投資信託で含み損が拡大!それでも手数料を取られつづけるシステムにもう懲りた。

投資信託には、信託報酬手数料という手数料システムがあります。投資信託の評価額が順調に推移し、含み益が出ているときはそれほど意識していなかったのだけれど、逆に相場が悪化し、評価額をだらだらと下げる局面が続くようになったら、急にこの手数料を負担することがバカバカしくなりました。

前回の『投資に興味を持ったきっかけと、初めての投資。』の続きの話です。

私が初めて買った投資商品は、投資信託でした。郵便局で販売していた、『野村6資産分配』と『日興5大陸債券』の2つです。

この投資信託を買い始めてしばらくの間は、まあまあ良かったです。

世間はそこそこ好景気、小泉政権から後を継いだ第一次安倍内閣の時代です。それまで本当にひどかった雇用環境も落ち着きだして、就職活動の環境も良くなっていた時です。

順調に推移する投資信託の基準価格を眺めながら、「なんだ、投資なんて簡単なものじゃないか」と勘違いしたものです。

最初に設定した通り、毎月積立で購入していました。ドルコスト平均法は、買付価格を毎月定額で購入するだけで平均値以下で買うことができるという素晴らしいシステムだと信じていたわけです。

ところが、そんな矢先に、『日興5大陸債券』の運用を行っていた、「日興コーディアル証券」が有価証券報告書の粉飾決算で、大問題になりました。

自分の投資信託は大丈夫なのかと当時不安になったのを覚えています。

しかし、投資信託という仕組みでは、運用元に問題が起きても、その投資信託に、運用元の経営状況自体が大きく影響を受けることはまずないため、『日興5大陸債券』の基準価格が大きく暴落するということもありませんでした。

そして、当時人生初の株式投資として「日興コーディアル証券」を買いました。

「大きく下落したんだから、反発するんでしょ?」という浅はかな考えでしたが、その憶測は上手い方向へ動いてくれて、「日興コーディアル証券」を米国の大手金融機関である「シティグループ」が買収するという話が出てきて、人生初株式投資は、利益を手にすることができました。

ですが、この経験によって、のちにJALで失敗することになります。

投資信託の話に戻すと、投資信託を買って順調だったのは最初の頃だけでした。

この後、あの有名なサブプライムショックとリーマンショックが来ることになり。

私が買っていた2つの投資信託、そして最初の取引に成功していい気になって買っていた株式が、軒並み相場の暴落に巻き込まれていくこととなりました。

人生初の大暴落です。

この経験は、今思うととても貴重なものだったと思っています。暴落にいかに対処できるか、これを考えることなくして、投資でうまくいくことはないということがよくわかったし。

大暴落という人生に何回あるかわからない事件でどんなことが起こるのか、雰囲気がどんな風になるのかを投資を始めた比較的最初の頃に経験できたのですから、ある意味運がよかったとも思っています。

当時の含み損を含めたトータルでの損失は、数百万円になっていました。会計事務所で働いて稼いだお金の約2年分ぐらいが吹っ飛んだわけです。

そのような中で、投資信託に対して思ったことが、「この人たち(投資信託を運用したり、販売したりしている人たち)は、顧客がこれだけの損失を負っていても、きっちり手数料を取っていくんだね。顧客よりもこの人たちだけが儲かっているなんて、なんか悔しいな」という考えでした。

損失を出している投資信託から、さらに信託報酬手数料として数万引かれている。

(当時の信託報酬手数料は、たしか1%を優に超えていたような気がします。そうすると、100万円預けると、年間1万円以上の手数料が引かれていることになります。)

そう考えると、投資信託という商品で投資をすることが馬鹿らしく思いました。

しかもいろいろ調べてみると、インデックスファンドという信託報酬手数料が格安で、運用成績は平均値を確実にマークできる投資信託があることもわかり、なおその投資信託に支払っている信託報酬手数料がもったいなく思えてきたわけです。

この感覚上手く伝わっているのだろうかと思いますが、おそらく順調に投資信託の基準価格が上がっているここ数年で投資を始めた人には、わかりずらい感覚なのかもしれないな、と思わなくもありません。

この経験によって、投資信託は、基本的には低コストのインデックスファンドを選んだ方がいいと思うようになったわけです。

そしてインデックスファンドであっても信託報酬手数料が取られている。資産規模が増えるにつれて、インデックスファンドでさえも無駄になる可能性は大いにありそうだと考えるようになっていきました。

だったら、信託報酬手数料のかからない、自分流のインデックスファンドを作ってしまったほうのがいいのではないだろうかと思うようになったわけです。

というのも、自分が損失を抱えながら保有していた固有株式のポートフォリオのパフォーマンス、特に値下がりする時のリスクが、インデックスファンドとそう大差ないことに気づいたからです。

そして、当時保有していた投資信託、野村6資産分散と日興5大陸債券はすべて解約し、違う運用方法で運用するための資金として使おうと決めました。

どうやら投資信託は、メインと運用先となるような商品ではないと思うようになったのはこういう経験から来たものでした。

㈱あせっとびるだーず 代表取締役、CFP 田仲幹生

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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