何にも知らない素人でも損がしにくい投資環境で、多くの人が損失を出していることにびっくり。
そして、一体どんな売り方をしたら、この時期に顧客に損をさせることができるのだろうと不思議に思います。
今の株価の上昇は、もうかれこれ10年近く続いています。
つまり、この10年のうちに投資を始めた人は、基本的にみんな儲かっているはず。そして、今の株価水準は、みんなが大損失を被ったリーマンショックが起きる前の水準よりも上。ということは、リーマンショック前から株式投資をしていた人も、みんな儲かっている。
なのに、なぜか銀行で投資信託を購入した人の46%が損失を出しているというのです。
不思議です?いったいどんな売り方をしたのだろうか?
株式投資信託のインデックスファンドはもちろん、アクティブファンドであっても毎月積立投資をしていて、そうそう損失になることはないと思われるのですが。
投資や資産運用をするにおいて、自分で勉強をする姿勢は非常に大切なことです。
今回のニュースは、そのことを改めて実感させられます。
投資や資産運用の世界は、基本的に搾取される世界だと思って間違いないでしょう。
投資で得られる利益というのは、だいたい限度があります。
過去の統計データを参考にすると、株式投資の利益というのは、投資額に対して高くて年10%前後。
その限界がある利益の中から、手数料として利益を搾取するのが金融機関というところです。
つまり人に任せてしまうと、途端に儲からなくなる。それが投資であり資産運用というものです。
投資や資産運用というのは、人に任せるのではなく、自分で学び行動しなければいけないものです。
個人的には、投資や資産運用に関するサービスは、商品を売買することによって手数料を得るのではなく、知識やノウハウを提供することによって報酬をえるという形であるべきなのではないかと思います。
特に銀行で投資信託を購入している人の中には、銀行の営業担当に任せっぱなしという人も多いように感じます。
投資は、人に任せれば任せるほどうまくいかなくなります。ましてや投資を実際にやってきて、それなりに実績を上げてきた人でもない人に任せてしまってうまくいくわけがありません。
投資は勉強だけしていればうまくできるものではありません。お金というのは人の心を大きく揺さぶります。その心のブレをうまくコントロールしながら、いろんなノウハウを実践の中で身に着けていかなければいけません。
つまり、投資や資産運用の相談は、それだけのことをやってきた人に相談するべきなのです。
バビロンの大富豪でいう「パンのことはパン屋に、レンガのことはレンガ屋に、宝石のことは宝石商に聞く」というやつですね。
投資や資産運用の相談をする時には、相談相手を選ぶことが大切です。
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