投資とは、やり抜く力とあきらめる事、そして勉強すること。
投資で成功するために必要なこととして思っているのが。
①やり抜くこと
②あきらめる事
③勉強すること
のように考えています。
やり抜くこととあきらめる事って矛盾しているよねと思うかもしれません。というより矛盾していますよね。
やり抜くことは、投資という行為自体を決して途中で投げ出さないという意味です。
投資をしていて、状況が悪くなったり、風向きが変わったりすると、「もう辞めたい」という気持ちになることがあります。もしそうなってもあきらめてはいけません。
神様は、リスクを取った者には、ちゃんとリターンがあるように世の中を作ってくれているはずです。投資とはリスクを取る行為です。途中でやめてしまえば、神様からのリターンを受け取ることができなくなってしまいます。
そしてあきらめる事、間違ったと判断したら、すかさず方向を変えるという事が重要です。
投資をする上では、エッジのある場所で勝負することが大前提です。
エッジのある場所というのは、なんども挑戦していればいつか必ず勝てると考えられる場所のことです。もしエッジがないと判断したら、すぐにやめるべきなのです。
人間って女々しいところがあって、自分の考えをすぐに変えることができないところがあります。
損失が出てくると、「これは判断を間違えたかな」と考え始めますが、その後は「とりあず少しでも戻ったときに清算しよう」と考えたりしてしまいます。
本来なら、判断を間違えたと考えた時点で、この勝負からは降りるべきなのですが、心のどこかで損失を受け入れられなくて、回復を待ちたくなるものです。
これがいわゆる『塩漬け』です。
この行為は全くもって合理的ではありません。間違えたと判断したらすぐ、ちゃんと失敗したことを認めて、次に移るぐらいでないといけないですよね。
有名な投資家のウォーレン・バフェットを例に挙げると、結構頻繁に「失敗した」ということを言っています。最近だとIBMへの投資やアマゾンに投資をしなかったことなどで失敗したと言っていました。
著名な投資家ほど、自分の考えに固執することなく、失敗は失敗と受けれて、すぐに次へと方向を変える特性があるという事なのかもしれません。
そして勉強することですが。
先ほど、投資はエッジのある場所で勝負をしないといけないと言いましたが。
これからする勝負や、今している勝負がエッジのある場所なのかどうかは、勉強しないとわからないという事です。
エッジがあるかどうかを判断する大きなポイントは、確率です。
確率で判断するという事は、過去のデータを参考にするという事です。過去のデータから物を考えるためには、自分一人の経験則ではどうしようもありません。
だから先人たちの知識と経験を学ぶという勉強をする必要があるわけです。
投資の本では、過去の長い期間にわたってデータをまとめ、どこにエッジがあるのかを説明してくれている本もたくさんあります。
そのような本は、一人の人間が株式投資で短期間のうちに大金持ちになったみたいな本よりもよっぽど有意義な本だと思います。
一人の人間が短期間で大金持ちになるのも、投資家全体でいえば確率です。それもかなり低い確率です。
それよりも、ほとんどの人は再現性のある確率に従った方がよっぽどいいのではないかと思います。
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