日経平均株価がついに200日移動平均線を割り込みました!
前回日経平均株価が200日移動平均線を割り込んだのは、2018年3月でした。そして今回で今年2回目となります。
200日移動平均線は、長期投資家の平均購入単価の目安として使われていたりしますが、実際には、200日間の日経平均株価の終値の平均値を意味します。
ちなみに200日間というのは、株式市場で取引ができる営業日を数えているので、ほぼ一年間の株価の平均値ということになります。
大雑把に考えれば、今からさかのぼって一年の間に取引をしているひとは、200日移動平均線を割り込んでくると損失を出している可能性が高くなっていると考えることもできます。
例えば、毎月定額積立で日経平均株価に連動するインデックスファンドをこの一年の間に始めた人は、今評価損を抱えていることになっているのかもしれないといったような考え方ができるわけです。
200日移動平均線を割り込むまでは、短期売買の人ぐらいしか損失を抱えていなかったため、損失を嫌って株式を売却するのは、短期売買を行っている人たちだけだったが、200日移動平均線を割り込むことで、長期投資家も損切りに動き出すかもしれないといった想像することもできるようになってきます。
つまり売りの圧力が強まるかもしれないという目安として考えられたりするわけです。
じゃあ今回の200日移動平均線の割り込みは、売るタイミングとなるのだろうか?と思うかもしれません。
結論から言えば、そんなことはわからないというべきなのでしょう。
3月の200日移動平均線を割り込んだ日経平均株価と同じように、一度200日移動平均線を割り込んでも、また上昇が始まり、その後は200日移動平均線の上で推移するようになるかもしれません。
まだ売るタイミングと言えない理由として挙げられそうなところは。
①200日移動平均線自体は、まだ上昇トレンドを描いている。
②日経平均株価は200日移動平均線を割り込んだけど、ナスダックなどまだ200日移動平均線を割り込んでいない株価指数もある。
というところが思いつきます。
ただ、②については、今までずっと強かったNYダウがついに200日移動平均線を少し下回っているのがなんか気になります。
とにかく、しばらくは積極的な買いは控えた方がいいのかもしれません。
買うとしても打診買いから入るべきだと考えています。
買いの基本は、分割買いです。
『売り買いを一度にするは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし』
という格言を思い出します。
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