お金持ちは倹約家が多いって話よく聞きますよね。
たとえば、世界第3位の資産家ウォーレン・バフェットは、昔から住んでいる家に大金持ちになった今も住んでいて、マクドナルドで食事をしていたり、高級車のような車もならず大衆車で移動しているとか。
若くして世界トップクラスの資産家となったフェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグも300万円くらいの車にのり、庶民的な生活をしているとか。
そういった話をいくつも聞きます。
世界的な大金持ちになったからといって、生活レベルを極端に上げてセレブのような生活をしているという人はここまでのクラスになるとあまりいないようです。
そこで疑問に思うのは、そのくらいの生活レベルでいいのであれば、なんでそんなにお金を稼ぐのかなという事です。
まず、言えそうなことは、もともとお金持ちの人はともかく、これからお金持ちになる人というのは倹約であるということがお金持ちになれるポイントになっているという事です。
収入には、労働で稼ぐ収入と、労働ではない収入の2つがあります。
労働で稼ぐ収入というのは、これは時間や体力的な限界から稼げる範囲がある程度決まってきます。
たいして、労働ではない収入は、資本があればいくらでも稼ぐことができる収入であり、ある意味限界がありません。
その為、お金持ちになるほど、金融所得などの労働ではない収入の割合が多くなるようです。
ただ、労働ではない収入で稼ごうと思うと、ほとんどのケースで資本が必要になってきます。
つまり元手となるお金が必要という事です。
その元手を確保するために、やはり倹約という事が必要になるわけですね。
最初は労働で稼いだお金でも、そのお金をすべて消費に回してしまうのではなく、少し手元に残して投資に回すことで、少しずつ金融所得などの不労所得を増やしていくという事です。
つまり、お金持ちになるための資質として倹約家であるという事が役に立つわけです。
おそらくそれをずっと続けてきたから、資本が貯まってお金持ちになったものの、その倹約的な生活習慣がお金持ちになった今でも続いているのかなと思います。
それと、大金持ちになった人は、仕事そのものを楽しんでいるのかなという気もします。
お金を稼ぐために働いているのではなく、働くことが楽しいから働いている。
当然働いているからお金は貯まるのだけれど、そのお金を使う事にはそれほど興味がないのだろうなと。
つまり、生活に使うお金のために働くという意識は全然ないんだろうなと思います。
お金持ちには、資本主義という社会をゲームとして捉えている節があります。
株式投資などの投資にも言えることですが、投資することをゲーム感覚で行っている人ほど、投資で儲けていることが多いと感じます。
例えばこんなケースもあります。
架空のお金で取引を行うバーチャルFXなどをしていた時には、調子よく儲かっていたのに、実際に現金を入れてFX取引を始めたらうまくいかなくなってしまったという例は多くあります。
どうやら現物のお金を入れたことで、ゲーム感覚ではなくなって儲けようという欲が湧いてくるようです。
こういったところからも、ゲーム感覚で投資を行っている人の方が勝てる可能性が高いのだろうなという事が想像できます。
お金を稼ぐという事を「ゲーム」という言葉で表現してしまうと、あまりいい印象は持たれないかもしれませんが、そういう感覚が意外とお金持ちになるポイントなのかもしれません。
お金持ちというのは、その「ゲーム」を楽しんでいる。
つまり、お金持ちは、お金を使う目的で仕事をしているのではなく、お金を増やすゲームを楽しんでいるという事なのだと思います。
なぜそんなに稼ぐ必要があるんだと思われるかもしれませんが、そもそも稼ぐ目的自体がお金持ちになるひとは、他の人と全然違うという事なのかもしれませんね。
最後には、稼いだお金のほとんどを寄付してしまうなんて発想も、ゲーム感覚だからできるのかもしれませんね。
お金持ちになるために必要なポイントが、裕福な生活をするためのお金持ちになろうとすることではないなんて、なんか矛盾しているような気もしてきますね。
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