投資に役立つ本選びのポイント。

「さあ、投資を始めよう!」と思った時に一番最初にすることは何でしょうか?

証券会社の口座開設?。銀行などに相談しに行く?。近所のFP(ファイナンシャル・プランナー)を探す?

おそらく違いますよね。

多分一番最初にすることは、情報集めのために書店に行くのではないでしょうか?

投資について情報を得ようと、書店にきます。しかし、そこには罠があります。

そう、どの本を読んだらいいのかわからない事。

そして、一番の問題はやはり、あまり意味のない情報が多く含まれている本が、一番目立つところに飾ってあることが多いこと。

本を書く人、そして売る人は、一冊でも多く本を手に取ってもらいたいがために、とても「インパクトのあるタイトル」となっていることがあります。

そしてまた、インパクトのある内容であることも、たくさん売るために必要なこととなっていたりします。

つまり「一年で億を稼いだ主婦」とか「100万円からでも億が稼げる投資法」。

などといったタイトルです。どこかで見たことありませんか?

しかし、そういったタイトルの本は期待外れであることが非常に多いです。

本で学びたい投資の知識とは、一部の人だけが達成できた奇跡の物語などではなく。

『誰にでも再現可能な、まっとうな投資法』なのではないでしょうか?

ちょっと考えてみればわかることですが、本を読んで1年間で億なんてお金を投資で稼げるのであれば、この日本は超大金持ちばかりです。もしくは、ハイパーインフレの中にいて、日本円が紙くず同然になっているときでしょう。

世界一の投資家と言われているウォーレンバフェットだって、運用利回りが年利100%なんて行っていません。だいたい年22%前後だと言われています。

年利22%で何十年も運用するだけで、世界で3番目ぐらいの富豪になってしまうわけですからね。

先ほどのタイトルのような例は、『奇跡の物語』だと考えてほぼ間違いないでしょう。

じゃあ、「一年で億を稼ぐ」とか「100万円を億にする」とかが絶対に不可能なのかというとそんなことはありません。

しかし条件があります。

投資の世界はリスクとリターンが相反するというのが基本です。

つまり、100万円を億にするぐらいのリスクを取ればいいのです。

そう聞くと、「な~んだ」と思うかもしれませんが、そのリスクを取るという事は、宝くじみたいなもので、実現する可能性は限りなく小さくなるということになり。

『そのリスクを取ると、とんでもない損失を抱えることになる。』おそらく億を手に入れるために、億以上の損失をかかえる。といった可能性がとても大きいという事になります。

まっとうな投資家であれば、「できるだけリスクを小さくし、その中で最大限のリターンを得る方法はないものだろうか?」と考えるものです。

つまり、『奇跡の物語』は、投資の勉強のために読む本としては、あまりお勧めできないという事になります。(興味や好奇心の対象として読んだ結果、「なんか使えそうだぞ?」と思う事もあるかもしませんが。)

じゃあ、「奇跡の物語」以外に、投資の本にはどんなものがあるのか?

誰にでも再現可能な投資法と言えば、実は、ちょうどいい言葉があります。

それが、『インデックス投資』です。

つまり、タイトルやまえがきなどを読んで、『インデックス投資』に触れている本。これが誰にでも似たような投資を再現できる可能性が高い投資法を解説している本ということになります。

本当ならば『再現できる』と言い切りたいところなのですが、人の心には欲というものがあり、これが邪魔してくることで、簡単なことがなぜか再現できなくなる。

投資をすると、そんな摩訶不思議が当然のように起こるので、『再現できる可能性が高い』と表現します。

ここでもう一つのポイントが出てきました。

「簡単なことが、なぜ簡単にできないのか?」

その理由は私たちの心に問題があるからです。

なので、投資と向き合う『人の心』にも触れている本の方が、よく投資をわかっている人が書いている可能性が高いのではないかと思われます。

数字や研究をしているだけ、相場が上がる下がると騒いでいるだけの「アナリスト」などと呼ばれている人たちと違い、実践の中でいろんなことを学んできた人というわけです。

ただ、実際の数字で持って投資を説明しているというのも、とても重要な視点です。

『こうやったら、こうなって、こう儲かる』なんて投資の説明はナンセンスです。

『なぜ、こうなるのかは、統計データから、こう説明できる』と統計というデータを用いて根拠を説明していること。

これが正しい投資の話だと思います。

投資の世界は、知識やテクニックといった話よりも、数字というものがとても重要な世界です。

中でも、確率などの統計から考えることができることは大切だと思っています。

世界一投資で儲けていると言われているヘッジファンドの投資家は、『ジェームズ・シモンズ』という数学者です。

これを考えても投資と数学はとてもつながっていると想像できるのではないでしょうか?

という事で。投資を勉強するための本選びのポイントは。

『数学や統計を用いて、投資戦略やノウハウを解説している本』

『人の心にまで踏み込んで投資を考えている本』

という事になり。

その中でも初心者向けの投資の本は。

『インデックス投資』に関する本。

という事になります。

そして何より、難しい言葉を使わず、わかりやすい言葉で『インデックス投資』に触れている本の方がいいでしょう。

やっぱり、ただ文字を追うことだけになってしまい、疲れてしまうような本はお勧めできないですよね。

投資に関する言語の知識がある程度ついてきたら、本当ならば洋書(日本語翻訳)の方がいいと感じています。

やっぱり金融は欧米の方が進んでいるなと実感します。

ただ、外国語を日本語に翻訳しているわけなので、文章が日本人が書いた本よりも読みにくい構成になっているのを感じます。

どうやら、日本語というよりも「話し言葉」をつかって書かれている本が、私たちには、あまりストレスを感じずに読める本のようです。

ストレスなく読める、「インデックス投資」の本。

これが、投資の勉強を始める、最初の一冊にふさわしそうです。



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