世界のエリート投資家と聞いて誰を思いつきますか?
ウォーレン・バフェット、カール・アイカーン、ピーター・リンチ、ビル・ミラー、ジョージ・ソロス、レイ・ダリオなどなどたくさんいますが、この本で特に注目されているのは、レイ・ダリオですね。
レイ・ダリオは、世界最大のヘッジファンドと言われている、ブリッジウォーター・アソシエーツを創業した投資家です。
損失を出さず(ちょっとは出ることもあるみたいですが)、高い利回りで運用する投資家と言われています。
この本の後半部分では、このレイ・ダリオが考える個人投資家にもできる投資運用法が紹介されています。この部分は秀逸だと思いました。
そして最後に山崎元さんによる、この本の解説が入るのですが、ちょっと要らなかったかなと個人的には思ってしまいました。
せっかくなかなか一般人では触れることができないレイ・ダリオの運用法が紹介されているのに、それを山崎風にしてしまう必要はなかったのかなと。
本書の内容は、全体的にも良書だと思いました。
特に、資産運用を始めようと考えている人や、投資信託などを使って資産運用をしているんだけど中々成果が感じられないと思っている人が読むと、非常に参考になるのではないかと思いました。
「お金とは何なのか」、「経済的に幸福を感じる事とは」、「いい投資商品ってなんなのか」、「金融機関との付き合い方」、「賢い資産運用法とは」といった感じで投資に関する話のほとんどが網羅されています。
この本を読めば、資産運用に関する一通りのことがまんべんなく学べる。そういう印象を持ちました。
この一連の話を全て学ぼうとすると、通常だとそれぞれの内容の本を読む感じになり、トータル4,5冊読むくらいの話になってくるのではないでしょうか?
まぁ、その分内容を絞っているため、補足的な知識は少ないのかもしれませんが、最初にこれだけのことを知ることができれば、おそらく十分だと感じました。
そういった意味で、「おすすめ」の部類に入れられるのかなと。
何よりも、わかりやすく語り掛けるような感じで書かれているので、モチベーションを上げてくれるようなところがあり、この本を読むと「よし!やってやるぞ!!」と思う人も少なくないのではないかと思うところです。
この本を読めばきっと理解できるはずです。
『経済的自由は、そんなに遠い話ではないのかもしれない』と。
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