老後の年金、介護、入院などに係る治療費、などなどお金に関する不安を上げたらきりがないです。
しかし、お金に関して大して不安を感じていない人もいます。一般的には『お金持ち』といわれている人などは、まさにその典型例でしょう。
お金持ちのように『お金の不安をなくす』ためにはどうすればいいのでしょうか?
お金持ちだからといってお金に不安がないわけではない?
よく勘違いされていることですが、お金持ちだからといってお金に不安がないわけではないという話があります。
「今の収入を維持できなかったらどうしよう?」「今ある資産が失われたらどうしよう?」といった、現状が今後も維持できるのだろうかという不安や、「死んだ後の相続で子供たちがもめないだろうか?」といった、お金持ちならではの悩みというのもあります。
結局私たちは、私たちが考えている以上に、お金という存在に縛られているわけです。
お金持ちになるためには、運次第なのでしょうか?
「高収入の仕事に就くことができた」「たまたま始めた事業が運よく当たった」「株式投資で大金をつかんだ」「宝くじがあたった」
といったように、お金持ちになるための重要な要素として運というものが影響していることは間違いないです。しかし、どうやら運だけではお金持ちにはなれないようです。
『悪銭身に付かず』とはよく言った言葉ですが、悪銭とはいえなくとも「宝くじで大当たりした」から大金持ちになりましたという人はあまり聞きません。
億円単位の宝くじが当たれば、それは世間的には大金持ちでしょう。しかし、そのお金は使ってしまえばどんどん減っていくことになります。
そしてなにより人はお金が減っていくことに恐怖を覚えお金が使えなくなってしまうといいます。
正直言って、お金の不安を抱えたお金持ちに魅力はありません。少ないお金でも、今の生活が維持できればいいやと、満足できている人の方が魅力的ではないでしょうか。
お金の不安を抱えていないお金持ちになるために、原理原則はあるのでしょうか?
お金持ちに共通する原理原則?
お金持ちに共通する原理原則として考えられていることとして、お金のコントロールが上手いという点です。
お金がコントロールできている。つまりお金に支配されているのではなく、自分があってお金があるという付き合い方ができているというわけです。
その方法が、実は『バビロンの大富豪』という本で示されています。
世の中のお金持ちと呼ばれる人は、様々な方法でお金持ちになっています。
事業を始めてお金持ちになった人。先祖代々の資産を受け継ぎお金持ちになっている人。株式投資等の投資によってお金持ちになった人。そして、どこにでもいるようなサラリーマンから不動産投資などを行ってお金持ちになった人。
かれらに満遍なく共通していること、それは『収入から貯蓄をし、貯蓄したお金を使って投資を行い、お金を生む資産を育ててきた。』ということです。
お金を生み出す資産があるから、お金を使ってしまっても、またお金が入ってくるという余裕も生まれます。つまり、お金の不安から解消されることにつながっていることは間違いないわけです。
お金持ちとは、「ただ大金を所持している」わけでもなく、「高収入である」というわけでもないというわけです。『大きな収益を生み出す資産を保有しているかどうか』が重要なポイントということです。そして、その『収益を生む資産を育てるために、収入の一部を必ず貯蓄している』というお金の流れの仕組みを持っていることです。
お金をコントロールする仕組み作りができるかどうかが、お金持ちかどうかの大きな違いだったというわけですね。
さっそく仕組み作りを始めてみよう!
お金の不安から解消されるためには、お金を持っているかどうかではなく『お金をコントロールする仕組みづくり』にあることがわかりました。
思い立ったが吉日、さっそく仕組みづくりを始めてみることをお勧めします。
毎月の収入の把握。そしてその中から、お金を生み出す資産を育てるためにどの程度の割合を貯蓄に回すか?
ちなみにこの貯蓄は、一切使うことのない貯蓄です。使えるのは、この貯蓄から生まれた収入だけと考えることにします。もし、旅行や学費など将来高額の出費があることを想定している場合には、その貯蓄は別口座で行った方がいいでしょう。
このように、お金をコントロールする仕組みづくりをまずは整えることがとても重要です。
これは、『お金を生み出す資産を育てる方法よりもずっと大切なこと』です。
お金のコントロールができれば、お金を生み出す資産を育てるのは、そんなに難しく考えなくても、自然といい感じにできてくるのではないかと思います。
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