地味にイケてる?個人向け国債。

個人向け国債という金融商品はご存知でしょうか?

あまり目立つこともなく、「個人向け国債を買っています!」という人もあまり聞いたことがありません。

地味ではありますが、そこそこいい感じの個人向け国債ってどういう商品なのでしょう。

国のお金を貸す国債の個人向け?

国債とは、国が発行している債券のことです。つまり国の借金ということになります。

そして国債を保有している人は、国にお金を貸している人ということになります。

国債を発行している国は、日本だけでなく、世界中の国が発行しています。数年前に欧州金融危機が起こった時に話題となったのは、ギリシャの国債がデフォルトといわれる返済ができなくなる状態になったからでした。

国であっても倒産する可能性があるという良い例でした。

このように国が発行してる債券を国債といい、日本が発行している国債の中でも、個人向けに販売されているのが個人向け国債というわけです。

ただ、名前が個人向けだからといって、個人しか買えないわけでもなく、企業などの法人も買えることになっているようです。

安全安心の国債?

先ほどのギリシャのように、国債であっても絶対に安全というわけでもないところはあります。

しかし、お金を貸すことの安全性の尺度としては、国に貸すことがもっとも安全だと考えられています。

だいたい国が潰れるようなことが起きてしまったら、個人だろうが、企業だろうが、その国にいる人みんなが大打撃を受けることになるだろうなということは、容易に想像できますよね。

国が健全であることが、私たちの生活の基盤であることは間違ないです。

ということで、国債は他の資産よりも安全というのが、今の社会の前提になっているわけです。

それに国債の価格や金利は、他の金融資産の評価額を考えるときの基準になっていたりもします。

国債の金利は、リスクフリーレートとしてもつかわれ、リスクが0の場合の金利がこのくらいなのであれば、リスクを持つ資産の金利はこのぐらいになるのではないか?といった感じで金融商品の評価を考えたりしているわけです。

たとえば、リスクがない国債の金利が0.05%だとしたら、国債よりもリスクが高い企業の債券である社債は、1.0%ぐらいは欲しいかな?

株式のように価格変動もあるリスクの大きい資産の場合には、5%ぐらいほしいかな?

といった感じです。

このように、国債の金利を基準としてリスク資産の収益を考えるのは、今の金融商品の基本の考え方になっています。

国債は、『リスクがない』ぐらい安全?

少なくとも、他の資産よりも元本割れするようなリスクはほとんどないといえるわけです。

個人向け国債の何がイケているのだろうか?

地味な個人向け国債。でもその商品性は他を上回るものがありそうです。

①安心安全

国の債券であるため、元本割れの恐れがほとんどなく、利息の支払いも確実に受けられると考えられることです。

なにせ国といえば、円という通貨を発行しているといえるような存在です。つまりは、利息の支払いや元本の償還があれば、単純に新しいお札を刷ればいいよね。

なんてことも言えなくもないですよね。

②満期前に現金化しても損失0で済む可能性あり

『発行後1年以上経過したら、額面1万円単位での中途換金が、すべての商品で可能です。』

財務省ホームページより

個人向け国債を買ってから、1年過ぎれば元本割れはなしってことです。

債券を満期前に現金化したい時は通常『売却』という手段を使います。ただし売却の場合、買った時の価格よりも安く売ることになる可能性も出てくるので、最悪損失となる恐れもあります。

ですが、個人向け国債の場合は、銀行の定期預金のような『中途換金』という制度があり、額面通りで現金化できます。

しかも、1万円単位で換金できると、換金の自由度の高さもいいところです。

③少額から購入可能!

個人向け国債の最低購入金額は1万円からとなっています。

購入の最低金額が大きくて購入できないといった心配もないですね。

④毎月発行

債券を購入したいと思っても、その債券が発行されなければ、既存の債券をすでに保有している人から購入するしかありません。そうなると額面金額よりも高く売られることもあります。

なので、債券が発行されるタイミングが多いことはそういう心配がないというメリットがあります。

個人向け国債は毎月発行となっていますから、毎月積み立てるように購入することもできるし、あとで買おうかなという気持ちの余裕も持てるわけですね。

「なんか地味だけど、意外と使い勝手が良さそうだぞ?」と思えてきませんか?

個人向け国債恐るべし、なんか地味に良さそうだぞと思えてきます。

なぜあまり知名度がたかくないのだろうか?と不思議に感じるくらいです。

一番恐ろしいところは、個人向け国債に似た金融商品で、銀行の定期預金や、生命保険の養老保険といったところが思いつきますが、これらよりも個人向け国債の方が金利が上であることが多いということです。

国債の金利は、リスクフリーレートといって、リスクが0の場合の金利の基準としてよく使われているという話をしました。

つまり、リスク0の個人向け国債より、個人向け国債よりリスクがある企業の金融商品の方が金利が低いことになっているというわけです。

正直不思議な話だと思いませんか?でもこれが現実に起こっているわけです。

こうなってしまう大きな理由は、個人向け国債という商品を知っている人があまりいないことや、商品性を説明できる人が周りにいないことによるのではないでしょうか?

挙句の果てに、「国は膨大な借金をしているから国債なんて危険です。銀行預金に預けましょう」なんていう人も周りにいるかもしれません。

国の財政がパンクしたら、銀行の財務はどうなるのだろうか?という発想はでてこないのかななんて思わなくもなかったり?

個人向け国債は、意外と安全性もリターンも使い勝手もメリット多し?

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