株式相場の下落時に力を発揮!?VIX指数連動のETF!

株式相場で大きな下落相場に入ったときに力を発揮する『VIX』。

VIXとはボラリティインデックスの略で、「恐怖指数」などと呼ばれたりもします。

ボラリティとは、株式相場などの振れ幅のことをいい、VIX(ボラリティインデックス)は振れ幅が大きくなると、指数が高くなります。

つまり、VIXに投資をすることで、株式相場などが大きく動くようになると、VIX指数が上昇し、利益につながりやすくなるということです。

しかし、なぜ下落相場でVIXへの投資が力を発揮するのかというと。

株式相場などの一般的な傾向として、上昇相場よりも下落相場の方が振れ幅、つまりボラリティが上昇するという性質があるためです。

そのため、ボラリティが高くなる下落相場ではVIX指数が上昇するので、VIX指数への投資が下落相場で力を発揮してくれることになるわけです。

VIXが「恐怖指数」と呼ばれるのは、暴落などの大きな価格変動をしたときの投資家の恐怖感がVIXに表れていると考えられているからです。

そのVIXに投資をする方法として、

①『国際のETF VIX短期先物指数 (1552)』

②『国際のETF VIX中期先物指数 (1561)』

③『NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN (2035)』

といった国内証券取引所に上場しているETFを購入する方法などがあります。

それぞれの違いとしては、①と②は、米国の株式市場、具体的にはS&P500指数を対象として導きだされたボラリティインデックス、VIXに連動するように作られた商品で、③は、名前の通り日経平均株価のボラリティインデックスに連動するように作られた商品です。

ボラリティインデックスの計算方法については、少しややこしいのですが、要はオプション市場においての変動から算出されています。

オプション取引とは、金融市場での保険の役割をするような取引で、例えば保有株の値下がりリスクに対応するために、プットオプションというオプションを購入することで、値下がりリスクに保険をかけるといった感じの取引がおこなわれています。

つまり、大きな値動きや暴落が起こると、恐怖感?からリスクを減らしたい気持ちになり、多少高い保険料であっても保険に加入するようになるため、オプション価格が上昇し、ボラリティインデックスも上昇するといった感じになるわけです。

ただ、VIX連動のETFに投資をするときには少し注意点があります。

(国際のETF VIX短期先物指数 (1552)のチャート図)

上のチャート図を見るとわかるかと思いますが、VIX指数ETFは、基本的には価格が減価していくという性質があります。

つまり、VIX指数へ長期投資をして利益を得ようとするのは向かないという点です。むしろ向かないというよりも、やってはいけない投資とも言えます。

ただ、直近の動きをみるとわかるように、株式相場が暴落となった時には、価格が跳ね上がるという特徴があります。

なので、VIX指数ETFへの投資は、あくまでリスク資産への保険という位置づけで投資をするべきだという事です。

暴落する瞬間を狙うことができるのであれば別ですが(できないかとは思いますが)、基本的には、ポートフォリオ全体の値動きを抑えるため、言い方を変えればリスクヘッジのために、ポートフォリオに多少含ませるような感じで保有するという使い方が妥当なのではないかと思われます。

その辺の話は下の本の中で詳しく紹介されています。

やや使いにくVIX指数連動のETFも、適切な使い方を考えて使っていけば、とても心強い味方になってくれることもあるという事ですね。

金融商品って、そういうもの意外と多いんですよね。

身近なところでは生命保険なんかもそういうところがあると思っています。

なんとなく加入してしまっている人も多いかもしれませんが、実際には一癖も二癖もあるような金融商品ですから、適切な使い方というところを意識して加入することをお勧めしたいですね。

癖のあるVIX指数連動ETFでも、その癖を利用するぐらいの考え方で、自分のポートフォリオをさらに強化できることもあるということですね。

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