低コストが魅力だった「くりっく株365」のコストが高くなっちゃう⁉

「低コスト、レバレッジ、長期保有、配当金」が魅力の『くりっく株365』。

くりっく株365のコストには、注文約定時の取引手数料と、買い建ての時の金利相当額があります。

そのうち買い建ての金利相当額が2017年12月18日から引き上げられることになっています。

(CFD(くりっく株365)の一部商品仕様の変更について(適用金利)(SBI証券より))

今までの金利相当額は、日本の金利が適用されていました。

実際には、「日銀により決定された無担保コール翌日物誘導目標」がその金利です。

つまり、現在のような政策により0金利またはマイナス金利となっている状況では、くりっく株365の買い建ての金利相当額はほぼゼロとなっていたわけです。

くりっく株365が日本の株式指数である日経平均株価だけを取引していたのであればいいのですが、くりっく株365では、日本以外にも、ドイツ、イギリス、アメリカの株価指数も取引できます。

ちなみに、ドイツはDAX、イギリスはFTSE100、アメリカはNYダウとなっています。

御存じだとは思いますが日本と海外では政策金利に差があります。

ドイツやイギリスに関しては、ほぼ0に近い金利となっていたので、それほど大きな問題はなかったのですが、アメリカは現在1.25%と日本よりも全然高い金利となっています。

実は、この金利差がくりっく株365の取引価格と現物価格との間に大きな乖離を生み出していました。

例えば、2017年11月8日のくりっく株365のNYダウの取引価格は、25,090まで上昇しましたが、同じ日の現物NYダウ先物価格は、23,488ドルでした。

なぜこんなことが起きていたのかの説明はこちら⇒海外株価指数証拠金取引の一部商品仕様の変更について

ようは、くりっく株365の取引価格は、先物市場を利用しているのだけど、米国と日本の金利差が大きいので、その先物価格通りの価格で取引していたのでは、マーケットメイカー(MM:くりっく株365の一般取引参加者と先物取引の仲介をしているような存在)が損をしてしまうこともあったため、そのような時には損をしないように、高値をつけて一般投資家に売っていたというようなわけです。

なるほど、くりっく株365の仕組みというのがなんとなくわかってきた感じがしますね。

そして、今回このようなくりっく株365と現物価格との間で大きな乖離が生まれてしまった事態を是正するために、金利相当額を海外の株価指数は海外の金利を適用することにしたというわけですね。

つまり、この話だけから考えると、金利相当額が発生することでコストが高くなるような気がしなくもないのですが、実際には今までも取引価格の中に内包されていたコストが表面化されただけという事のようですね。

一瞬、くりっく株365のメリットである低コストが、少し失われるのかなと思いましたが、実際は今までとかわらないのかなという感じです。

でもなぜですかね。コストが表面に出てくると、どうしても気になってしまうところってありますよね。

人間ってホント非合理的ですね。

とにかく、くりっく株365の商品性の悪化というわけではないようなので少し安心しました。

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