上場インフラ投資法人の分配利回りが魅力的?

2016年から上場し始めた新しい投資先、上場インフラ投資法人。認知度が低いという事もあるのか、そこそこ高い分配金利回りになっています。(認知度が低いため、あまり積極的に売買されていないのかな?という意味)

2017年8月時点で、3銘柄上場していて。

タカラレーベン・インフラ投資法人 分配金利回り 6.95%

いちごグリーンインフラ投資法人 分配金利回り 7.07%

 ・日本再生可能エネルギーインフラ投資法人  分配金利回り 6.79%

                       (2017/8/22時点)

どれも年利7%前後と、分配金利回りとしては申し分ない感じです。

太陽光発電業者への貸し付けを行うクラウドファンディングでも、利回り7%以上というのが少なくなってきている中で、クラウドファンディングよりも長期で保有もできるし、いつでも売却できるという利点を持つ上場インフラ投資法人でのこの利回りには、クラウドファンディングの立場も危うくなってきそうな感じがします。


上場インフラ投資法人とは?

上場インフラ投資法人とは、太陽光などの再生可能エネルギー発電設備やその他のインフラ資産等を投資対象とするインフラファンドを株式市場で取引できるようにしたものです。

簡単に言えば、太陽光発電所へ投資するREIT(不動産投資信託)みたいなものです。

つまり、株式市場で上場インフラ投資法人の株?、正しくは投資口を購入すれば、太陽光発電所投資ができるようなるという事です。

REITと同様に、現物の不動産や太陽光発電所へ投資するよりも、①少額で始められる、②借入をしなくても不動産投資ができる、③証券取引所に上場しているので、いつでも売却、現金化ができる。④修繕費などの支出がいらない、⑥管理に手間がかからない、といったメリットがあります。

実は、これだけのメリットがあって、年利7%はかなり有望と言えます。

太陽光発電所を建設して太陽光発電事業を自分で始めようとした場合の利回りは、現在約10%程度となっていますが、そこには、固定資産税などの税金、会計や経理税務申告に係る手間と、場合によっては税理士への報酬支払、故障への対応、固定買取価格制度が終了した時の出口戦略(太陽光発電所の土地は、調整区域にあったりするため、太陽光意外に他の使い道がなかったりする)、といった具合にいろいろ考えないといけない問題が含まれています。

それで10%なのですが、上場インフラ投資法人は、そういった問題をすべて任せてしまって、7%という事ですから、3%ぐらい管理料だと思えばいいところなのではないでしょうか?

(賃貸用不動産の管理をお願いしても、家賃の5%ぐらいの手数料は取られます。)

上場インフラ投資法人では、融資を受けて大きく始めるということはできないですが、それでも太陽光発電所投資に興味がある人にとっては、面白い投資先なのではないでしょうか?


上場インフラ投資法人の投資先

現状、3銘柄が上場しているわけですが、どれも投資対象は太陽光発電が多くなっています。

ちなみに、3つの内の2つ、タカラレーベン・インフラ投資法人いちごグリーンインフラ投資法人が投資している先は太陽光発電所のみとなっています。

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人は、太陽光発電所以外にも投資を行っていますが、それでも太陽光発電所への投資が9割と、ほとんどが太陽光発電所となっています。

このことから考えると、現在の上場インフラ投資法人へ投資をするという事は、太陽光発電所へ投資をすることなんだなという事になりそうです。

ただ、上場インフラ投資法人は太陽光発電所へ投資をするものと決められているわけではないので、今後いろんな投資先が出てくるかもしれません。

そもそも、上場インフラ投資法人は日本だけにあるものではなく、当然アメリカなど他の国にも存在しています。

むしろ、アメリカなどでは35年以上の歴史のある投資先です。インフラ投資法人というよりもMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)といった方がピンとくるかもしれません。

MLPは太陽光発電以外にも、石油や天然ガスのパイプラインや、エネルギー資源開発を行っている業者への投資や貸付を行っているものなどもあります。

今後日本でもそういう動きが出てくる可能性は十分にあると思われます。

エネルギーなどインフラへの投資は、安定したキャッシュフローを生み出すことが最大の魅力です。つまり、インフラ投資法人への投資というのは、安定した分配金を得ることを目的としたものです。

今は、上場している銘柄数も少なく、あまり注目されているという雰囲気も感じません、そう考えると、今後安定した分配金を求める資金がインフラ投資法人へ流れてくる可能性もなくはないのかもしれません。

そう考えると、7%という分配利回りの水準で上場インフラ投資法人へ投資ができるのは今のうちだけなのかもしれませんね。

0コメント

  • 1000 / 1000