連日、大幅下落となったNYダウ。
2月5日は、1175ドルの下落と史上最大の下落幅になったと話題になりました。
昨日は反発し567ドルの上昇となりましたが、まだ値動きも荒く、安心して買いに行ける状況でもないのかもしれません。
この値動きを受けて、先行きに不安を持つ人も少なくないのかもしれません。
最近はやっていたインデックス投資やロボアドバイザーに代表されるようなポートフォリオ運用を行っている人も、想定以上の値動きにびっくりしたという人もいるのでは?
こんな中、ガッツポーズをしている人もいると思います。
それが長期投資家です。
長期投資家は長期的に割安水準で買うという事を常に考えている人たちです。
つまり、今まで想定以上に上がり続けた株式市場で、ついに自分たちの出番が来るのかもしれないと期待に胸を膨らませています。
ただ、NYダウが史上最大の下落とは言っていますが、長期投資家からすると、おそらくまだまだ買いに行くには高い水準だと考えている人も多いかもしれません。
確かに、価格としては大幅な下落だったと思いますが、変動率で考えれば、それほど気になるような下落ではないと思われるからです。
NYダウの長期チャートを見ると下のような感じです。
(SBI証券、NYダウ10年のチャート)
下がったと言われていても、少し頭を下げた程度です。
これではまだ、反発して上昇を再開する可能性も捨てきれない感じのチャートです。
リーマンショック後の2009年前のチャートの動きと比べてもまだまだといった感じを受けます。
長期投資家の買いコストの目安と言われる200日移動平均線と比較しても、まだ上にいます。
(赤線が200日移動平均線です。)
長期投資家の本当の出番は、まだまだ先のようです。
しかし、ここから本格的な下落相場が始まるようだと、長期投資家も買いを入れるタイミングを虎視眈々を狙ってくるのではないでしょうか?
おそらく、上昇相場が始まってから、安易に?インデックスファンドやポートフォリオ運用などを始めた人たちが、「株式投資で損をしてしまった!」などと騒ぎだすタイミングが、長期投資家にとっての出動タイミングとなるのかなと思います。
ただ、今まで上昇一辺倒だった相場環境に崩れが生じはじめたのかなと感じ始めた長期投資家は、買いに入るための準備をし始めているかもしれませんね。
例えば、買いに入る現金を用意する。暴落したところで買いたいと思う銘柄をある程度絞っておくなど。
株式相場が本当の弱気相場に入るのか、それともトランプ大統領が大統領選挙で当選した時のような、超短期的な動きなのかはわかりませんが。
いままで買いたい気持ちを我慢し続けていた長期投資家にとっては、また10年に一度来るか来ないかのワクワクするような瞬間が再来するのではないかと、期待に胸を膨らませているのかもしれませんね。
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