お金のなる木っていうのは、有名ですよね。
実際には、木の成長に合わせて5円玉などを差し込んでいった植物「金のなる木」のことを指しているようですが、木からどんどんお金が生まれて、どんどんお金が増えるってイメージがあります。
じゃあ、お金のなる人って?
その人からは、どんどんお金が生まれてくるってことなのでしょうか?
何とも気になるタイトルではありませんか。
稼ぐ人の考え方?
お金は、増やすというよりも稼ぐという意識の方が大切。
これは、この本の著者の考え方です。
投資や資産運用というと、稼ぐというよりも増やすというイメージが強いですよね。
しかし、投資や資産運用であっても、その行為は一種の事業と同じであって、増やすというよりも稼ぐという意識で取り組んだ方がいいということは、最近感じていることでした。
そういう意味では、はっと気づかされた気分です。
増やすよりも稼ぐ意識。
稼ぐってどういうことなのか?
稼ぐ人ってどんな物の見方、考え方をしているのか?
そんなことを、この本の著者なりに説明している。
この本は、そういう本です。
ちなみに、この本の著者の成毛眞さんは、日本マイクロソフトの元社長です。
日本でもマイクロソフトのウィンドウズが流行り始めたウィンドウズ95の時代に社長をしていた人です。
稼ぐ人は、いつでもビジネスのことを考えている?
稼ぐ人の特徴は、常にビジネスになるかどうかを考えていると言っています。
趣味や娯楽であっても、そのやっていることが、ビジネスとしてやるならどうなるのかを常に考えているというのです。
まさに稼ぐ人の特徴かもしれないと思いました。
どんなところに、ビジネスチャンスがあるのか?
どんな風にビジネスとしてお金を生み出す仕組みにするのか?
そんなことを考えることが楽しい。
そして、その考えを形にするのも楽しい。
そんな人が、稼ぐ人で、『金のなる人』なのかもしれません。
『金のなる人』とは、よく言ったものだと。
稼ぐという意識でなくても、自然とお金が生ってしまう。
そういう人は、普段からお金がなるような考え方や意識の使い方をしている。
失敗も恐れず、実行する。リスクを取ることに積極的な人。
『お金のなる人』になるためには、人格的な何かから違うのかもしれない。
「なるほどな」と思った次第です。
資産額よりも、収入額が大切。
この本を読んでいて、全体的に感じたこととして、お金そのものは重要な事ではないという事がありました。
お金というと、10,000円などといった通貨を想像しがちです。
でも、実際意識すべきは、そこではないのかもしれません。
そもそも通貨は、インフレになれば、価値が下がるものなので、通貨でお金を持つということのは、上がる期待よりも、むしろリスクの方が大きい。
まずは、100万円を貯めろ。そして100万円たまったら投資しろ。というのも印象的です。
お金を生み出す仕組みの方が、お金を持つことよりも大切だというわけですね。
最近では、100円投資とか、1000円積立とか少額の積立から始めて資産額を増やそうという話が多いですが。
2,000万円を貯めるよりも、月に10万円の収入をつくることのほうが大切です。ってことです。
言われてみればその通りです。
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