ソーシャルレンディングの貸付先の情報開示対応はありがたい?

数々の問題を引き起こしているソーシャルレンディング。

その問題を引き起こすこととなった大きな原因ともいわれている、貸付先の匿名化。

最近、金融庁からの匿名化解除の公式見解が出たことで、ソーシャルレンディング各社で、貸付先を公開するようになってきました。

一番最初に始めたのは、クラウドバンクでしたが、徐々にその流れが出来てきています。

これまでソーシャルレンディング業界で圧倒的トップに君臨していたマネオの失墜により、その存在感が増してきたSBIソーシャルレンディングも、5月17日募集のファンドから情報開示が始まりました。

ソーシャルレンディングの情報開示の対応。

ソーシャルレンディングでは、貸付先が匿名であったことで、ソーシャルレンディングを運営している会社の代表者や役員の親族など身内に貸し付けるなど、返す当てもない先に貸していたという問題が多発しました。

また、担保設定など投資家に安心させる要素を見せながらも、実際にはその担保を抑えることもせず、ただただ放置するような状況が多かったことも問題です。

貸し付けた先が親族ですから、担保設定したらかといって下手に取り上げるようなことはできないということなのでしょうね。

というように、貸付先がと匿名になったままでは、投資家は何を判断していいのかわからないわけです。

そして金融庁など行政がその状況を甘く見ていたのか、そのことに対する対応がおろそかになり?、今となっては、数百億に上るとんでもない規模の損失を一般消費者に与えることとなってしまいました。

そんなこともあって、改めて情報開示の方向へ舵を切ることとなったようです。

今回から始まったSBIソーシャルレンディングの情報開示?

クラウドバンクもそうですが、基本的に貸付先の情報開示は、会員のみが閲覧可能となっています。

SBIソーシャルレンディングの会員として登録することで、初めて貸付先の情報を見ることが出来るわけです。

今回初めて情報開示されることとなった5月17日に募集開始のファンドは、『SBISL不動産ディべロッパーズローンファンド』と呼ばれるもので、「不動産を取得し、開発等を行う事業者」向けの貸付です。

内容は伏せますが、はっきり言って情報は薄かったです。

この程度の情報で、貸す貸さないを判断するのは難しいのではないと思わなくもありませんでした。

しかし予定利回りは、7.0%とそこそこに高い利回りです。

ここがポイントですよね。

利回りとリスクを考えながら判断し、投資する。こういう環境ができて初めて真っ当な投資といえるのでしょう。

今までのソーシャルレンディングは、利回りだけに注目があつまり、リスクに注目がいっていませんでした。

というよりも、情報の少なさで、リスクが見えなかったといってもいいのかもしれません。

情報開示があることが、これほど心強い物なのかと改めて思った次第です。

それと、リスクは案外目に見える範囲でしか判断していないんだなということも思い知りました。

SBIソーシャルレンディングでは貸付先の情報よりも・・・?

SBIソーシャルレンディングには、SBIというネット金融の超大手のグループ会社ということもあって、SBIブランドによってその信用力が高くなっています。

そのためか、貸付先の情報云々ではなく、SBIソーシャルレンディングが募集しているからといった理由で投資家が集まっているような気がしました。

はっきりいって今回募集されたファンドの貸付先は、情報がほとんどない感じです。

むしろ情報がないどころか、不安要素があると思ってしまうようなところさえ見えてきます。

それでも、募集が始まったらすぐに募集金額の上限に到達でした。あっという間に、投資家が投資をしたというわけです。

はっきり言って今までと変わらないといわれてしまえば、その通りなのかもしれないという感じです。今のところ、ソーシャルレンディングの情報開示の姿勢は、ソーシャルレンディング業者の不正を阻止する目的といった感じで、投資家が投資の判断に使うといった感じではないのかもしれませんね。


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