新型コロナで新興国債券不安?『デフォルト』ってなんだ?

2020年4月8日、南米の新興国アルゼンチンで、アルゼンチン国債が『デフォルト』になるというニュースが出ました。

今は、新型コロナウイルスで各国とても大変な時です。

そして、各国が新型コロナウイルスの対策として、大規模な経済政策を行うというニュースも多く見かけるようになりました。

しかし、国とは言え「ない袖は振れぬ。」、お金がないのに、お金を出すとなれば、その弊害も危惧しなければいけません。

そこで今回は、「『デフォルト』ってなんだ?」という話です。

デフォルトとは?

『デフォルト』、なんかかっこいい響きにも聞こえます。

デフォルトとは、簡単に言えば、「借金の返済が出来なくなりました。」という事です。

似たような話で『破産』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、デフォルトと破産はちょっと違います。

今回のニュースで出たアルゼンチン国債のデフォルトの場合。

『同国政府が新型コロナウイルスを理由に一部の債務返済を延期すると一方的に発表した』ことが理由となっています。

つまり、借金を返済できなくなったことは同じですが、返済を延期する場合も、『デフォルト』というわけです。

破産の場合には、法的に手続きして、全財産を債務者に返済して、さらに返済できずに残った負債については帳消しといった取り扱いになります。

つまり、同じ返済できないでも、破産にはもっと強い意味合いがあるわけです。

『デフォルト』を日本語でいうと、『債務不履行』となります。

一時的な理由などで、借金の返済が滞ったり、事業立て直しのために、債務の一部を免除といった場合にも、『債務不履行』、つまり『デフォルト』となるわけです。

国であっても、返せない借金はある。

国の借金はあってないようなもの、と思っている人もいるかもしれません。

しかし、今回のアルゼンチンのように、借金を返せなくなってデフォルトという事になった国はたくさんあります。

日本もかつては、デフォルトを行っています。

戦後の預金封鎖などが、まさにそれです。

デフォルトは新興国だけの話ではないかもしれない、日本の今回の新型コロナ対策で大規模な経済対策を行うようですが、そのお金は国債を発行することで用意する予定という話です。

つまりは、財政が厳しいと言いながら(それを理由に消費税などが上げられた。)、さらに借金を積み上げようとしているわけです。

「事業がストップし、お金が入らない。生活できないから、補償してほしい。」

といった声もあるようですが、そのお金はどうするのだろうか?

一時的な補償をもらうにしても、最悪のリスクとして、日本のデフォルトも意識しておいた方がいいのかもしれません。

あまり悲観的になっても仕方がないのですが、いろんなリスクを想定しながら行動するのは、投資をする人にとっては当然の行為です。

デフォルトが起こるとどうなるの?

リーマンショック以降、低金利が長く続いていたこともあり、先進国も新興国も、世界中の国が借金を増やしてきました。(国債をたくさん発行してきたわけです。)

そしてそれは、国だけでなく企業もそうでした。(社債をたくさん発行してきました。)

このような状況を、「債券バブル」と呼んでいた人もいました。

新型コロナの影響で、この債券バブルがはじけるようなことがないといいのですが、さっそくレバノン、そしてアルゼンチンでデフォルトとなってしまいました。

仮に、日本でデフォルトが起こるなると、どうなるのでしょうか?

一番心配されることは、ハイパーインフレなのかもしれません。

だいたい、デフォルトが起こると、その国の通貨は暴落します。

つまり、円安ドル高といった動きです。

世界中から入ってくる商品は、とてつもない値上がりをすることになります。

一番困るのが、原油。

エネルギーは、電気や車のガソリンだけでなく、商品の生産や輸送などにも使われます。

高くなったコストは、当然、消費者の購入価格に転嫁されることなるはずです。

私たちの生活に直結して問題を起こします。

こうなったら、いくら国に「生活費を補償しろ」と言っても、国もデフォルト状態ですから、補償のしようがありません。

まさに手も足も出ない状態です。

日本がデフォルトになるとは言えませんが、万が一を考えるなら、「日本だけに財産を置いておくのは、危険だ」となるわけですね。

ましてや、今回の新型コロナの経済対策のために用意するお金は、間接的に『日銀』が買い支える構図になるようです。

日銀の資産力は、円という通貨の信用に直結する仕組みです。

そして、その日銀の資産力は新型コロナによる株式市場の大暴落で、大きく毀損しているはずです。

今まで、アベノミクスと言いながら、日銀が大量に株式(ETF)を購入してきました。

中には、日銀が大株主として名前が載っている企業もあるというぐらい、ちょっと異常ともとれるような金額です。

本当に円という通貨は大丈夫なのだろうか?

そういう心配も出てきてもおかしくないかもしれない。

データなどをとって、根拠を調べたわけではありませんし、ただ軽く想像しただけのものではありますが、リスクを想定していた方が身のためだと思わざるにいられません。

世界で、これから起こるかもしれない?デフォルトへの対策として、どんなことができるのか、この機会に考えてみるのもいいのではないでしょうか?

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