今勢いのあるソーシャルレンディング会社のクラウドバンク。
「過去一度も貸し倒れがない」「審査の厳しい証券会社が運営」「ソーシャルレンディング業界での経歴も長い」といった安定感から、最近メキメキと存在感を上げています。
そしてついには、テレビCMも開始されました。
そんなクラウドバンクで、また新しいタイプのファンドの募集が始まりました!
クラウドバンクで香港の金融機関に投資するファンドが登場!
今回新しく登場したファンドは、香港のオンライン完結型消費者金融事業者へ貸し付けするファンドです。
貸付先は、香港の消費者に貸し付けるのではなく、金融事業者となっているので、この金融事業者に問題がなければ、元本が返済される可能性は高いといえます。
貸付先の情報開示も行われているので、口座を開設している人は、具体的な貸付先の情報についても確認することが出来ます。
また、投資するファンドのお金の使い道が、高利回りが期待できる消費者への貸付となっていますから利回りも期待できそうです。
今回『香港中小企業支援型ローンファンド第1号』と銘打って募集されたファンドの利回りは、6.8%とクラウドバンクの中でも高い利回りでした。
個人的にも、年利約7%で運用できるというのは、かなり魅力的な数字だと思いますね。
年利7%とは、どのような数字かというと、複利で運用すると、約10年で投資元本が倍になるという数字です。
スマートレンド株式会社との業務提携で実現!
今回、この香港の消費者金融へ貸し付けるファンドが実現した背景には、同じソーシャルレンディングを行っていた会社のスマートレンド株式会社との業務提携があったからです。
スマートレンドと聞いて、ピンと来る人もいるかもしれませんが、今まさに数々の問題を引き起こしているソーシャルレンディング会社maneoマーケットのmaneoファミリーの一員です。
maneoファミリーと聞くと、ドキッとするかもしれません。
クラウドバンクもmaneoマーケットのようなことを始めたのかと疑ってしまうかもしれません。
『香港中小企業支援型ローンファンド』は大丈夫なのか?また、クラウドバンクはmaneoマーケットのようなことになるのではないか?と不安になります。
しかし、クラウドバンクは、maneoマーケットとは運営方法が違うようですね。
maneoマーケットは、投資家の資金募集の資格のないソーシャルレンディング会社のために、maneoマーケットが窓口になって投資家のお金を集めて、maneoファミリーが貸付事業を行っていたという仕組みでした。
つまり、maneoマーケットが投資家に投資資金の募集をおこない、そのお金がスマートレンドに行き、スマートレンドが香港の消費者金融などの貸付先の募集と管理を行うといった感じでした。
この2重3重の仕組みが、いざ不正な貸付や返済遅延が起こった時に、責任の所在が分からなくなるという大問題を引き起こし、今に至っています。
クラウドバンクは、maneoマーケットのような集めるだけ集めて、貸付先については深く関与していないといった運営方法ではなく、クラウドバンクで募集したお金は、そのまま、最終貸付者にいき、きちんとクラウドバンクで募集から貸付までかかわっている感じになっているようです。
この点は安心できそうです。
勢いがあるソーシャルレンディングという言葉には、若干の不安感もなくもないですが、まだmaneoに比べれば、クラウドバンクは信用できそうな気がします。
なんにせよ、クラウドバンクが今後も正常に業務を行ってくれるのであれば、値動きのない貸付という投資で年利約7%の利回りが得られるというのは、とても魅力的に思います。
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