株式相場の流れが変わった? 評判のひふみ投信のパフォーマンスもガタ落ちか?

先日、ひふみ投信を運用している独立系の投資信託運用会社レオスキャピタルワークス㈱がマザーズ証券取引所への上場を予定していたが、その上場が取り消されたと話題になりました。

好調な投資信託を運用していた会社だけに、なんで?という感じもなくもありません。

さらに株式市場も急落続き、相場の流れは大きく変わったのかなという雰囲気です。

今回のレオスキャピタルの上場が取り消した理由は、「当社のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性について投資家保護の観点から深掘りすべき事項が発生し、平成30年12月20日開催の当社取締役会において、当該深掘りに時間を要するものと判断したことから、募集株式発行並びに株式売出しと、それに伴う上場手続きの延期を決議いたしましたので、お知らせ申し上げます。」といっています。

正直よくわかりません。とにかく今回の件は異例だということです。

詳しい内容はあまりわかりませんが、主幹事のみずほ証券が上場延期を決めたそうです。

ひふみ投信といえば、テレビ東京の経済番組、「カンブリア宮殿」などで取り上げられたことで、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

重要なひふみ投信のパフォーマンスも、基準価格が50,000円を突破するなど、当初からひふみ投信に投資していた人たちは、この10年ぐらいの間に、5倍以上になるという好成績を残すことができたわけです。

ところが、最近株式相場の潮目が変わってきて、その基準価格が大きく下落するようになってきました。

今年2月に基準価格が54,017円をつけてから、今ではほぼ40,000円程度にまで落ちてきています。

下落率でいうと、約26%となります。20%以上の下落は、株式相場でいうところの弱気相場入りといえる大きな下落です。

ちなみに、日経平均株価の同じ期間の下落率は約20%ぐらいです。

どうやら、今まで「ひふみ投信」の売りとなっていたインデックス運用を上回るパフォーマンスが、ここにきてインデックス運用に負けるようになってきた感じです。

テレビやマスコミの意見を聞いて、「ひふみ投信」の運用力に期待して「ひふみ投信」を買ってきた人は少なくないと思います。

ですが、株式市場が弱気相場に入った途端、インデックス運用以上に下落するというパフォーマンス悪化に、困惑している人もいるようです。

そもそも「ひふみ投信」の運用は、小中型株に多く投資するというハイリスクハイリターンの運用方法ですので、弱気相場が来れば、日経平均やTOPIXのような安定大型株を多く組み入れているインデックスよりも激しく下落することになるのは、最初から分かっていたことでした。

「ひふみ投信」というブームにも似た人気によって、こういった運用手法によるパフォーマンスへの影響ということをよく知らない投資初心者の方からすると、「評判の投資信託がなんでこうなるの?」と驚かれるかもしれません。

しかし、見る人から見れば、この結果は当然にわかっていたわけです。

「ひふみ投信」の正念場はここからです。

「ひふみ投信」の運用担当者も、今の運用方法が下落相場に弱いということは、重々承知のはずです。

だからこそ、キャッシュポジションを調整することで、その下落相場に対応すると、運用戦略にも書いています。

キャッシュポジションを調整するとは、弱気相場では株式よりも現金の保有割合を大きくして、相場の下落に巻き込まれないようにするという考え方です。

非常に合理的でわかりやすい。話だけ聞けばうまくいきそうだと考えてしまいますが、実践するのはそう簡単ではありません。

例えば、株価はすでに弱気相場といえる水準20%上の下落を達成しています。つまり、もうそろそろ下落は止まるのかもしれません。

そう考えると、今のこの時点で保有株式を売却して現金に換えることができるでしょうか?

もし保有株式を売却してしまえば、この後の反発という最もおいしい期間を取り逃してしまうという恐怖があります。

もし反発期間の最もおいしい上昇を取り逃してしまえば、またインデックスファンドにパフォーマンス負けしてしまうことになり、投資信託運用者としては非常に危険な賭けにもなりかねません。

結局のところ、相場でうまく立ち回ることは、頭で考えているよりも遥かに難しいというわけです。

「ひふみ投信」がこれからも小型株中心の運用を行うのであれば、いつかまたインデックスを超えるパフォーマンスを発揮することもあるかもしれません。

最終的には、運用担当者を信じるしかないというわけですね。

「儲けるとは、信じる者と書く」。

昔の人は文字やらなになら、本当にいろんなことを、よく考えているなと感じます。

ただし、「ひふみ投信」という選択が正しいか間違っているかは関係なく、「ひふみ投信」の運用担当者を信じられないのであれば、損得関係なく、すぐにでもすべて売却して、インデックスファンドへ切り替えるべきでしょうね。

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