毎月分配投資信託といえば悪い商品というイメージが強いですよね。
まず、異常に手数料が高い。タコ足分配が無意味。複利での運用にならないから資産形成にならない。などと言われていますね。
確かにその通り、すべて正論です!
しかし、その商品性を理解していれば、使い道もあるんですよね。
毎月分配のタコ足分配は、考え方を変えれば、毎月利益確定(利益が出ているうちに売却)という仕組みになっています。
例えば、資産成長期、いわゆる投資資産の価格が上昇している期間は再投資で投資を続け、資産価格の上昇が止まるかなという雰囲気が出てきたら、再投資から受け取りに変更し、定期的に売却をしていくといった感じで使えば、うまく相場のサイクルを利用した運用ができる可能性もあるというわけです。
下の記事は、そういった考え方として参考になるかなと思います。
投資信託の話でいえば、低コストのインデックスファンドで長期的に積立投資をするというセオリーを必ず聞きます。
ですが、何に関してもそうですが、セオリーは絶対ではないですよね。
たまにセオリーを無視することで逆に良くなることもあると思います。
投資をすることに対して、何も考えず、何の研究もせず、ただただ機械的に積み立てるのであれば、セオリー通りのインデックスファンドの毎月積立が間違いない投資戦略だと思います。
でも、今は景気がいいかな?近いうちに不景気が来るかな?といった感覚があるのであれば、ただただ単純に積立をするよりも、そういった自分の景況感や相場観に合わせて投資方法を変更するぐらいの余裕があった方が、きっと成績的にも精神的にも良い資産運用ができると思うんですよね。
機械のように、合理的に考え、合理的に判断し、合理的に行動する。
これが最も正しいようにも思いますが、人間はそれができるようにはできていません。
でも、考え方を変えれば、長い長い進化の過程で、合理的に判断するという事を身につけてこなかったことには、何かしらの意味があるのかもしれません。
もしかすると、世の中は合理的に判断しない方がいいようにできているのかもしれない。
と考えたりすることもできるのではないでしょうか?
インデックスファンドもいいのですが、たまに道を外してみるのもいいと個人的には思っています。
そんなわけで毎月分配型投資信託を、世界的にリスク資産にたくさんのお金が流れている今こそ使ってみてはいかがですかという話なのですが。
毎月分配型投資信託を選ぶ上で、やはり信託報酬手数料だけは必ずチェックしておいた方がいいと思います。
やっぱり手数料というのは、運用成績を引き下げる直接的な要因ですから、その手数料が妥当なのかどうかは必ず確認しておく必要はあると思います。
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