貸付先の情報開示によって、SBIソーシャルレンディングでのクリック戦争が終わる?

人気ソーシャルレンディングでよくみられる、投資募集額になんとか入り込もうと、数秒でも早く『投資する』のボタンをクリックする。クリック戦争!

SBIソーシャルレンディングも、SBIグループという母体の大きさからの安心感で人気のソーシャルレンディングであるために、毎回クリック戦争が行われています。

しかし最近、貸付先の情報開示が行われるようになって、そのクリック戦争に若干の変化が出来てきたのかな?

ソーシャルレンディングのクリック戦争ってなあに?

ソーシャルレンディング業者が見つけた貸付先へ、ウェブサイトを通じて投資ができるソーシャルレンディング。

定期預金や国債などよりも遥かに利回りが高く、株式投資や投資信託のように価格が変動するリスクもないということで注目を集めている投資先です。

そのため、人気のソーシャルレンディングでは、投資案件の募集が始まると同時に、ログインと投資募集のボタンをクリックしないと投資することが出来ないという事がよくあります。

SBIグループが運営するソーシャルレンディングのSBIソーシャルレンディングも同様で、毎回クリック戦争が行われています。

例えば、2019年7月4日10:00募集開始の投資案件があった場合。

まず7月4日の10:00ぴったりにログインしたのでは遅かったりします。今はだいぶ改善されていますが、以前はしばらくログインさえできませんでした。

そして、目的の投資案件への投資をしようとクリックすると、これまたつながらなかったりしました。現在はこの辺もだいぶ改善されています。

そんな感じで、数分も出遅れると、「すでに募集金額の上限に達しています。」と出るようになります。

そうならないために、募集開始と同時にみんながクリックするようになるので、『クリック戦争』と呼ばれているわけですね。

しかし、最近のSBIソーシャルレンディングでは、若干状況が変わっているように感じています。

募集上限金額に達するのが遅くなっている?

ここのところ、ソーシャルレンディング業界では、数々の不祥事が起こったことによって投資家が疑心暗鬼になっています。

一番大きかったのが、ソーシャルレンディング業界ナンバー1だったマネオの不祥事です。

当時マネオは市場シェアもダントツの1位でした。

しかし、数々の不祥事を起こし、1年以上たった今でも解決する様子が見えてきません。マネオ関連で投資をしていた人は相当堪えているようです。

中にはソーシャルレンディング投資を嫌になってしまった人もいるかもしれません。

そんなこともあってか、SBIソーシャルレンディングでの募集上限に達するスピードが衰えているように感じています。

そして、一番大きいのは貸付先の情報開示なのかもしれません。

ソーシャルレンディング業界の数々の不祥事によって、金融庁がソーシャルレンディング業界の規制に対してやっと姿勢を変えてくれて、貸付先の情報を投資家が確認することが可能になりました。

実は、今までは投資家は誰に貸しているのかその情報が一切開示されていなかったのです。というよりも、規制によって開示することを禁止されていたわけです。今思うとかなり危ない橋を渡っていたんだなと思います。

貸付先の情報を見ることによって、この案件は貸していい案件なのかそれとも危ない案件なのか?利回りは適正なのか?という事を否応なく考えさせられるようになっています。

考えてみれば、投資としては真っ当な状態なのですが、情報を見ると見ないでこれほど感覚的に違うものがあるのかと今感じている次第です。

いわゆる『認知バイアス』というものでしょう。

その『認知バイアス』から解放されて、募集開始後すぐに『クリック戦争』に参加して投資をするという人が少なくなってきたことがあるのかもしれないと感じています。

2019年7月4日募集開始の案件は、投資するかしないかを考える時間が持てた?

『クリック戦争』がなくなってきたとは言っても、まだSBIソーシャルレンディングは人気のソーシャルレンディング業者で、通常であれば20、30分もあればすぐに募集上限に達していることがほとんどでした。

そのため、ある程度先に募集案件のチェックを行い、募集開始時には投資するかしないかを決めておかないと、投資できないような状況になっていることがほとんどでした。

しかし、2019年7月4日募集開始の案件では、1時間以上たってもまだまだ募集上限に余裕がある状態でした。

募集金額が25億円と大きかったこともありますが、もしかしたら貸付先の情報に自信が持てなかったところもあるのではないかと思っています。

あまり詳しくは言えませんが、貸付先の情報があまり魅力的ではなかった感じでした。

その分高い利回りとなっているわけですが、それでも出資たお金が返ってこないというマネオで起きたような事件を経験した人にとっては、若干引いてしまうかもしれません。

なんにせよ、貸付先の情報を開示できるようになったことは、少なくとも今のところは、ソーシャルレンディング業界にとって、健全な業界になるために非常に有効に機能していると実感しているわけです。

ほんとになぜ今まで開示できなかったのか?と改めて疑問に思うばかりです。

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