資産運用、「先がわからない⁉」。だったらポートフォリオ運用をしておけ?

資産運用をしていると、「この先どうなるのか?」という事を考えてしまいます。

株式市場は上がるのか、下がるのか?

金利は上がるのか、下がるのか?

景気はどうなるのか?

ハッキリ言って、こんなことは考えても仕方のないノイズなのかもしれませんが、意識しないことはほぼ不可能です。

そして、ある程度はっきりしていると感じられる時と、まったく先が読めないと感じる時があることも確かです。

特に、まったく先が読めないという時、そんな時は、どうしたらいいのでしょうか。

先が読めないなら、資産運用をするな?

「先が読めないなら、資産運用をするな」という話。

「先が読めない時には、そもそもリスク資産に手を出してはいけない。」

「現金として手元に置いておけ。」

と言われるかもしれない。

でも、投資をやめていても、株式市場は動いているし、もしかすると、もっともっと上がっていくかもしれない。

インフレなどが起こって、現預金の価値が減ってしまうかもしれない。

資産運用をやめたから正解ってことはないはずです。

逆に、先が読めないからといって、資産運用をしないと、資産運用をしている人との差が、どんどん開いてしまうことになったりします。

現に、この十数年に及ぶ長い株式相場の上昇によって、株式投資に積極的な米国などの海外の個人資産と、資産運用に積極的でない国内の個人資産の増え方に大きな差が生まれているといった報道もあります。

先が読めないなら、読めないなりの投資法で運用することも必要なのではないでしょうか?

先が読めない時には、ポートフォリオ運用が良さそうです。

先が読めないなら、どんな変化が来ても、対応できるようにしておく。

その運用方法が、ポートフォリオ運用という事です。

ポートフォリオ運用、つまり、幅広い分野に分散投資をするという意味です。

ポートフォリオ運用と言うと、現代ポートフォリオ理論に基づいて、リスクとリターン、そして相関係数を用いて、数学的に資産配分を考えて運用するという方法が良く使われています。

しかし、ここで言いたいポートフォリオ運用は、コンセプトがちょっと違います。

数学的とかそういうのは別として、どんな相場が来ても、そこそこに対応できるようにというイメージです。

具体的には、著名投資家のレイ・ダリオが示したというポートフォリオの考え方に近いです。

たとえば、今後インフレが来るのか、デフレが来るのかわからない。

そんな時は、インフレに対応できる資産と、デフレに強い資産の両方を含んだポートフォリオを作っておこうといったことです。

インフレに対応できるといえば、コモディティです。

インフレとは、そもそもコモディティ価格の上昇ですから、当然ですよね。

対して、デフレの時には、債券が効いてきます。

債券というのは、満期まで保有していれば、価格の下落という心配がありません。

つまり、デフレになっても価値が下がらないとも言えます。

このように、インフレ以外にも、金利や景気、信用力の変化といった様々な経済変化に、対応できるように、資産の組み入れ方を考えて運用しようというわけです。

これが、先がわからないときの資産運用の基本となるはずです。

レイ・ダリオは、どんな経済環境でも、それぞれの時に大いに活躍する資産クラスは、存在するといっています。

つまり、デフレが来て、コモディティや株式といった資産が低迷しても、金利が下落することによって、債券の価格が上昇し、コモディティや株式の下落を十分に補ってくれるといったイメージです。

これを効果的にやってのける資産配分が、難しいところですが。

先に紹介した本で、具体的な資産配分が紹介されているので参考にしてみてはいかがでしょうか?

先が読めるなら、そもそも資産配分なんて不要です!

そもそも、先が読めるのなら、資産配分なんてするだけ無駄です。

株式相場が今後も上昇すると読めているのであれば、株式投資だけやればいいのです。

これからは、世界的にデフレになって金利は下がるのみと思っているのであれば、債券投資だけやっていればいいのです。

その方が、絶対に資産を有利に増やすことができるはずです。

これまでの十数年間の経済環境の中では、資産配分なんてやらずに、株式投資に全力(フルインベストメント)で取り組んでいた人が、大きく資産を増やすことになりました。

さらに言えば、小型株や、米国のGAFA(ガーファ)と呼ばれるような企業に投資をしていれば、もっと資産を増やすことに成功したはずです。

つまりは、先が見えているなら、分散投資よりも『集中投資』というわけです。

分散投資こそが正しい資産運用法だという意見をよく見ますが、それはちょっと間違いで、先が読めるなら、分散投資はかえって無意味になり、むしろ損します。

ただ、先が読めるなんてことなんてのは、ほとんどありません。

だから分散投資をしているだけなのです。

ポートフォリオ運用とは、そもそもそういうものなのです。

先が見えないと思っている時は、徹底的に分散投資をするポートフォリオ運用で資産を守りつつ、増やすことを考えてみてはいかがでしょうか?

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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