『投機ではなく、投資をしよう!』というけれど・・・。

投資を斡旋する記事や本、人の話などで良く出てくるのが、『投機ではなく、投資をしましょう!』という話です。

しかし、投資と投機は別物なのでしょうか?

投資が上手い人は、投機も上手いという話も聞きます。

賢い投資家は、投資と投機をどう考えているのでしょうか?

投資をするなら、ギャンブルはいけない?

投資は投機ではない、だからギャンブルになってはいけないという話を聞きます。

投資と投機をどう分けるかという話で良く持ち上がるのが、デイトレードなどの短期売買は投機だという事、対して投資は、じっくり腰を据えて長く投資する長期投資という話です。

ですが、本当に投資と投機は分けられるものなのでしょうか?

投資家であり大学教授でもある山崎和邦さんは、著書の中で投資と投機は明確に分けられるようなものではないといっています。

山崎和邦の主張はもっともだと感じました。

それまで、自分は投機ではなく投資をしているんだと考えていて、投機は愚者のやるものぐらいに思っていました。

しかし、よくよく考えてみると、やろうとしている根本的なところでは、投資も投機も対して変わりはないことに気づいたものです。

結局のところ、投資も投機も、『安く買って、高く売る』です。

これが投資と投機の同じ最終目的です。また、これが出来れば、投資であろうと投機であろうと、儲かるはずなのです。

つまり、投資にしても投機にしても、重要なポイントは、『賭け方』だったというわけです。

期待値が1以上の賭け事であれば、必ず勝てるはず。

投資も投機も、ただやればいいというものではない。

投機でただやるのは、失敗する可能性が高いという認識はみんなが持っているようですが、それは投資にも当てはまります。

ただ投資をすればいいってものではないというわけです。

重要な事は、『期待値が1以上のところで、投資または投機をしよう』です。

期待値という言葉、義務教育のころに記憶に残らないぐらいさらっと出てきた言葉ではないでしょうか?

ですが、この考え方、投資や投機をするときには、とても大切な考え方です。

なぜこんな重要な事を、「さらっと」終わらせてしまったのか、今となっては不思議に思うくらいです。

期待値とは、勝ったり負けたりを繰り返しながら、複数回勝負をしたときに、最終的にどのくらいのリターンがあると考えられるのかという考え方です。

期待値が1の時は、トントン。1以下の時は、やればやるほど損失が増えていく。1以上の時はやればやるほど利益が増えていく。

というわけです。

つまり、投資にしても投機にしても、『期待値が1以上の世界』で行うのであれば、必ず勝てるという事を意味しているわけです。

ということは、投資や投機をするなら、『期待値が1以上の世界』を探せ!

という事が言えるわけです。

投資や投機のやり方は、『期待値が1以上の世界で、期待値通りの成果が出るように賭ける』こと。

期待値が1以上の勝負の場が見つかったとしても、それだけでうまく行くとは限りません。

期待値が1以上であっても、投資や投機の世界は、偶然に左右される世界です。

一回勝負をして、たまたま勝てても、二回目も同じように勝てるとは限りません。

常に勝てるものと思わないことです。

期待値というのは、何度も何度も行っていると、次第に期待値通りの数字に平準化していくというものだからです。

つまり、期待値が1以上の勝負だからといって、その勝負にすべてをかけてはいけないというわけです。

何度も何度も勝負できるように資金計画を立てて行わなければいけないという事です。

つまりは、『賭け方』が大切という事です。

逆にいえば、『賭け方』を間違えなければ、期待値が1以上である勝負では、続けていれば必ず勝てるときがくるということを意味しているともいえるわけです。

投資や投機をしていると、どうしてもすべての勝負で勝とうと考えがちなものです。

しかし、そんなことを考える必要はなく、むしろお門違いです。

確率という偶然に左右される世界でうまく立ち回り、偶然をなるべく必然に近づけるような『賭け方』を考えなければいけません。

ズバリ言います。

『期待値が1以上の世界で、賭け方があっていれば、絶対に勝てる』

そういうものだというわけです。

つまりは、投資も投機も、この『期待値が1以上の世界で、うまい賭け方をする』という事では同じことであるわけなのです。

逆に言えば、『期待値が1以上の世界で、うまい賭け方をする』が出来なければ、投機ではなく投資であろうと、決していい成果はえられないという事になってしまうわけです。

あなたが戦っている世界は正しいですか?

やり方は間違えていませんか?

今一度考えてみてはいかがでしょうか?


投資と投機の考え方については、この本もお勧めです。

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