配当金と株主優待を得るために投資をするのはあり?

日本では、3月決算の企業数が多く、今の時期になると、配当金や株主優待を受け取ろうと株式投資を始める人も多いのかもしれません。

配当金や、株主優待を受け取るためには、権利確定日に目的とする企業の株式を保有している必要があります。

その権利確定日が決算日となっているケースが多く、3月は配当金や株主優待を狙った投資をはじめるいいきっかけです。

株主優待に関しては、投資利回りが5%と超えるとか、株主優待生活で有名な桐谷広人さんのおかけでかなり人気となっているようです。

上場企業に中にも株主優待に力を入れて、個人投資家に投資してもらおうとしているところが多くなっているようです。

上場企業からすると、個人投資家というのは長期保有で安定株主になることが多く、株価を安定させたいと考えている企業ほど個人投資家のマネーをなんとか引き入れようと考えてたりするようです。

しかし、株式投資という観点から考えると、株主優待を目的にするべきではないのかもしれません。

たしかに、株式投資をしていて株主優待を受け取ると、かなり得したような気分になります。

しかし、株主優待から投資する企業を探すというのは、株式投資の本来の趣旨と違ってしまっているようにも感じます。

株主優待は、あくまでおまけという程度で考えた方がいいのかなというのが個人的な感想です。

対して、配当金に関しては過去のデータなどから調べると、配当利回りの高い企業に投資をすることは、日経平均やTOPIXといった市場平均よりも高い成績を収めることが多いと言われています。

なぜそうなるのかと言えば、まず市場平均よりも割安になっている株式へ投資するバリュー投資の方が、市場平均を上回ることが確認されています。

株式投資で莫大な資産を築いたウォーレン・バフェットなどはバリュー投資の代表格ですね。

そして、配当利回りが高いという事は、割安である可能性が高いことが言えます。

企業は、商品などを売り上げたからといって、すぐ現金が入るわけではありません。通常は売掛金となり現金収入は月をまたいで入金されることが多いです。

そして現金が入金されると、そのお金を仕入れの支払いや設備投資、給料などの経費、借入金の返済、税金の支払いなどにまわして、利益のわりに現金は増えていないという事があったりします。

つまり、利益があるから現金があるという単純な話ではないという事です。

そして配当金は、御存じの通り現金で支払われます。

これはつまり、現金の流れ(キャッシュフロー)が健全でないと、なかなかの負担感が出てくる話です。

それができるという時点で、企業経営の健全性が高いという可能性が上がるわけです。

高配当は健全な企業経営によってもたらされるのかもしれないという事ですね。

さらにわかりやすいデータとして、『上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ) 』の例を上げてみると。

このETFは、「高配当株-市場平均(TOPIX)= ETFの利益」という関係性でできています。

上の図は、日興アセットマネジメントのETFの紹介をしているページから流用したものですが、これを見ると一目瞭然です。

上の図左側を見ると、『上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ) 』の指数は、ほぼ安定的に右肩上がりとなっており、「高配当株-市場平均」はほとんどのケースでプラスとなっていることがわかります。

つまり、高配当株は、市場平均を常に上回るという事がこのデータから想像できるわけですね。

さらに言えば、市場平均が大きく下落しているときに、この『上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ(βヘッジ) 』の指数は、上昇している様子が見えます。

これはつまり、高配当株は、市場平均の下落率よりも低い下落で抑えられるのだろうなという事が考えられるわけです。

このように考えると、高配当株への投資というのは、それなりの成果を期待できそうだと言えそうです。

つまり、高配当狙いの投資は、あながち間違ってはいないのだろうなという事ですね。

他にも、高配当投資戦略で有名な「ダウの犬」という投資戦略もあったりします。

ただ配当金を狙うというよりも、高配当投資戦略として高配当株を選ぶという考え方に一歩進んでみてもいいのかなと思うところです。

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