資産運用を始める前に、なぜ資産運用をするのか、その目的についてちゃんと考えてみませんか?
資産運用の目的をきちんと把握しておかなければ、きっと資産形成はうまくいかないで終わってしまうことになると思います。
なぜ貯金するのでしょうか?
収入が入ったら、なんとなく貯金。とりあえず貯金をしておかないといけない。無駄遣いをしてはいけない。
将来が不安だから?老後の生活資金を蓄えとかないといけない?入院など突発的な支出に備えなければいけない?
貯金の目的って、はっきりしているようで実にぼんやりしています。
まとめてしまうと、ほとんどのケースで「周りが貯金しているから、私も貯金する。」という話で理解できてしまいそうです。
本当に貯金は必要なのでしょうか?
日本の医療制度や年金制度は何気によくできています。
年金制度が破たんするなどと言われていますが、おそらくそんなことになる可能性はかなり低いことと思います。
そもそも、日本国憲法には、生存権があり「人間が人間らしく生きる権利」を国は保障することとなっています。
つまり、年金制度をとくに理由もなく破たんさせて、国民が生活できなくなるような制度にしてしまっては憲法違反となります。
つまり、極端な話、貯金をしなくても、私たちの最低限の生活は国によって保障されているということもできなくないわけです。
なのになぜせっせと貯金するのでしょうか?
なぜ投資をするの?
老後の生活資金を稼ぐため?資産を大きくするため?
投資をしないとみんなに出遅れてしまうから?みんなが投資をやっているから?
本当にそうなのでしょうか?
老後の生活費としてどのくらいの資産を用意しないといけないのでしょうか?
3000万円とか1億円とか言われているけど、本当にそんなお金が必要なのでしょうか?
ズバリ言ってしまえば、金融機関の口車に乗せられてはいませんか?ということを問いたいです。
そもそも投資をする目的は、資産を大きくするためと考えることは間違っていると思います。
もっと言えば、資産を大きく育てることが間違っているわけではないけれど、資産運用の目的達成のために、資産を大きくするというのが正しい理解です。
資産運用の本当の目的って何でしょうか?
資産運用の本当の目的は、『不労所得』を得るためです。
収入にはいくつかのタイプが存在します。
体と時間を使って働いて稼ぐこと。技術やノウハウを提供することで稼ぐこと。
自分の知恵を人に利用させて稼ぐこと。そしてお金を提供することで稼ぐこと。
この中で、知恵を使わせることと、お金を提供することは、自ら動いてお金を稼ぐのではなく、他の人が動くことでお金が入るため、『不労所得』と呼ばれています。
そして、この『不労所得』を得る手段のお金を提供することは、誰にでもできる方法です。
このお金を提供することを、私たちは『投資』と呼んでいるわけです。
投資つまり資産運用は、不労所得を得るために行う行為なのです。
そして投資でお金を稼ぐためには、その道具である『お金』がたくさんあった方がより稼げるようになります。
なので、資産を大きく育てることが、大切になってくるわけです。
勘違いしてはいけないのは、最終的に資産を切り崩しながら生活費として使うというのは、本来の資産運用の目的ではないという事です。
大きく育てた資産から得られた収益を生活費として使う。
と考えることが、資産運用の目的なのです。
0コメント