新興国投資のクラウドクレジット、思っていたより良くない?

安定したインカムゲインが得られることで、大注目のクラウドファンディング。

その中でも、新興国に特化したクラウドファンディング投資を行っているクラウドクレジット。

新興国を対象としていることで、高い利回りが期待できる点や、大手商社の伊藤忠商事が出資していることで注目されていたクラウドクレジットですが、思っていたよりもイマイチな投資になってきた感じも受けます。

まず、他のクラウドファンディングよりも延滞率が高い印象を受けます。

つい先日も、カメルーンで投資を行っている、「カメルーン中小企業支援プロジェクト13号」で貸付先の返済遅延が起こっているという情報が出ました。

他にも、スペイン、フィンランド、エストニアの個人向けローンに投資を行う「欧州3ヶ国個人向けローン」については、だいぶ前から返済が滞っていて、本来受けられる予定だった利益を受け取れていない状態です。

クラウドクレジットが出している、「期待リターンマップ」を確認すると。

募集ファンドの約半数が、①「ファンドの期待リターンは、ファンド販売時のものより低下していますが、プラスの最終損益を見込めると考えています。」②「ファンドの期待リターンは、ファンド販売時のものより低下し、最終損益がプラスマイナスゼロ近辺となる可能性があると考えております。」③「ファンドの期待リターンは、ファンド販売時のものより低下し、最終損益がマイナスになる可能性もあると考えております。」に分類される結果となっています。

最初募集時に高い期待リターンで募集していても結果的にこれでは、あまりにも微妙だと感じられてしまうのも仕方がないのような気もします。

さらに、最近ではその募集時の期待リターンも減少してきています。

期待リターンの減少が、安全性の高い貸し付け先に変更したことや、市場の関係で利回りが低くなったのであればいいのですが、一番の要因は、どうやらファンドの手数料の引き上げによるもののようです。

もし、今募集しているファンドでも「カメルーン中小企業支援プロジェクト」や「欧州3ヶ国個人向けローン」といったファンドと似たような感じになってきたら。

手数料引き上げ前と同じ条件であれば、①「ファンドの期待リターンは、ファンド販売時のものより低下していますが、プラスの最終損益を見込めると考えています」で収まっていたものが、②のプラマイゼロ付近や、③の最終損益がマイナスになる可能性もあるのかもしれないと想像してしまいます。

正直、他のクラウドファンディング事業者と比較するとリスクが高いわりに低リターンだと判断せざるを得ない気もしてきます。

クラウドクレジットは当初期待ていたほどのクラウドファンディングサービスではないのかもしれません。

クラウドファンディングの良さは、値動きもなく、安定したインカムゲインが得られることで、投資初心者が始めてする投資として向いていると考えていましたが、クラウドクレジットに限っては、投資初心者が手を出すには少し難しいのかもしれません。

新興国を対象にするというところは、非常に興味深いのですが、もう少し何とかならないものかと考えてしまいます。

やはり、経済や法律、政府などが安定していない国で貸付を行うのはちょっと問題があるという事なのでしょうか?

クラウドファンディングも事業者自体が行政処分を受けたり、貸付先に問題があるクラウドファンディングであったりなど、ただ投資をすればリターンが得られるというような単純な投資ではなくなってきたような気がします。

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