バフェットが投資で失敗?バークシャーが赤字に。

投資の神様ウォーレン・バフェットの経営するバークシャーハサウェイが昨年10-12月期の損益が過去最大の250億ドル(約2兆7700億円)の赤字になったようです。

これは、バフェットの投資家としての力が衰えたことを意味するのだろうか?

バークシャー・ハサウェイ過去最大の赤字⁉

昨年10-12月期の純損益が過去最大の250億ドル(約2兆7700億円)の赤字ということですが、その大きな原因と言われているのが、昨年後半の株価の急落と言われています。

昨年10月からの株価下落といえば、NYダウで見ると10月1日に26,951ドルから12月24日の21,712ドルという、率にして19.4%下落という近年まれにみる大きな下落相場でした。

バフェットのバークシャー・ハサウェイもそのあおりを受けたようです。

実は、バークシャー・ハサウェイの事業としての業績は好調のようで、事業としての利益を意味する営業利益は、前年同期比71%増加しているそうです。

つまり、事業会社としては順調だったのに、投資の方があまり芳しくない結果となってしまい。大きな赤字になってしまったということのようです。

バフェット投資家としての神通力も落ちてきたのだろうか?

バフェットは、意外と失敗が多い?

バフェットといえば、投資の神様ともいわれ、投資で世界第3位の資産を築いたすごい人といわれています。それだけ聞くと、投資で失敗することなんてないんだろうなと思われるかもしれませんが。

実は、意外と失敗経験は豊富なようです。

例えば、今経営している会社バークシャー・ハサウェイへの投資が、まさに失敗事例だったと言っています。また、最近だとIBMへの投資が失敗だったと認めています。

今回のバークシャーの数字が悪くなったことも、「クラフト・ハインツを巡り、いくつかの点で判断を誤った」と答えたそうです。

このように、意外としょっちゅう「失敗」という言葉を口にしています。

しかし、失敗を繰り返しながらも、常に次を見据えて投資を考えているところがあり、その姿勢は見習わなければと思っています。

今回投資で赤字になってしまったわけですが、まだまだ投資の意欲は衰えていないようで、「引き続き巨額(エレファント・サイズ)の買収案件を望んでいる」と言っているようです。

今回過去最大の赤字になったと言っても?

投資で過去最大の赤字になるというのは、実は成功している投資家にとってはごく当たり前のことなのです。

たとえば、1,000万円で20%の損失はいくらでしょうか?

そうです。200万円です。

では、1億円で20%の損失はいくらになるでしょうか?

当然、2,000万円になります。

この違い分かりますか?

投資による利益や損失というのは、金額ではなく、率で考えます。

実は、この率で考えるという頭の使い方は、投資をしていくうえでとても重要なことです。

つまり、投資する資産の規模が大きくなればなるほど、損失を出すときの金額は大きくなっていくことを意味するわけです。

今回バークシャーハサウェイが過去最大の赤字になったとニュースになっていますが、それはあくまで金額で比較してのことのようなので、率にすると様子が変わることがあります。

実際に、バークシャー・ハサウェイの総資産は、2008年から10年後の今を比べると、3倍近くになっています。

そう考えれば、投資での損失額は10年前から3倍ぐらいになったとしてもおかしくはないといえなくもないですよね。

バフェットは、虎視眈々と投資のタイミングを見計らっている?

バークシャーといえば、最近話題になっているのがバークシャーが保有している現金が増えているという話です。

バフェットは、割安な投資案件に投資する投資戦略、いわゆるバリュー投資として有名です。

バークシャーの現金残高、つまりキャッシュポジションが増えているということは、割安な投資案件が減ってきていることをイメージさせる現象です。

有名なのはITバブルの時に、世界がITに沸いて、ITを連想させる企業というだけで株価が上がる状態だったといわれていますが、この時もバフェットのキャッシュポジションが増えていたそうです。

当時バフェットは、IT企業への投資を行わなかったために、運用成績で他社に劣るようになっていき、ITについていけない投資家として時代遅れになったなどと言われていたそうですが。

今振り返ってみれば、その後ITバブルが起こり株式市場が大暴落に見舞われたことを考えれば、その時のバフェットの判断は正しかったということでしょう。

バフェットのキャッシュポジションが増えるときというのは、バブルがはじける前なの?と思ってしまうところです。

それが本当かどうかは後になってみないとわからないことではありますが、現在の株価は企業の実態に比べて割高になっているということは言えそうです。

18年に大型M&Aが無かったことについてバフェットは、「買収価格がとてつもなく高かった」と言っていたそうです。

大型買収をするわけではなくても、近年は株価が割高になっているという雰囲気は十分にあるように感じます。

だからと言って株式を買ってはいけないというわけではないけれど、割安な投資を好むバリュー投資家にとっては、今みたいな期間は、きつい時期ですよね。



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