コスト削減は、投資のパーフォーマンスを上げる最も確実な方法⁉

投資のパフォーマンスを上げるために、どんなことをしたらいいのか?

その確実で最も効果的な方法は、「運用に係るコストを減らすことにある。」というのはもう常識です。

そもそもインデックスファンドが一般投資家にとって最も最良の手段だといわれているのも、そこに理由があるからです。

インデックスファンドの神髄⁉

インデックスファンドが一般投資家にとっては、最良の投資先と言われています。

一般投資家ということは、一般ではない人はインデックスファンドよりもいい投資方法があるというのか?といわれると、それはあると思います。

一般投資家ではない人の具体的な例としては、人生の多くの時間と労力を投資にかけられる人ということでしょう。

たとえば、バフェットのように人生のほとんどを投資のために費やすことのできる人などが、それに当てはまると思います。

あとは、たまたまとてつもない幸運をつかんだことによって成功した人、こういうケースも「たまたま」という普通ではない条件に当てはまった人ですから、一般投資家とは言えないですよね。

このような人たちは、ごく一部でしょう。

それ以外の、例えばサラリーマン投資家などは、仕事に多くの時間と労力を割き、片手間的に投資を行っていることがほとんどと思われるため、一般投資家ということになることでしょう。

一般投資家におすすめのインデックスファンド。

その神髄は、徹底した低コスト運用にあります。

インデックスファンドの運用コストが低いということは、すでによく知られていることですが、そのコストが低いということが、なぜそんなにも重要なのでしょうか?

運用のパフォーマンスを上げるために、徹底的にコストを削れ!

株式市場を例にして単純な考え方で考察すると。

株式市場で得られる運用利回りは、年7%前後と言われています。

これは、株式市場の長期間で計算した平均的パフォーマンスと考えられているので、もっとうまくやれば、ずっといいパフォーマンスだって出せるという意見もあることでしょう。

しかし、一般的な投資家がこの平均的パフォーマンスを上回ることはそうそう簡単にできることではありません。

平均的ということは、その平均以下のパフォーマンスに投資家の7,8割は入っていると考えてほぼ間違いありません。

つまり、平均を超えるためには、残りの3割に入る必要があります。

あなたは、株式市場という天才や株式投資ばかりやっている運用のプロたちがひしめく世界で、残りの3割に入れるだけの才能があり努力をしていると思いますか?

もしそうであるというのであれば、一般投資家の世界から飛び出てみるのもいいかもしれません。しかし、株式投資ばかりをやってはいられないということになれば、やはり平均値をマークできれば上出来ということになるはずです。

しかも、その平均値をマークすることが、インデックスファンドを利用すると、決して難しいことでもないという点も、また重要なポイントです。

そして、株式市場で得られる運用利回りが年7%だとすると、後はその利回りを減らさない努力さえすれば、パフォーマンスを上げられることになります。

それがつまり運用コストの削減ということです。

運用のパフォーマンスを上げる、確実で最も有効な方法は、運用コストの削減だというのは、そういうことです。

金融商品は、お金をかけたからと言って、いい商品とは限らない世界?

一般的な消費財などを見れば、高いものはやはりそれなりにいい商品であることが多いものです。

しかし、金融商品の世界では、『高ければいい』というのは、通用しない世界になっています。むしろ『高いことで、損する商品』というものの方が簡単に見つかるぐらいです。

先ほど、一般投資家でなければ、平均値以上の成績が出せるという話をしましたが、実は逆もあります。

投資の才能がある。努力をしている。人生の多くの時間を投資に割いている。という場合でも、平均値以下になる可能性は十分にあります。

それも当然です。平均値以上の人がいるということは、平均値以下の人がいなければ、平均値という概念自体が成り立ちません。

実は、投資のプロが運用しているといわれている投資信託の世界でも、平均値以上の運用成績で仕事ができている人はほとんどいないということを、いろんなところが調べて結果として分かっています。

しかし、そういった商品に限って、運用コストが高いことがあるというから問題です。

平均値以下のパフォーマンスの投資信託に、さらに高いコストを払って運用してもらっている。

高ければいいというのが通用しないとは、そういうことです。

だから、徹底的にコストを削減して、できるだけ平均値をマークすることに徹したほうのが、よっぽど効率がいいわけです。

具体的に言えば、低コストのインデックファンドを選べってことですね。

投資は徹底したコスト削減がカギ!

株式投資で運用しようと考えると、一生懸命投資する銘柄を探したり、財務分析をしたり、市場の動向を分析したり、チャートを眺めたりしても、ほぼほぼ『平均値という不思議な力』に吸い寄せられることになるといわれています。

ならば、平均的な利益を失わないために、運用に係るコストを徹底的に削減することに意識をしたほうのが、運用のパフォーマンスは上がることにつながります。

それでは、運用のコストを削減するその方法とはどんな方法があるのでしょうか?

一つは、低コストのインデックスファンドを購入することが挙げられます。

インデックスファンドを選んでいる時点で、平均値をマークすることがほぼ保障されます。

そして、そのインデックスファンドの運用コスト、つまり信託報酬手数料が低ければ、低いほどリターンが上がることになります。

つまり、低コストのインデックスファンドを選んで、保有し続ければいいというのが、低コスト運用の一つの方法として考えられます。

さらに言えば、株式市場で、株を買うように投資信託が買える、『ETF(上場投資信託)』は、低コスト投資信託の代名詞となっています。

さらに証券会社によっては、貸株サービスというのを行っていて、保有しているETFを証券会社に貸し出すことで、貸株金利を得られるというサービスを行っていたりします。

これを利用すると、実質信託報酬手数料を0にするどころか、逆に信託報酬手数料以上の金利を受け取ることができることもあります。

まさに超低コスト運用⁉といった感じですね。

もう一つは、自分自身でインデックスファンドを作ってしまうという方法も考えられます。

ほとんどの証券会社は、保有している株式等に管理手数料などをかけたりすることがないので、株式保有中はコスト0で株式を保有できます。

つまり、ETFなどのインデックスファンド以上に低コストにすることだって可能ということです。

信託報酬手数料が仮に0.1%であっても、運用資産が5,000万円あったら、年間5万円のコストがかかることになります。

このコストを0にできれば、それに越したことないですよね。

「自分でインデックスファンド作るなんてできるのか?」と思うかもしれませんが、実際そんなに身構える必要はないと考えています。

インデックスファンドがどういう視点でつくられたのかを何となくでもわかっていれば、できなくもないと思っています。例えば、NYダウという株価指数だって、30銘柄しか採用ししていません。

30銘柄程度なら何とかなるのでは?と思う人であれば、チャレンジすることをお勧めしたいと思う方法です。

なんにせよ、「低コストで運用する方法を考える」ということが、運用のパフォーマンスを引き上げるうえでとっても重要な視点だということを理解してもらえればと思っています。

『コスト削減は、削減したコストが、そのままリターンにつながる。』

ということです。

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