maneoももう終わり?新しいの金融サービスのリスク。

つい先日、またマネオファミリーから延滞のお知らせが届きました。

マネオマーケットはもう終わりなのか?行政処分を受けていこう、どんどんほころびが出始めました。

グリーンインフラレンディング、キャッシュフローファイナンス、ガイアファンディング、maneo、そしてついにクラウドリースでも大規模延滞が起こる流れとなりました。

正直、ヤバい雰囲気は漂っていましたが、ここまで酷いことになるとは。

業界最大手、運営経歴も長いということも、まったくもって企業の信用とは関係がないのだなということがよくわかりました。

maneoはなぜ信用力が高かった?

ソーシャルレンディングといえば、maneoというぐらいでした。

だれもmaneoの信用力を疑っていませんでした。今ではあり得ないことかもしれませんが、少し前までは、ソーシャルレンディング投資を始めるならば、maneoで始めることがいいと誰もが考えていました。

maneoの信用力が高った理由

① 業界最大手

maneoは、国内でソーシャルレンディングがはじまった初期の事業者であり、先駆者でもありました。そして10年という業界では比較的長い運営歴と、国内ソーシャルレンディングで最も投資資金を集めている事業者と言われていました。

その市場シェアは、ソーシャルレンディング業界全体の約半数と、圧倒的な市場シェアを有していました。

ここまで大規模に運営されていて、先駆者でもある。

これがmaneoの信用力を高めていました。

② 数々のベンチャーファンドからの出資

企業を起こすときに、株主という出資者から出資してもらうことになるのですが、maneoは、小規模な事業者によくある、創業者関係からの出資のみというわけではなく、数々のファンドなどからも出資を受けていました。

GMOフィナンシャルHD、SMBCベンチャーキャピタル、などベンチャーファンドで時々見かけるような有名企業からも出資を受けています。

GMOも東証一部上場の超大手企業、SMBCは三井住友銀行グループとこれまた超一流企業の関係社、この株主構成が、また変なことはやらないだろうと考えてしまうところです。

もっと言えば、これらのベンチャーファンドは、出資した企業が上場して、高くなった株式を売却して利を得ようと考えているのでしょうから、いずれは上場を目指す企業というイメージもあったわけです。

③ 数々のメディアに掲載

雑誌や新聞、いろいろなところでmaneoを見かけました。

ソーシャルレンディングといえばmaneoというのも、こういった知名度による影響も大きいと思われます。

maneoの終わり?

maneoファミリーのグリーンインフラレンディングで、大規模遅延の問題が起き、金融庁から行政処分を受けて以降、maneoをとりまく環境が激変しました。

問題が発覚した当初は、maneoだから大丈夫だろうという声も多かったのですが、いまではmaneoへの不満の声しか見なくなってきました。

特に疑問視されているのが、誠実さの欠如と思われるような行動です。

今回のクラウドリースの大規模遅延でも、メールでの遅延の報告はありましたが、ホームページ上では、なんのお知らせも出ていません。

なぜ何のお知らせも出さないのか不思議です。まるで、今回の遅延を隠そうとしているのではないかとさえ思えしまいます。

似たようなことは、グリーンインフラレンディングやガイアファンディングなどでもありました。

ガイアファンディングに至っては、大規模な遅延を発生させながら、新規の募集も行っていたというあまりにも不誠実な行動。

今回のmaneoの問題ではっきりと身に染みて実感したことは、金融の世界は『誠実』ということがとにかく大切だということです。

いわゆる『コンプライアンス』というものですね。

金融機関や金融商品を扱う業者を見極めるためには、ちゃんとコンプライアンスによる管理を行っているかどうか、しっかり調べてからでないといけないなと実感しました。

maneoに限らず、新しい金融サービスを始める事業者のリスクとは?

ここ数年で、新しい金融サービスが大きく普及しているのを感じています。

ソーシャルレンディング、クラウドファンディング、暗号(仮想)通貨、ネット家計簿、クラウド会計、ロボアドバイザー、スマホ投資、電子マネーなどのキャッシュレス決済などなど。

ほとんどのサービスが、フィンテックという言葉がそのカギのようです。

そして、こういったサービスが普及するにつて、私たちが忘れていた金融サービスのありかたというものも見えてきました。

今までの私たちは、お金を銀行に預け、何不自由なくコンビニなどのATMで引き出したり、定期預金にしたりということをしてきました。

クレジットカードを使って買い物をしたり、ネット証券で株式や投資信託の売買を行ったり。

さらに店舗のないインターネット上の銀行にお金を預けるということも、なんの疑問もなく行ってきました。

しかし、この当たり前のように行っていることが、実はとても大切なことをしてくれているんだということを実感しています。

つまり『誠実な業務』ということです。

お金とはいっても、実際に動かしているのは数字にすぎません。

ネット上でお金を動かしていると、そう感じることが多々あります。

つまり、その数字を正確に記帳し、大切に扱ってくれる。簡単なようで意外と細かく、面倒なことを当然のようにやってくれている。

金融機関とは、そういう仕事をしている人たちなんだと感じました。

日本では、口座維持管理料などが発生しないことが多いので、このお金の記帳をきちんとおこない、常に正しい残高になるようにしてくれているという作業に対してサービスを受けているという実感がほとんどないように感じます。

ですが、このことが本当はとても大切なことで、新しく金融サービスを始める事業者には、そういう細かなことをきちんとやれる会社なのかどうかということをきちんと見極めないといけない。

要は、これから私たちは、新しい金融サービスを利用するにあたって、そのサービスを始める業者が、『業務に対して誠実かどうか』ということにもう少し慎重にならなければいけないのかもしれません。


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