知能が高い人ほど投資で成功できる?いいえそれ間違っています。

特に投資初心者ほど、投資には経済を先読みするような能力が必要だと考えている節があるようですが、実際に投資を10年以上かけて行ってきて、また投資でそれなりのリターンを得ている中で感じているのは、まったく違うことです。

投資に必要なのは、知能などの能力よりも精神力だということをしみじみと感じています。

投資ではIQよりも精神力の方が大切だと、バフェットも言っています。

『25以上のIQがあれば投資での成功は頭の良さとは何ら関係ない。それなりの頭があれば、投資で必要なのは多くの投資家を失敗に陥れる衝動をコントロールできる気質だ。』

上の言葉は、投資の神様ともいわれているウォーレン・バフェットの言葉です。バフェットは多くの投資家の憧れの存在でもあります。

バフェット本人が書いた本はありませんが、多くの投資家や評論家などがバフェットの投資法について分析、考察し、本にしています。

そのバフェットが、投資に頭の良さは関係ないといっているわけです。

なぜ投資に頭の良さは関係ないといえるのでしょうか?

市場は集団の知となっていて、まるで神がそこにいるようです。

投資といえば、株式投資が思いつきますが、株式は通常株式市場を通して購入することになります。

しかし、株式が購入できるということは、株式を売る人もいるわけで、買う人の思惑と売る人の思惑が交差している場所でもあります。

例えば私が買った株式を売った人はだれか?百戦錬磨のプロか、それとも最近株式投資を始めたばかりの素人か?

もしバフェットのような百戦錬磨のプロが相手だったとしたら、私たちはその相手の思惑以上のことを見抜いているといえるのでしょうか?

実際に株式取引をしていて、その取引の相手が誰なのかはわかりません。

しかし、世界中の買う人と売る人たちが取引する中で平等につけられた価格であることは間違いないでしょう。つまり、今回株式を買った私という存在は、世界中の株式投資家が考えた価格という集団の知恵と戦っているというわけです。

個の知恵が集団の知恵にかなうのだろうか?

これはほぼ無理なことだろうなというのは直感的にもわかることでしょう。集団の知というのはある意味神がかっています。アダムスミスも、「神の見えざる手」と表現しています。

一部の人間が支配する社会よりも、集団でつくる社会。いわゆる民主主義というシステムがこれほどうまく世界中で機能しているのは、まさに集団の知の力なのでしょう。

この集団の知にはかなわないという考え方が、いわゆる金融理論でいうところの効率的市場仮説というわけです。

個人の知がかなわない場所で知恵で対抗するのは無駄?

金融市場は集団の知が上手く機能していて、非常に効率的であるために、一個人が市場を出し抜いて儲けようというのがほぼほぼ不可能な世界になってしまっています。

つまり、難しいことをあれこれ考えるのは、市場に任せてしまったほうのがいいのではないかというわけです。個人は市場を利用するのみで、市場の考えに無理に逆らうことはないのでしょう。

その考え方から誕生した投資手法が、インデックスファンドです。

金融市場というのは、個人の知識がかなわない世界になっています。その相手に知恵勝負をしたところで勝てると思いますか?私は思いません。

なので、知恵で勝負しようとするのはやめてしまった方が楽ですよといいたいわけです。

知恵がだめなら一体何で勝負をするのか?

市場は集団の知によって神のような存在になっています。

では、バフェットのような存在は神に優る神ということになるのでしょうか?

本当のところはどうかわかりませんが、おそらく違うと思います。バフェットが金融市場という神に優ったのは、バフェットのいうように知恵ではなく精神力によってなのでしょう。

金融市場は、集団の知が働き効率的に株式の価格を値付けしていると考えられますが、その集団を組織しているのは人であるというところが欠点です。

最近はAIとかアルゴリズム取引とか人の判断を介さないで売買する方法もあるといわれるかもしれませんが、そのプログラムを作成し、利用しているのは人である以上、それらにも人の心が反映されているのは間違ないないと思っています。

私も自動売買というものに手を出したことがありましたが、実際には私の心はその取引結果に大きく揺さぶられ、結局自動でまかせるなんてことは私には無理という経験をしました。

結局金融市場は、集団の知を形成しながらも、同時に集団の心も反映されているため、調子のいい時人は調子に乗り、調子の悪い時には異常に警戒するという傾向が出てきます。

その時、バフェットなどの著名投資家は市場と心で対峙することで、市場に勝る結果を残してきたのではないかということです。

結果が出ない時にもあきらめずに、市場とトコトン我慢比べをする。

調子のいい時に、調子に乗らず、浮かれ気分になるのを徹底的に抑制する。

心で戦うというのは、想像している以上に大変なことです。

今は頭で理解できていたとしても、いざその場になってみると、思ったようにできないものです。

市場で成功するための心の鍛え方?

心の鍛え方なんて、簡単な話ではないです。

ただ思うことは、自分の得意なところで勝負することじゃないかと思います。市場が荒れて自分の投資が上手くいかなくなっても、慌てず騒がず心落ち着てい投資が続けられる。

そういう方法を見つけられることが一番でしょう。

長期間買ったら放置する方法があっている人もいれば、適度に売買をしてリスクをコント―ロールしたほうのが安心する人もいます。

どれが正解というのはおそらくないのでしょう。

いろんな経験を重ねていろんな失敗をして、その中で自分がどんな気分になったか、投資が嫌に感じなかったかを考えて、最も落ちついて投資ができる方法を探っていくしかないと思います。

唯一の投資の成功法則があるとすれば、金融市場から決して全面撤退をしないということではないでしょうか。

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