ETNってなに、ETFと何が違うの?

ETNって聞いたことありますか?

似たような投資商品でETFというのがありますが、ETFとETNって何がちがうの?と思いますよね。

ETF=Exchange Traded Funds

ETN=Exchange Traded Note

ETFは、Funds(ファンド)つまり、投資信託で、ETNは、Note(ノート)つまり、債券になります。

ETNは日本語にすると、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれていて、一定の指数に連動する有価証券という事になります。

あれ?ETFと一緒じゃない?

と思うところです。

おそらく実務上は同じものと考えて投資しても全く問題ないものと思われます。

細かいことを言えば、ETFは投資信託なので、実際に投資している先の価格変動等がETFに影響を与えているわけですが、ETNは債券なので、実際には投資していない(しているのかもしれませんが)という事になります。

ETNは、指数に連動することを約束した有価証券であり債券という事です。

なにやらややこしくなってきました。

単純にすると、日経平均という指数と同じ金額で弁済される債券を買っているといった感じです。

例えば、今日10,000円で日経平均に連動するETNを買いました。もしETNに満期があるとしたら、満期時の日経平均が10%、買った時よりも上昇していたら、10,000+10,000×10%=11,000円でお金が返ってくるという仕組みです。

ETFは、投資されたお金を実際に一定の指数に連動するように株式や債券などを購入しています。

しかし、ETNは指数に連動したお金を返せればいいので、実際に株式や債券などに投資をする必要がないわけです。

そうなると、ETFは実物資産による価値の保障がありますが、ETNには、ETFのような実物資産による裏付けがないという事になります。

極端な話、ETNを発行している金融機関にデフォルトや倒産という事が起こった場合、投資したお金がちゃんと返ってくるかどうかはわからないという事になるわけです。

実際には、ETNを上場するときに、発行体の財務状況や信用格付け等について、厳格な上場審査・廃止基準などが設けられているという事なので、そのようなことになることはかなり低い可能性だと考えられます。

ここまでの話だと、裏付け資産がしっかりしているだけにETFの方が良さそうだなと思いますが。

ETFとETNには、もう一つ大きな違いがあります。

ETFには連動対象の指数とETFの取引価格の間で乖離が発生するトラッキングエラーというものが発生することがあります。

つまり、日経平均株価が10%上昇した時に、日経平均株価連動のETFは9.5%しか上昇していなかったといった話です。

実際には、ETFには信託報酬手数料といった費用が発生していますから、日経平均株価指数よりもその手数料分乖離が発生することは仕方がないことなのですが、たまにそれ以上の乖離が発生することもあるという事です。

それに対してETNは、そのトラッキングエラー(乖離)が信託報酬手数料などの費用分以上に発生することがないというメリットがあります。

連動対象とする価格で取引することを保証しているわけですから、トラッキングエラーが発生しないことは当然といえば当然ですが。

つまり、短期的な値動きを利用した指数の売買を目的とするならば、トラッキングエラーが発生するETFよりもトラッキングエラーの発生しないETNの方が向いているのかもしれません。

逆に何十年も超長期で保有することを考えるならば、ETNよりも実物資産の裏付けがあるETFの方が、もし運用会社に問題が起こっても、他の金融機関が運用を引き継いで、そのまま上場し続けてくれるかもしれないなどといったことを考えた場合、ETNよりETFの方が安心できるのかもしれません。

と、若干の違いはありますが、基本的には同じような金融商品です。

たぶんそれほど意識する必要はないように思います。

ETFとETNはその仕組みの違いで、呼び方を変えているだけと考えていい気がします。

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