資産形成の第一歩、投資よりまず貯金計画が重要です。

資産形成の第一歩は貯金から始まります。

貯金ができず、資産形成は無理な話です。しかし、貯金といってもなかなかお金が貯まらないというケースも多々ありますよね。

そこで、資産形成を始めるにあたって、いきなり投資計画を立てるのではなく、貯金の計画から初めて見ることがとても重要です。

貯金をするのは難しい?

家計簿をつけて、支出を見直しても、「どれも必要そうで削ることなんてできない」と考えてしまいませんか?

それもそのはず、人というのは、一度上げた生活水準を逆に下げるというのは、とても大きな心理的抵抗を感じるものだからです。

今まで夫だけが仕事をしていて、夫の収入だけで生活していた家計が、突然妻も働くようになったことで、世帯での収入が増えたために、それまであまり買わなかったのを”つい”買ってしまったなんてことありませんか?

そしてその”つい”がそれだけで終わらず、その後も続いてしまって、もうやめることができないという感覚になったりすることありませんか?

こういった事例こそまさに、生活水準を一度上げてしまったがために、元に戻ることが難しくなった事例といえるでしょう。

また、こんな話を聞いたこともあります。

とある、女性特に主婦層をよく採用する業績に応じて給与が変動する歩合給の会社で、まさに主婦層の女性を採用した時の採用担当者が、あいさつの中で「あなたたちが働くようになることで、急に家計として使えるお金が増えることになります。しかし、その増えたお金で生活水準を上げるようなことは控えてください。できるだけ今ままで通りの生活を意識し、可能であれば貯金をするようにしてください。もし簡単に生活水準を上げたりすると、あなたがスランプなどで業績が上がらず、収入が減った時に大変なことになるかもしれませんから」と言っていたそうです。

人の欲とは恐ろしいものです。良いものを求め手にいれてしまうと、もう手放すことができなくなってしまう。次々にいいものを求める癖があります。

しかし、それは人の性であり、その性が経済成長に貢献することで、スマホやおいしい食べ物など、今こうして私たちが便利に生活できる環境を作り出しているわけです。

経済が成長するとは、そもそも人に欲があることによって成長しているというわけです。

そこで、その人の欲をうまくコントロールしながら貯金をしなければいけないわけです。

『人の性である欲をコントロールする。』

そう考えると、貯金が難しいのは、ある意味当然なのかもしれません。

人の欲をコントロールする方法?

貯金をするために人の欲をコントロールするなんて方法は、あるのでしょうか?。

そもそも欲をコントロールすることができれば、人は投資で迷うこそもなくなり、本当に投資で大儲けできてしまうかもしれない。

投資で最大の障害となるのは、人の心理であり、『欲』です。

知的で賢い頭脳や、鋭い直観力などよりも、ずっとずっと重要なことです。

そこで、最初から欲の範囲を狭めてしまうというやり方がとられるわけですが、それがよく言われる「給与をもらったらすぐ別口座に振り分けてしまう」という方法です。

給与の一部を別口座に移すことで、その移したお金をなかったものとみなすわけです。

すると、人はあるお金の範囲で生活しようという心理が働くといわれています。

たとえば、歯磨き粉がなくなってきて、絞り出している中、来週まで買うことができないという状況になれば、自然と一回の歯磨きで使う歯磨き粉の量を減らしながら、長持ちさせることを考えるようになるといった感じです。

つまり、給与を受け取ったら、すぐに貯金する分を別の口座に移してしまい、来月の給料日まで使える金額を制限してしまうことで、自然とその中でやりくりしようと考える環境にしてしまおうというわけです。

そのポイントとしては、貯金するお金を入れる別口座が、『引き出しにくい口座』や『普段残高が目につかない口座』といった特徴を持ち合わせていると効果的だと言われています。

例えば、イデコという制度などは、その代表例ともいえます。

リチャード・セイラーとキャス・サンスタインの『実践行動経済学(日経BP社)』という本では、401K(日本でいうところのイデコ)を利用することで、実際に貯蓄が貯まっている人が多いという結果が出たといっています。

節税だけでなく、こういったところからも資産形成と貯蓄を同時に行うことができる制度として、イデコは注目の制度といえるわけです。

効果的に貯蓄するために。

結局貯蓄口座を作り、生活費と切り離して管理するということが貯蓄を効果的に行うもっとも賢い方法だということがわかりました。

その具体的な方法として、イデコが挙げられますが、イデコでは使い方と運用の仕方に制限があるというデメリットもあります。

他には、証券会社に口座を作り、毎月一定額を貯金するという方法もいいのかなと思っています。

ただ、証券会社の口座は引き出すことが容易にできてしまうところもあるので、ある程度引き出さないで、我慢する必要もあるかもしれません。しかし、普通預金のようなキャッシュカードがなければ、引き出すとしても最終手段と考えることができるかもしれません。

日本で大資産家といえば、本多静六という有名な人がいます。彼こそまさに、この収入の一部を受け取ったらすぐ貯金するという貯蓄法を行っていた人です。

彼の場合には、4分の1貯金法といって、給料をもらったら、すぐにその4分の1を貯金してしまうといいうことを行っていたそうです。

正直この方法は、簡単なことではないでしょうね。相当の覚悟と努力が必要なことだと思います。

今までの話からだと、「貯金貯金と、我慢することばかりじゃないか!」と思うかもしれません。

でも、『貯金したものから収入を増やしていく。』これが資産形成の第2弾になってきます。

実は、貯蓄が増えると、収入が増えるという不思議なことが起こったりするものです。

しかし、これが現実に起こるようになってくると、4分の1貯金法で例えるならば、その貯蓄から生まれた収入のうち、4分の3は、使ってもいいということになります。

貯蓄して、収入を増やして、使えるお金を増やして生活レベルを少しずつ上げていく。

貯蓄することで生活が良くなるというこの循環を作ること、貯金をする目的はそこにあるということを念頭におきましょう。

さらにその先には、貯蓄が生み出す収入だけで生活ができるようになり、もっと先には、貯蓄が生み出す収入から生活費として使っても使いきれなくて、どんどん貯蓄が増えていく。雪だるま式に資産が増えていくという段階が待っています。

その段階がまさに『経済的自由』といえるレベルなのでしょうね。

先はとても長いですが、貯蓄をする目的として思い描いてみてもいいのかもしれません。

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