為替リスクなしで米国のハイイールド債券に投資できる?

iシェアーズから、米国のハイイールド債券や投資適格社債に為替ヘッジありで投資できるETFが出ました。

国内のETFにも、ほんとバリュエーションが増えてきました。


ハイイールドってなんだ?

ハイイールドとは、信用格付けが低い債券のことで、ジャンク債などども言われます。

これらの債券は、信用格付けが低いために、利回りが高くなっています。それでハイイールドと言われるわけです。

信用格付けが低いというのは、いわゆる倒産リスクが高いという意味に近いです。倒産やデフォルトによって元本が毀損する恐れがあるために、信用格付けが低いと、金利を高くしないと誰もお金を貸してくれないわけです。

そのため、金利、いわゆる利回りが高くなっているわけです。

ハイイールド債のような「利回りが高いんだけど、不確実性も高いんだよな」というような投資先に投資する場合に必要になってくる対策が分散投資です。

単独のハイイールド債だと、運悪くその投資先がデフォルトになってしまえば、お金を失っておわりです。しかし、複数に分けて投資をすれば、元本毀損のリスクが平準化され、ある程度統計通りの数字に落ち着くようになります。

そうすることで、ほぼ想定に近い利回りで計算することが可能になるわけです。

ETFは、投資信託ですので、ETFを購入すれば分散投資はできていることになります。

よってハイイールド債ETFに投資することでの元本毀損リスクは、ハイイールド債への直接投資よりも低くすることができるわけですね。


ハイイールド債の特徴。

国債や通常投資適格社債などの債券投資は、不景気に強いと言われています。

つまり債券投資は、株式のような好景気に強い資産グループとは違う性質を持っているので、株式投資と債券投資に分散して投資することで、価格変動リスクの分散効果が期待できるわけですが。

ハイイールド債は、国債や投資適格社債とちょっと違った動きを見せるところがあります。

ハイイールド債とは、倒産やデフォルトの可能性が高い先に投資をしています。

そして倒産やデフォルトが多くなる時期は、不景気の時です。

つまり、ハイイールド債は、国債や投資適格社債と違って、不景気に弱い性質を持っているという事です。

このような特徴を持っているために、価格変動の方向が株式とほとんど同じになってくると言われています。

通常の債券投資は株価が上昇すると債券価格は下落し、債券価格が下落するときは、株価が上昇しているといった動きを良く見せます。対してハイイールド債は、株価が上昇すると債券価格が上昇し、株価が下落すると債券価格が下落するといった動きを見せます。

つまりハイイールド債は、株式投資との分散効果が国債や投資適格社債に比べ低いということです。


なんといっても為替ヘッジがうれしいね。

債券投資は、株式投資との分散効果があると言われているわけですが、それはドルベースでの話です。

国内の債券投資は、ほとんど歪んでいると言ってもいいような状態なので?

株式との分散投資というのは期待できないと思っています。

(超低金利なため、価格変動が小さすぎてヘッジの役目にならない。)

そこで、外国の債券に注目するわけですが、外国の債券は為替変動のリスクが大きすぎます。

そして円は、金融ショックなどが起こると高くなるという性質があるので、さらに意味がなくなります。

株式が下落した。⇒債券が上昇。⇒でも円高で外国資産の価格が下落。⇒結局株式も外国債券も同じ方向へ動いているよね。

となってしまうわけです。

そこで、使いたいと思う機能が、為替ヘッジ!

為替ヘッジを使うことで、純粋な債券の値動きだけにほぼ絞れることになります。

この結果、株式が下落した。⇒債券が上昇。 

で終わるわけですね。

ぜひともポートフォリオに組み入れることを検討したいETFですね。

FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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