Q.今年入社した会社で確定拠出年金に加入するのですが、どの商品を選べばいいのかわかりません。

ここ数年で、イデコと呼ばれる個人型の確定拠出年金の認知度が上がっています。また、確定拠出年金には、企業型と呼ばれる会社で加入する確定拠出年金もあります。

企業型の確定拠出年金とは、ざっくり言えば、将来退職金または年金として受け取ることができるお金を会社任せではなく自分で運用するという制度です。

つまり、その積立金の運用を従業員が自ら投資商品を選択して運用することになるのですが、投資に詳しくない人にとっては、何を選んでいいのかわからないことでしょう。

さらに、これまでお金についてまともに勉強してきたことのない新入社員ともなると、より何が何だかわからないことと思います。

ズバリ言えば、わからないまま投資をするなんて危険です。

確定拠出年金のメリットは、確実に長期投資ができるというところです。

長期間運用する長期投資は、かなり高い確率でそれなりのリターンをもたらしてくれる非常に堅実な運用法です。

つまり、確定拠出年金を使う時には、それなりにリスクのある投資商品を使うことがベストといえます。

しかし、「なぜ長期投資が有効なのか説明できますか?」と問われたときに、答えられないようであれば、あえてリスクのある投資商品を選ばない方がいいでしょう。

というのも、株式投資で莫大な資産を築き投資の神様とも言われているウォーレン・バフェットが、『リスクとは、 自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。』といったように、良くわかないものに投資をすること自体がリスクであると考えるからです。

つまり、その投資商品がどのくらいのリスクを持っているかどうかではなく、投資をよくわからない状態で投資を行う事自体がリスクだと言っているわけです。

という事で、投資というものをよくわからない状態で確定拠出型年金を利用するならば、『定期預金』や元本割れの可能性が少ない『保険商品』を利用した方のが無難だと思います。

投資特に金融商品のリスクについて勉強をしてから、投資信託などの利用を考えよう。

確定拠出年金のメリットが、投資信託などの運用商品で利用することにあることは間違いありません。定期預金や保険商品では、確定拠出年金のメリットを最大限に生かせないでしょう。

定期預金では、ほとんど積立てた額と同程度にしかなりませんが、投資信託を使うことで、20年、30年と時間をかけることで、積立てた額が何倍にもなっている可能性があるからです。

しかも、個人的にはその可能性はかなり高いものと考えています。

しかし、その何倍にもなるメリットを生かせるかどうかは、先ほども言った通り、リスクというものをどの程度理解しているのかがとても重要なことだと考えています。

例えば、20年かけて積立てた額の2倍にまで成長したとしても、退職するときに、リーマンショックのようなことが起り、その資産が半分以下になってしまい退職後の計画が崩れてしまう。

「あと1年退職するのが早かったら・・・。」なんてことになってしまう可能性もないわけではありません。

というよりもこれは想定はしておくべきことでもあります。これがある意味リスクを理解するという事です。リスクを知らずに、今ある資産をいつまでもあると思ってしまうことは、リスクを取ることよりも危ないことです。

だから、リスクを理解できるまでは、リスクのある金融商品には近づかないようにした方がいいというわけです。

リスクについて理解が深まると、使うべき投資商品は株式になる。

リスクについて勉強をした前提の話です。

投資の勉強を進めると、投資信託には、株式に投資するもの、債券に投資するもの、不動産に投資するものなどがある。

また、株式だけに投資するのではなく、債券など複数の資産に投資している投資信託もあるという事を知るようになるかと思います

しかもそのように複数の資産に分散して投資する投資信託は、分散投資をすることでリスクを抑えることができるので、とてもいい商品だと思う事でしょう。

しかし、結論から言えば、確定拠出年金で利用したい投資信託は、株式のみに投資する投資信託です。できれば日本だけでなく世界中の株式に投資する投資信託が個人的には合っていると思っています。

詳しい説明は省きますが、確定拠出年金のメリットは半強制的に長期投資をするような仕組みになっているので、長期投資ができるのであれば、短期の値動きなどは無視して、長期的に最も高い収益率が期待できる投資対象を選んでいいものと考えています。

複数の資産への分散投資は基本的には『短期のリスクを軽減』するためのものです。長期投資が前提で運用する場合、分散投資のリスク軽減はそれほど意味を持たない事でしょう。

むしろ、短期のリスクを意識しすぎて、分散投資することで株式投資で本来得られるはずだったリターンを軽減させてしまう可能性があります。

ということで、長期投資前提の資産運用である確定拠出型年金で使うべき投資商品は、全世界の株式に投資をするインデックスファンドをお勧めしたいところです。

ちなみに、全世界に投資をする理由は、日本が経済成長することよりも、世界経済が成長することの方が想像することが容易だからです。

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