ビットコインというか、仮想通貨は、今バブルの中にいるだろうか?
これがバブルというものなのだろうか?なんとも言えない初めて?の感覚です。
「絶対におかしい!そんなに値が付くはずがない」というもっともな意見を聞きながら、反対に、「その値段にはちゃんとした理由がある。本質を見ていないから感覚だけでそんなことをいっているんだ。むしろこれからもっともっと上がっていくことになるぞ!」という意見もある。
しかも、どちらも正反対のことを言っているのに、その意見は間違っていないような気がしてくる。
どっちが正しいのか判断がつかない。
でも、その間にさらに値が上がっていく!
もう何が何だかわからないといった感じです。
バブルを象徴する言葉に、『四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う(This time it’s different.)」である。』という言葉があります。
この言葉は、ジョン・テンプルトンという有名な投資家の言葉です。
ジョン・テンプルトンの言葉の中で有名なものには、『強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く』という格言がありますが、これもある意味バブルを象徴している言葉ですね。
バブルって、その中にいると、これがバブルなのか、そうではないのか判断がつかないものなのだということを今ものすごく感じています。
元FRB(米連邦準備理事会)議長のアラン・グリーンスパンは、『バブルは、はじけて初めてバブルとわかる。』という事を言いました。
「バブルはバブルだろ、本質から見て、おかしいと思ったらバブルなんだろ?」なんて思っていましたが、「マジでそのとおりだ」と感じています。
おかしいと思いながらも、心のどこかで「もしかしたら」という気持ちがぬぐえないんですよね。バブルの中にいると、「本質」というものの捉え方が変わってくるんです。
例えば、ビットコインで考えると。
1年ちょっとで10倍ぐらいに値が上がっている。
(これ上がりすぎ?バブルかもって話だよね)
分裂という事が起こると、なぜか、お小遣いがもらえる。
(これは常識的に考えても、おかしな話だよね。バブルだよ!)
お札の刷り過ぎによる、マネー(法定通貨)バブルの崩壊がビットコインに表れている。
(金融緩和の弊害ってことか?確かにあり得るかも、となるとビットコインはバブルじゃないのか?)
ビットコインは、使い勝手の良さが円やドルといった法定通貨以上だからニーズがあるのは当たり前。
(それは言えている。仮想通貨があれば、銀行とかも必要ないかもしれないからコストがかからないし、世界共通の価値で、受取や支払が世界中のどこにいても、誰とでもできる。これは、めっちゃ便利な話)
実際に使えるところはどのくらいあるの?
(まだほとんどない。近所だと「コジマ」ぐらいか?通貨なんて使えるところがなければ、なんの役に立たないんだから本質的価値はあるとは言えないよね。やっぱりバブルか?)
といった感じで、何が本質だかわからなくなります。
ただ本質がどうのこうのと考えている間に、びっくりするぐらい値上りしていきます。
『トレンドに逆らうな』という言葉があります。
言ってみれば、バブルかどうかは重要ではなく、値上りというトレンドができているなら、それには乗るべきだというという話です。
バブルとは、なんとも恐ろしいものですね。
まるでホワイトアウトです!
ただ、一つだけ思うところは、謙虚という姿勢が大切なのかな?というところです。
バブルに乗ったことで調子に乗ってしまうのはものすごいわかります。まさに今、その板挟み状態です。
バブルの初期に乗っかったという、予想を当てた感?人より先読みができたという自信?
これタダの偶然!。実力じゃないよ!と言い聞かせないと・・・。マジで偶然なんだけど勘違いしちゃうんですよね。
突然増えたお金!
なんか偶然手にしたお金って、使っちゃってもいい気になってしまうんですよね。でもその偶然は、他のたくさんの失敗の中からたまたま手にした偶然なんだから大切にしないとね。
バブルってなんか面白いですね。
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