なんだかんだ言っても積立投資は有能だよね⁉

来月セミナーで積立投資の話をすることになり、改めていろいろ調べたりしているのですが、なんだかんだ言っても積立投資って有能ですよね。

上で紹介している『積立投資のすべて』という本は、積立投資という投資戦略について非常に良くまとまっているという印象がある本です。

なんとなく、銀行や証券会社に勧められて投資信託の積立投資を始めたという人も結構多いのではないしょうか?

その投資信託を買った時の説明で、積立投資(ドルコスト平均法)のメリットは、

①毎月一定額を積み立てることで、高いときと安いとき、どちらでも購入するので、平均購入単価を下げられるんですよ。

②毎月定額だから始めやすいですよ。

といったことを言われたのかなと思います。

でも、この説明だと不十分ですよね。

①に対しては、安いときに買うというのはわかるけど、高いときにも買うというのはなんで?

②毎月定額で買うよりも、今後相場が上がりそうなら、一気に買った方がいいんじゃないか?

と思ってしまいます。

そしてその疑問はおそらく間違っていません。

そういう中途半端な説明になってしまっているのは、『積立投資のすべて』という本を読むとよくわかるのですが、積立投資という投資戦略に対しての理解が不十分なのかもしれません。

どこの金融機関に関しても思うところですが、「何を買って」や「いつ買って」ばかりが重要視されていて、投資戦略という視点で運用を考えるという見方が足りない印象です。

例えば、先ほどの①に関しては、高値で買わないことができればそれに越したことがないのですが、相場は上がり始めると、どこまで上がっていくかわからないところがあります。

そうなると上がっていく相場で買わないという選択肢は、利益をみすみす逃すことにつながるかもしれないので、少しでも買い進めるという選択も一つだという事になります。

ただ積立投資では、高いときには少なく(投資信託でいえば口数)、安いときには多く買うという事が自動でできるところがポイントなわけです。

投資信託の基準価格が高いときに10,000円で買ったら10,000口だったけど、基準価格が下がった時に同じ10,000円で買ったら、12,000口買えたといった感じです。

「でも毎月定額じゃ多い少ない関係ないじゃん!」

と思うかもしれませんが、本書で説明しているように、最終資産額は、『投資の評価=買い込んだ口数×投資終了時の価格』

つまり、買い込んだ口数が多い方が有利になるという事になります。

これは重要な考え方です。下落しているときにたくさんの口数が買えるという事は、少し基準価格が戻るだけでも、損失を取り戻すことができることになります。

どういうことかというと、積立投資を始めてから一方的に下落が続き、基準価格が半値以下にまで下がってしまったけれど、その後、もとの基準価格まで戻らなくても、少し戻してくれれば、損失はなくなり、それどころか投資額を超える(資産が増える)こともできるという事になるわけです。

なぜそうなるのか、数式で説明するのは難しいのですが、実際に計算するとそうなります。

おそらくマーチンゲール法と似ているのではないかと思うところです。

それともう一つ、積立投資にはタイミングフリーという特徴があります。

例えば、「今は株価が高くなっているし、いつ暴落するかわからないから投資するのはやめておこう」なんて考える事ありますよね。

でも、積立投資の場合、今が高値だろうか安値だろうかあまり関係ないという特徴があるようです。

つまり、いつ始めても、だいたい同じような結果になるという事のようです。

非常に面白い性質ですね。

積立投資でただ積立てるのではなく、積立投資という投資戦略を採用することによって、どのような効果が得られ、どうすることでその効果を発揮できるのかを理解したうえで、積立投資を行うことが大切だと思っています。

これは、積立投資だけに限らず、投資戦略すべてに当てはまることですが。

イデコや積立NISAといった制度を利用し始める前に、ぜひ積立投資という投資戦略のことを理解してから初めてもらえるといいのかなと思います。

それと、一言余計かもしれませんが、積立投資は万能ではありません。当然弱点もあります。

その弱点に気づき、その弱点を補う投資戦略も採用しようと考えるか、それとも積立投資という投資戦略だけで十分だと考えるか、そういった気づきを得るとさらに投資法に幅が生まれてくるのかもしれません。

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