投資をするなら必読⁉『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識(ハワード・マークス)』

投資の本を紹介するなら、1、2番目には登場するであろう本といえます。

事実、著名投資家たちのコメントも大絶賛しています。

投資の神様といわれるウォーレン・バフェットは、『極めて稀にみる、実益のある本』。

インデックスファンドを世に広めた、ジョン・C・ボーグルは、『投資関連書として他を圧倒する水準』。

この本は、投資をするなら必ず読んだ方がいいといえるぐらい、お薦めリストに入ってくる本ではないでしょうか。

買って間違いなしの投資関連の書籍!

この本は、『買って間違いなし!』だと思っています。

この本の内容は、一度読んですべてがわかるような話ではなく、辞書のように思い立ったら開いて読む感じで、いつでも手元にあったほうがいいぐらいかもしれません。

つまり、買って持っていることに意味がある。

繰り返し読んでも、毎回「そういうことか!」と思わされる話が出てきます。

人は、経験がない中で読むよりも、経験した後に文章を読むことで、初めてその文章の本当の意味を理解することが出来るのかもしれません。

今読んでも何気なく通り過ぎてしまう文章が、後になって読んだ時に、経験を積んだことで、とても印象に残る文章になってくることがあります。

この本は、簡単なノウハウ本や方法を提示しているものではありません。

この本で説明しているのは、哲学です。

ハワード・マークスが投資や経済、歴史をどう捉え、どう考えているのか、その哲学を学ぶ本です。

つまり、投資をするのであれば、 『この本の内容を基準に物事を考えましょう』と言っている本であり、簡単に答えを教えてくれているものではありません。

人には、簡単に答えを求めてしまう傾向があります。

投資をするなら、「何を買えばいいか」、「いつ買えばいいか」、そういった簡単な答えをいつも求めてしまうところがあります。

しかし、投資とはそういうものではない。

物事の基盤となる考え方をもって、その時の背景や状況などに応じて、変化する答えを導き出せるようにしておかなければなりません。

『投資は簡単なことではない。簡単だと思うのは愚か者である。』

これは、バフェットの相棒であるチャーリー・マンガーの言葉です。つまり大切なことは、答えではなく、『考え方』なのです。

この本では、この考え方に焦点を当て、投資をする基盤を作ってくれるとても価値のある本です。

ハワード・マークスの投資イメージが、とても『しっくり』くることもあって、とてもためになる。

ハワード・マークスの運用パフォーマンスのイメージ。

『相場が良い時期には平均的なパフォーマンスで十分である。上げ相場では誰もが利益をあげる。いまだかつて、良い時期に市場に勝つ必要性について、納得できるように説明してくれた者に出会ったためにはない。良い時期には並みのパフォーマンスで事足りるのだ。

 しかし、市場に勝つことが必須の時期もある、と我々は考える。それは相場が悪い時期だ。我々の顧客は下げ相場のあおりをまともに受けることを望んではいないし、それは我々も同じである。』

どういうことかというと、上げ相場では平均的なそこそこのパフォーマンスだけど、下げ相場で大きな損失を出さない、ディフェンシブな運用を理想と考えているわけです。

地味ではありますが、かなり効果的で、なおかつ、かなり高度なことを言っています。

そして、実はこの運用パフォーマンスは、私が個人的にも持っている理想の運用スタイルです。

上げ相場で、無理にリターンを追う必要はなく、そこそこのリターンで満足し、下げる相場で損失をできる限り抑えることさえできれば、それだけで十二分な資産が築けると考えています。

ただ、それが簡単なようで、とてつもなく難しいことなのです。

何故難しいと考えるのか、詳しくはこの本を読んで考えてみてもらいたいところです。

とにかく、個人的には、とても参考になることばかりでした。

ジョン・C・ボーグルが『投資関連書として他を圧倒する水準』と評価している本?

ボーグルといえば、バンガードグループの創業者で、インデックスファンドの生みの親ともいわれている人です。

つまりボーグルは、インデックス投資を推奨している人なのですが、そのボーグルが『他を圧倒する水準』とまで評価しているこの本で披露されている投資の考え方は、アクティブ運用です。

本書の中では、能力のある投資家は、市場平均よりもリスクとリターンのバランスが良く、市場平均を超えるパフォーマンスを上げることが必要と言っています。

例えば、ハワード・マークスが考える運用スタイルの『上げ相場でそこそこで、下落相場で損を出さない』ができれば、確実に市場平均を超えるパフォーマンスとなります。

そしてリターンが高く、リスクが少ないという、まさに理想の形となってきます。

そういう運用ができる人、それが本当に能力のある投資家であるといっています。

これをアクティブ運用と言わず、何をアクティブ運用というのでしょうか?

つまり、この本では市場平均のパフォーマンスを超えるべく運用するアクティブ運用の考え方について書いてあるわけなのですが、インデックス推奨者のボーグルがこの本を大絶賛しているという、なんとも不思議な話です。

そもそも、インデックス推奨者とアクティブ推奨者には、まったく正反対の考え方が存在し、お互いにどっちの方がいいかという議論になれば、必ず対立するような間柄になってしまうところがあるものなのです。

インデックス派も認めるアクティブ運用の考え方。

その点から考えても、この本がどれほど有意義な内容になっているのか想像してみてもらいたいところです。

この本は、投資をするなら間違いなくお勧めの本だと思っています。

ぜひ読んで、いろいろ投資について考えを巡らせてみてもらいたいなと思うところです。

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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