アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンド (ロイヤルギフト)ってどうなの?

マネックス証券おすすめの投資信託「アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンド」。

負けない運用として以前紹介されていて、最近マネックス証券が出した、『マネックス証券厳選!セレクトファンド』の中でも、一番最初に紹介されています。

なんといっても気になるのは、「類似ファンドは約40年の実績があり、運用開始以来、マイナスになった年は5回のみ」といううたい文句!

40年ですから、リーマンショックはもちろん、ITバブルやブラックマンデーがあった年なども含んでいますよね。

ちなみに、ITバブルのあった2000年の成績は、世界株は▲13.2%でしたが、類似ファンドは+9.7%。

翌年2001年は、世界株が▲16.8%だったのに対し、類似ファンドは+10.2%だったそうです。

リーマンショックのあった世界金融危機の2008年は世界株が▲40.7%だったのに対し、類似ファンドが、▲21.1%。

いや凄いです!

さらに言えば、1978年12月から2017年6月までで、約122倍になる成績だったと。

さすがに気になっちゃいますよね。

というわけで、ずっと気になっていた投資信託だったのですが、今回楽天証券で楽天スーパーポイントで投資信託が買えるようになったという事で、「試すならこれしかないだろう!」と思いこのファンドに投資することに決めました。


アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンド

まず、「類似ファンドは約40年の実績があり、運用開始以来、マイナスになった年は5回のみ」という紹介ですが、これはあくまでドルベースだという話です。

つまり円で評価すると別のものになる事に注意です。

円は基本的に円高になっている通貨です。約40年前の1978年ごろは、1ドル250円ぐらいしていましたが、今は約110円前後と、40年前から2倍以上になっています。

つまり、ドルベースで投資していると、投資元本は40年間で1/2になっているという事です。

ドルで持っていなくてよかったですね?ドルの債券や株ならば金利や値上がりなどで十分に相殺できただろうけど、ほとんどリターンのないドル建て保険なんか使ってたりしたらどうなっていたんだろう。

ましてや、ちょっと前の超低金利時代にドル建て保険になんかに入ってしまっていたら・・・?ちょっと怖くなりますね。

まぁ、先のことはわからないですから、もしかした当たるかもしれないけど。ただ、個人的にはそんな負け率が高そうなギャンブルをする気はないってところでしょうか?

ちょっと話がずれましたが、仮に為替が1/2になろうと、ドルベースで122倍になるなら全くもって問題ない、十分な成績ですよね。

しかし注意するべきことは、約40年間でたった5回しか年間リターンがマイナスになったことはないと言っているけれど、円ベースにしたらもっとたくさんマイナスになっている可能性は高いと思われます。

「なんだよほとんどマイナスになることないって言ってたのに、投資した初年度にいきなりマイナスかよ!」となっても焦らないことが重要だろうなと考えています。

アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンドの投資方針

『30年を超える長いトラックレコードと優れた運用実績がある「ファースト・イーグル・グローバル・ファンド」と同じ運用手法の外国投資信託へ主に投資します。 主に割安と判断される世界の株式等に実質的に投資し、米ドルベースで相場環境にかかわらずプラスのリターンを追求することで、投資信託財産の中長期的な成長を目指します。 原則として、為替ヘッジは行いません。 』

となっています。

つまり、割安株への投資という事になるのでしょうか?

しかし、資産の内訳をみると、株式だけでなく金関連株式等(おそらく金ETFだと思われる?)とか株式投資信託にしては、高い現金と短期国債の比率を見ると、ただの株式投資信託ではなく、状況に合わせて株式の保有比率を変更したりするグローバルマクロの投資戦略に近いのかなという感じがします。

さらに気になるのが、2017年7月31日付の月次レポートで金関連株式の保有比率が10.9%、現金その他が12.5%、短期国債等が10.1%となっていることです。

さらに言えば、組入株式上位の1位と4位が金のETC((Exchange Traded Commodity)。金の現物を担保とする上場債券。金現物取引価格との連動を目指す。)となっています。

危機に備えるためだと思われる金資産が約10%というのはセオリー通りだと思われますが、ほぼ現金資産が、12.5%+10.1%=25.6%というのは気になりますね。

そういえば、ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイでもキャッシュ比率が高まっているという報道を少し前に見ましたが。

この資産構成は、守りに入っている事を意味しているのでしょうか?

さらに、レポートの最後の今後の運用方針のところには、

『現在の金融市場は、平均を上回るリスクに対して、期待されるリターンは平均を下回る局面にあると考えています。家計、企業、政府の債務の対GDP(国内総生産)比率が依然として2007年の水準を上回っていること、とりわけ中国では債務の対 GDP比率が急速に高まっていること、加えて北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射、南シナ海における中越間の緊張の高まりやシリア内戦の継続などの地政学的リスクに対して引き続き警戒が必要であるなど、潜在的なリスクは依然として数多く 存在します。一方で、株式をはじめ、あらゆる資産クラスが割高な状態にあると考えています。このように不確実性の高い 環境下では、金関連資産を保有していることが下方リスクの抑制に一定の効果を発揮するものと考えております。また、現金等比率が依然高い水準となっておりますが、十分に割安と認識できる水準まで株価が調整した際には、現金を活用する方針です。今後もボトムアップによる銘柄選択を通じて質の高い事業や希少な資産を有する企業の株式に十分に割安と考 える水準で分散投資することで、資産の保全に努めながら、長期的な購買力の維持を目指した運用を継続する方針です。』

と言っています。過去の実績を見ると申し分のない成績だし、危機にうまく対応してきたという過去があるところを見てしまうと、いろいろ想像してしまいますね。

引く続き動向を見ていくといいのかもしれないですね。

投資信託のレポートは毎月出てくるので、それを毎回チェックしながら、資産構成を真似したりすると、自分の運用に活かせるかもしれないと思う次第です。


アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンドの現状

実際の「アムンディ・グローバル・ストラテジー株式ファンド」の成績はどうなっているのだろうか?約40年間で122倍なんて言っているぐらいなので、期待したいところですが。

ここ1年間で見ると、分類平均よりも下回っているようです。(楽天証券

さらに楽天証券のファンドスコアには、★2つと決していいとは言えない感じです。また信託報酬手数料は2%近くと、最近、投資信託の信託報酬手数料が低くなりつつある中では、高い部類にあり、買付ランキングもランキング外といいとこなしです。

これでは、ちょっと注目されることはないよね。でも、3年間の成績をみると、リターンは分類平均を約0.5%上回り、リスクは2.77%抑えていると、下落に強いというのは本当かもしれないといった特徴を見せてくれています。

長期運用になると、この損失を抑えるという投資方針は非常に重要なポイントなってくると考えています。

ウォーレン・バフェットも、「ルール1、絶対に損をしないこと。ルール2、ルール1を絶対に忘れないこと。」と言っていますしね。

個人的な感想としては、直近1年間の運用成績はあまり気にする必要がないと思っています。

そもそも、資産構成を見る限り今は「守りを重視している」という事が感じられます。つまりフルインベストの平均的は投資信託よりもリターンが低いことは承知の上での運用だろうという事です。

つまり攻めるべき時が来れば、いつでも「デンプシーロールがうてる」状態で試合しているという事でしょう!(先週(8/23)発売の週刊少年マガジン、「はじめの一歩」より)

今後に期待です。


FPたなか/㈱あせっとびるだーず


『お金のいろはファイナンシャル・プランニング』という独立系FP事務所で資産運用プラン策定の相談を行っています。

https://fpoffice.okane-iroha.com/

㈱あせっとびるだーず 
 代表取締役 田仲幹生 です。
【保有資格】
 CFP
 1級FP技能士
 宅建士

生命保険会社に勤め、その後税理士事務所に勤務すると同時期に、投資信託や株式投資を始めたが、2年後リーマンショックという株価大暴落に巻き込まれ、総資産の半分近くを失いました。
しかし、その後もめげずに投資と勉強を続け

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