先日、またもガイアファンディングで延滞発生というメールが来ました。その前には、キャッシュフローファイナンスが、総投資額の半分以上が延滞になるという事態が発生したばかりです。
どうも雲行きが怪しいというか、ここ最近ソーシャルレンディングに投資をすることが怖くなってきました。
マネオマーケットの行政処分以降、マネオファミリーでの延滞騒ぎが増えてきました。
どうも行政処分を受けてから雲行きが怪しくなったというか、急に延滞が増えているという状況に、不安な気持ちになります。
今まで、あまり問題が発生しなかったのに、なぜ?
しかも行政処分を受けてから急に増えるというのは、業務運営の仕方になにか問題があったのだろうかと思ってしまいます。
そこで、なんとなく想像することとして、行政処分を受けてからリファイナンスをやめたから?なのかなと思うわけです。
リファイナンスとは、一定の期日に返済することを約束して借入をするわけですが、その期日に借り入れを行った目的が達成できず返済資金ができなかったため、再度借入を行って、最初に借りた分を一度返すという方法です。
これは別に悪いことではないです。企業などの銀行融資などでも普通に行われているのを見かけます。
ましてや建物建築などにかかる借り入れとかは、天候や不測の事態によって作業工程が遅れるなどは普通に考えられることなので、別におかしなことでもありません。
でも、どうやらマネオマーケットは、行政処分を受けたことで、このリファイナンスを取り扱わない。もしくは、リファイナンスの取り扱い基準を厳しくした可能性もあるのかなと思うわけです。
その結果、リファイナンスできなくなったことで急に延滞がちょくちょく発生するようになったのではないかと勘繰っています。
逆に言えば、いまマネオマーケットで延滞が起こっている業者は、今までリファイナンスの案件を多く取り扱っていた可能性があるのかもしれないというわけです。
リファイナンスと金融詐欺でよく行われるポンジスキームは、似ているところがあります。
ポンジスキームは完全にアウトです。
安愚楽牧場、みんなのクレジット、などなどほとんど悲惨な結果になっています。
今話題のメルカリも、ほぼポンジスキームみたいなものです。
そこで、ポンジスキームにならないようにリファイナンスの条件を厳しくしたというのが背景なのかなと思うわけですが。
その条件変更は、かなり危険を伴います。
貸し付けた先は、銀行などから融資をうけることが厳しく、マネオマーケットに頼ってきた可能性があります。
そして、マネオマーケットを使って借入をすることができたが、期限内に資金不足により返済が行えない。
そしてリファイナンスも行えない。
となると、残された道の中で、『デフォルト』という可能性が色濃くなってきます。
つまり、投資家の投資資金は戻ってこないという事です。
担保設定とか、保証だとかいろいろ言ってはいますが、現状のソーシャルレンディング業界において、その言葉はほとんどないに等しいぐらいです。
ソーシャルレンディングに投資をする場合は、もうそのソーシャルレンディングを行っている業者を信じるしかないという印象です。
業者を信じることができなければ、もう分散投資をする。これしかないと。
ただ、マネオマーケット関連は、さすがに不安感が増しています。分散投資であっても使うのが怖いと思っています。
『業界トップ』、『ソーシャルレンディングの先駆者』と言われ、信用力が高いように思われましたが、「業界トップという言葉に胡坐をかいていたんじゃないか?」「これが本性だったのか?」という気さえしてきます。
この業界、信用を失ったらおそらくもう無理なんじゃないかと思います。だれも信用できない人へお金を貸そうとは思わないですからね。
マネックス証券がコインチェックを買収したように、誰もが知っているメガバンクや有名証券会社といった大手金融機関が後ろ盾、もしくは、それらに買収されて子会社にでもならないと、もうマネオは信じられないと思ってしまうかもしれません。
今回の騒ぎは、『大切なお金を預ける』ということをしみじみ感じますね。
金融市場の好調とともに、ここ数年、いろんな新しい金融サービスが増えていますが、そのうちいくつかは、マネオみたいなことになるものも出てくるかもしれないと、薄々感じてきます。
0コメント