティや株式で資産を保有するといっても、不安がないわけではありません。

そこで、実践的に使われる方法としては、やはり分散投資。

『現金はゴミだ』といったレイ・ダリオも、やはり分散投資を勧めています。

株式や債券、金、不動産といった様々な資産を同時に保有すること。

レイ・ダリオは、『世界の富の全体の金額はそれほど変化しない』とも言っているそうです。

つまり、もし株価が大きく下落することになっても、そのお金はまた別の資産への流れていき、その流れたお金が、他の資産の値段を引き上げる。

どんな時でも、上がるものがあれば、下がるものもあるってことです。

という事は、様々な資産に分散しておくことで、現金でもっているよりも、よりインフレに適した財産となることが期待できるということですね。

ただ、一口に分散投資といっても、その中身は、またなかなかにややこしいものではあるのですが。

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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