金融機関が儲からないから、「つみたてNISA」は流行らない?

「つみたてNISA」や「住宅セーフティネット法」、「民泊新法」などいろんな制度が今後も登場してくる予定です。

これらの制度は、基本的にはより良いものにするという目的があって登場したものなのでしょうけど、結局これらの制度が普及するかどうかは、これらの制度によって儲かるのかどうがが一番が重要なんですよね。

たとえば、「つみたてNISA」。

来年2018年から始まるという事で、そろそろ準備を始めてもいいころだと思うのですが、まだあまり積極的な宣伝を見かけません。

一部ネット証券などで、「つみたてNISA」口座受付開始しますというものが出てきたけれど、「NISA」が始まるときや、「確定拠出年金」の制度が新しくなるときの盛り上がりに比べれば、全然盛り上がりに欠けている感じがします。

どうやら、「つみたてNISA」を始めたからと言って、金融機関にとってはうまみがないというところが問題のようですね。

つみたてNISAで使われる投資商品は、金融庁が厳選したものとなっています。そしてその金融庁が選ぶ商品には、運用コストが低いことが条件に入っています。

運用コストが低いという事は、投資をする一般消費者にとっては、非常にありがたい話なのですが、金融機関側からしたら、売上につながらない、利益にならない商品という事です。

その儲からない商品を扱うためには、つみたてNISA口座を管理するためのシステム開発などの経費は余計にかかる。

これでは、あまりやる気になれないですよね。

こういう状況を金融機関の怠慢だとか言う人もいるようですが、それはちょっと違うのではないかと思います。

基本的に人は、自分の利益につながらないことはやりたくないってことです。

「きれいごとを言っている人ほど信用できない」なんて話をきいたことがありますよね。誰もがこの言葉を知っているという事は、事実その通りなのだと思います。

金融機関は会社です。会社の存在意義は儲けることです。法的にも、「会社とは、営利を目的とする社団法人」と言っています。

私は、株式投資を行っています。当然利益が欲しいからです。となれば、投資する会社は利益を上げている会社が対象になってきます。

正直、社会貢献ばかりしている会社よりも、儲かっている会社の方が投資先としては魅力的です。

みんなその商品やサービスが欲しいから、相手の利益になっていることを分かったうえでその商品やサービスを購入しているはずです。そう考えれば儲けることは必ずしも悪いことではないはずです。

「それじゃちょっと寂しい話になっちゃうよ。」と思えば、儲けたお金で寄附をすればいいんだと思うんです。

たとえば、「営利を目的としない団体」、寄附で成り立っていて、常に寄附を募集している団体がありますが、ただ儲けることに疑問を感じるならば、その儲けたお金をこういうところへ寄付して社会貢献をすればいいんだと思うんです。

言いたいのは、「儲けながら社会貢献」何てよくばった考え方をしなくても、「儲ける事」と「社会貢献」は別で考えた方が効率良いんだろうなという事です。

思えば、会社の社長といった人たちは、自分の会社の経営をしている以外に、社会貢献を目的とする団体に加入していたりすることが多いです。

もしかすると、常に営利の世界にいるのも嫌になってくるものなのかもしれないですね。

営利を目的としないで人たちが集まって、一つのイベントをやるという経験は結構楽しいものです。中には、営利目的でその団体に入ってきて、目をギラギラさせている人もいるようですが・・・。

話がそれましたが、国や政府が新しい制度を始めようとしても、その制度の主体。その制度を使って商品化する団体、主に会社が、儲かるような仕組みがなければ、どんな良い制度であってもなかなか普及しないという事です。

それに対し、太陽光発電所は爆発的に普及しましたよね。

あれはもう、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって太陽光発電所を設置する人も、建設する会社も、営業して売る会社も、誰もが儲かることがはっきりしていたからだと思います。

東京電力などの電力会社が損しているのではと思いますが、実際には一般消費者への売電価格に上乗せする形で料金を調整しています。

一般消費者が損している可能性もなくはないですが、新しい制度が普及するには、目に見えたほぼ確定的な利益があることが必要なんだなと感じさせられる事例ですよね。

正直「つみたてNISA」にその雰囲気は感じないですよね。

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