SBI証券で毎月ではなく、毎日積立が始まる?

投資信託の積立と言えば、毎月積立ですが、SBI証券が10月中旬ごろから、毎日積立ができるサービスを開始するそうです。

でも、毎日積立にどれだけの意味があるのだろう?と思ったりもします。

定期的に一定額づつ買い付けていく投資法をドルコスト平均法といいます。

ドルコスト平均法の考え方は、まず投資信託の場合、購入数量を口数と言います。(株式投資ならば株数になります。)

定額づつ購入することで、投資信託の基準価格が高くなっている時には少ない口数を買付、逆に投資信託の基準価格が低くなっている時には、口数を多く買い付けることになります。

この結果、トータルで見れば、平均値以下の価格で多くの口数を買うことができるというわけです。

そしてドルコスト平均法が本領を発揮するのが、下落相場から回復していく相場に入った時です。

下落相場に合わせて、口数を増やしながら買い付けていくため、回復相場に入ったときは、比較的早い段階で損失を取り戻せると言われています。

そして、投資信託の価格は、一定の口数の価格である基準価格に対して、何%という数値で動くと考えられるので、多くの口数を保有していれば、その分上昇するスピードも上がるとも言えます。

ここで、「あれ?」と思うかもしれません。

「買付している金額が一定なのに、なんでそうなるの?」と。

原理ははっきりしませんが、なぜかそうなるそうです。

カジノの必勝法とも言われている「マーチンゲール法」というのがあります。

「マーチンゲール法」とは、1回目の勝負で負けたら、掛金を倍額にして2回目の勝負を行い、それに負けたら、さらに倍額(1回目の4倍額)、またさらに負ければ3回目の倍額(1回目の8倍額)といった感じでかけていけば、いつか勝てる?というものです。

理論的な根拠は乏しいようですが、なぜかそうなると言われています。

もしかすると、ドルコスト平均法の考え方は、この「マーチンゲール法」の考え方に近いのかもしれません。

しかしドルコスト平均法にも弱点があります。

これは「マーチンゲール法」にも言えることですが、一方的に上昇している(勝ち続けている)相場と、一方的に下落している(負け続けている)相場に弱いです。

「マーチンゲール法」の場合には、掛金が持たなくなるし、散々損した挙句、やっと取り返したと思っても、ほんのちょっと元本にプラスされただけという結果になることもあります。

つまり、負けてもかけ続けられるかの資金管理と、労力のわりに合わない利益という可能性です。

一方的に上昇しているならば(初回に勝てることがわかっていれば)、初回に全ての資金を投資したほうのが有利です。

逆に、一方的に下落している相場(負け続けている時)では、定期的に購入するという行為は、買付金額を低くしているというよりも、トレーダーの世界では禁忌とされている「ナンピン」というやつになってしまいます。

まぁ、一方的に下落することはないだろうというのが相場だから、「マーチンゲール法」みたいなものが必勝法と言われているのかもしれませんけど。

言いたいことは、ドルコスト平均法が決して万能ではないという点です。

「この先どうなるかわからない」という考えのもとに行われる投資法が、ドルコスト平均法です。

つまり、ドルコスト平均法という方法を使っている時点でかなりリスクから身を守ろうとしているわけなのに、それをさらに毎月から毎日積立にするほど細かくする必要はあるのかな?というのが個人的な疑問です。

例えば、ポートフォリオ戦略では、リバランスという事を行います。

リバランスとは、最初に設定したポートフォリオの資産配分が、時間の経過によって、資産価格の変動等により崩れることがあります。

このとき、最初の配分比率へ戻す行為をリバランスと言います。配分比率を戻すとは、価格が高くなって資産配分割合が大きくなったものを売却し、逆に価格が下落するなどして、資産配分比率が小さくなったものを買うという作業です。

このリバランスを行う時期ですが、バランスが崩れたら、随時行った方がいいのではないかと思うところですが、実際には年に1度くらいのペースで行うのがベストだそうです。

これも根拠がはっきりしないことではありますが、なぜかそうなるそうです。

つまり、リバランスの場合を取ってみても、細かくポジションをいじるのは逆効果になる可能性があるという事です。

そう考えると、毎日積立に、投資のパフォーマンスを上げるためにどれほどの効果があるのか疑問に思うところです。

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