FXの株券担保サービスって知ってます?

「FXにチャレンジしてみたいけど、資金がな~。」

「株券をより効率よく活用して、さらに収益を求める方法はないかな~?」

なんて考える事ありますよね。

そんな時に使えそうなサービスの1つに『FX株券担保サービス』というものがあります。

この『FX株券担保サービス』はSBI証券が行っているサービスの1つです。

通常株券を担保として取引できる資金を大きくするサービスとして有名なのは、信用取引ですが、実は『FX株券担保サービス』を使うと、株券を担保にしてFX取引ができてしまいます。


『FX株券担保サービス』って?

『FX株券担保サービス』は、信用取引と同じように、株券を代用有価証券とすることで、株券の価値に応じた量の資金でFXができるというものです。

例えば。

100万円分の株券を保有していたとします。

すると、株券の70%を預託保証金として評価されたとすると、70万円が預託保証金という事になります。

つまり、その70万円の預託保証金としてFXの取引ができるので、

現金がなくても、ドル/円などのポジションを持つことができるわけです。

仮にFXのレバレッジを10倍とすると。預託保証金70万円×10=700万円分のドルが購入できることになります。

この流れからピンとくる人もいるかもしれませんが。

700万円分のドルに対して、FXの場合スワップポイントがありますよね。

つまり、たとえバイアンドホールド戦略でも、株式の利益プラスFXのスワップポイントという2重取りの利益を得ることができるのではという発想が生まれます。

この仕組みなんか聞いたことありませんか?

「そうだ!一時期話題になった通貨選択型投資信託ってこんな感じじゃなかったっけ?」

『FX株券担保サービス』を使うことで、自分仕様の通貨選択型投資信託を作ることもできちゃうわけです。

通貨選択型投資信託と言えば、毎月分配、かつ高分配利回り、で人気を博した投資信託です。

ただ手数料が高いとか、リスクが高い、仕組みが難しい、などといった意見が多く、悪い投資信託の代名詞的な見方をされ、徐々にその存在感をなくしてきました。

しかし、『FX株券担保サービス』を考えると、使い方を間違えなければ、高度な運用法かもしれませんが、ただ株式投資をしているだけよりも、高収益を生み出しそうな気がしてきませんか?


『FX株券担保サービス』で高配当、通貨選択型投資信託を作ってみよう!?

まずは、高配当のETFを利用する方法で考えてみましょうか?

例えば、「J‐リートETF」や「海外債券ETF」などを基準に考えてみると。

「上場インデックスファンド海外債券」の分配金利回りがだいたい3%ぐらいになるのでしょうか?

ただ、「上場インデックスファンド海外債券」だと、いろんな通貨がすでにごちゃ混ぜになっているので、さらにFXを使ってしまうと、通貨ポートフォリオがわけわからなくなりそうなので。

為替ヘッジを行っている債券ETFで考えてみます。

「上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)」の場合だと、分配金利回りは1%ぐらいになってしまうのかな?

「上場インデックスファンド海外債券」のようにはいきませんが、ここではわかりやすいように「上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)」を使ってみます。

為替ヘッジ有という事は、「上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)」はほぼ円建てという事ですよね。

つまりこのETFを持っている時点には円資産を持っていると考えていいという事でしょう。

では、このETFを代用有価証券として使ったと考えて、FXを取引するわけですが。

そうですね・・・。

今高スワップ通貨として徐々に広まってきているトルコリラで考えてみましょうか?

現在のトルコリラのスワップポイントはだいたい8%ぐらいのようです。

という事は、レバレッジを1倍にしても、1%(ETFの分配利回り)+8%(トルコリラのスワップポイント)=9%の分配利回りが期待できるファンドの誕生です!

この9%の分配利回りが期待できるファンドは。

『自己流米国債券ファンド、トルコリラ建て』って感じでしょうか?

他にもETFには様々な種類があります。

「J-リート」や「海外リート」、「投資適格社債」や「ハイイールド債」、「新興国債」もあります。

いろんな自己流通貨選択型投資信託が作れそうです!しかも、目標分配利回りが10%を超えるようなファンドを作ることも夢ではなさそうです。


実は、『FX株券担保サービス』もそんなおいしい話ばかりでもないんだよね。

まず常識として、FXはゼロサムゲームである可能性が高いことです。

もしスワップ狙いで初めても、価格変動で相殺され、利益がないということになる可能性もあるので注意ですね。

高スワップでも、あくまでトレンドを利用するという意識でいた方がいいように思います。

それと、『FX株券担保サービス』を使う上での問題点。

『FX株券担保サービス』を使うと、信用取引や貸株サービスなどが利用できなくなります。

どれを選ぶか、非常に迷うところです。

でも信用取引はコストが高いからやるつもりがない、貸株サービスはおまけ程度の利益にしかならないという事で、『FX株券担保サービス』を使おうという考えもいいのかもしませんね。

そして一番の問題点。

『FX株券担保サービス』を使ってFX取引をしても、結局ある程度の現金を用意する必要が出てくることです。

『FX株券担保サービス』で現金0でFX取引を行って、もし評価損が発生したら、その評価損分の現金を用意しないといけなくなることがあります。

例えば、次のようなケースです。

預り保証金 1,000,000円
うち現金   200,000円
うち代用   800,000円
評価損益  ▲300,000円
実質保証金     700,000円

この場合、10万円の現金不足という事になるようです。

こんなことしょっちゅう起こりそうですから、現金0でFXはちょっといいすぎですね。

運よく最初の取引から利益が乗っていってくれるか、スワップポイントが相当貯まるまでは現金がないとダメそうな気がします。

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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