インヴァスト証券のトライオートETFがバージョンアップしています!
トライオートETFとなっていますが、クレジットカード(インヴァストカード)のポイントで投資ができるマネーハッチも、トライオートETFのシステムをつかって運用しているので、トライオートETFのバージョンアップはマネーハッチのバージョンアップにつながるところもあります。
トライオートETFとは、米国のETFを使ったCFD取引のことです。
実は、今回のバージョンアップで、上の記事で懸念していたトライオートETFのポジション保有のコストに変更が入っています。
1.25%+Libor ⇒ 0.9%+Libor
つまり、0.35%のコスト引き下げという事ですね。
大きいような大きくないような?
しかし、取引量の拡大に伴って引き下げてくるというところが重要ですよね。
もしかすると、より取引量が拡大し、投資資金が増えてくることでよりコストが下がってくることもあるのかもしれないと期待してしまうところです。
『Libor』というのは、銀行間取引(ロンドン銀行間取引金利)の金利になるので、トライオートETFの仕組みの上で必ずかかってきてしまう金利だと思われるため、Libor以下になることはないと思われます。対して、0.9%という部分はインヴァスト証券の利益の部分でしょうから、こちらは今後も変更される可能性はありそうです。
単純に考えれば、トライオートETFで顧客が保有しているポジションが全体で、仮に100億あったとしたら100億×0.9%=9,000万円がインヴァスト証券の収益になると考えられます。
つまり、取引量の増加とともに徐々に金利コストを引き下げていってもインヴァスト証券の収益が確保できていれば、問題なさそうだと考えることができるわけですよね。
投資対象がFXのような為替ではなく、ETFというのがいいところですよね。
ETF投資の前提には長期投資、長期保有というのがありますから、投資対象がETFだという事は、インヴァスト証券は安定した金利収入が得られるわけですからね。
しかし、金利コストを引き下げてきたというところにインヴァスト証券がこのトライオートETFの取引拡大に向けて本気になっているようにも感じるのかな?
実は投資をする側にとっては、この金利コストというのが大きなデメリットになってきます。
先ほども言ったように、ETF投資の前提には長期投資、長期保有があります。ですから投資信託の信託報酬手数料のような、この金利コストというのは運用成績に直接的なダメージとなってきます。
例えば、金利コストが2%だとすると、米国株のETFの期待利回りが8%(仮)に対して2%のマイナスですから、実質利回りは6%になるわけですが。
8%で100万円を20年間運用すると、約490万円ですが、6%になると約330万円にまで減少してしまいます。これがトライオートETFの金利コストの問題点です。
投資家側から見れば、リスクが高いのにリターンが低いではあまり良い投資対象だと考えなくなります。
ですので、今回のように金利コストの引き下げというのは、トライオートETFを使う人にとってとてもありがたい話であり、トライオートETFを使うメリットが出てくる可能性につながるわけですよね。
他にも、インヴァスト証券では、トライオートETFの自動売買のポートフォリオ運用とか、キャンペーンの実施などいろいろな展開を考えているようです。
ETFをCFDで取引できるという事が魅力のトライオートETF。
まだまだいろいろな問題点があるように感じてはいますが、より良いサービスに育っていくことを期待したいところです!
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