SBI証券の新規募集投資信託『ベタイン・バランス』ってどんな感じ?

今日、8/17日からSBI証券で『SBIボンド-SBI-PIMCO ジャパン・ベターインカム・バランス・ファンド』、通称『ベタイン・バランス』という投資信託の募集が始まりました。

国内債券をメインとしつつ、状況によっては国内株式にも投資して、プラスαを狙うといった戦略だそうです。

国債債券は、安心、安全、安定の強固な守りの運用です。ただ期待リターンが低すぎるというのが一番の欠点でしたが、リスクが少ないときには国内株式も使うという攻めの運用も使うという。いいとこどりの運用戦略ですよね。


『ベタイン・バランス』の運用戦略

『ベタイン・バランス』の運用方針は、「日本債券および日本株式に分散投資します。日本債券への投資比率を高位に保ちつつ、市況に応じて日本株式への投資比率を0~50%の範囲で調整します。債券を高位に保つことで投資元本の保全性を意識しつつ、タイミングを捉えた株式投資を行うことで、多様な市場環境への対応を図ります。」となっています。

つまり、日本の公社債をメインの投資対象としているが、時には株式への投資も行いますって感じです。

日本株式への投資比率を最大50%となっているけれど、募集資料を見ると、2002年から2017年のシミュレーションだと、日本株式の保有比率が50%まで上昇したのは3%程度のようです。

おそらく、急激に株価が上昇したアベノミクスのような時に、そういうことがあったのかなという気がします。例えば、それまで30%を保有していたけれど、株価が上昇したことで、保有比率が50%になっちゃったみたいな感じかなと。

つまり株価上昇局面で、積極的に株式を購入して値上がりと捉えるといった戦略とはちょっと違うのかなと感じます。

むしろ、「ある程度一定の比率で株式を保有しているけれど(おそらく30%程度)、その保有している株式が上昇してきた時に、資産配分比率を保つためという理由で、安易に売却してしまうような事はしませんよ」という感じなのかなと思います。

なるほど、面白い考え方ですね。

国内株式の保有比率の決め方もある程度ルールがあるみたいですね。

募集資料によると、日経平均VIが低いときに株式を保有するという感じのようです。正確な数字は載っていないけど、だいたい30ポイントってところなのかな?

日経平均VI(ボラリティ・インデックス)とは、投資家心理を表していると言われています。実際には、ボラリティ、つまり日経平均の値動きが激しくなると投資家が読んでいるか、それとも安定した状態が続くと読んでいるかといった感じのものです。

日経平均VIが30ポイント以下の時は、日本株式を保有し、30ポイント以下を維持している間は、日本株式を保有したままにして、30ポイントを超えるようなら、日本株式は全ポジション清算するという感じでしょうか?

それと日本株式が資産割合の50%を超えるようであれば売却して50%以下を保つということも行う。

そんな運用法なのかなと。(あくまで想像ですが)

これ、個人投資家でも自分の投資戦略の参考にできるかもしれませんよね。


『ベタイン・バランス』の投資戦略の落とし穴は?

国内債券が50%以上という時点で、あまり高いリターンは望めないのかなと思います。

日本銀行に債券市場は歪められてしまって、10年国債の長期金利は0%にするなんて言われていますからね、平常運転とはとても言えない感じです。

『ベタイン・バランス』は日本株式にも投資を行うとなっていますが、国債債券を主としている時点で、あくまでも守りの運用だということは間違いなさそうです。

いくらあのPIMCOが運用するとは言え、先ほども言ったように政策に歪められた超低利回り市場では、お金が増えないことは覚悟しないといけないのかと。

でもそれでは投資信託としてなんの役割もなくなってしまうから、無理にでも日本株式にも投資しないといけないと考えて作られた投資信託なのかもしれないと思うところです。

つまり、2002年から2017年を調べると、日経平均VIを基準に日本株に投資をするバックテストを行ったら、なんかうまくいきそうだぞという事になり、この戦略を取り入れれば、低リスクで日本株式への投資も可能なるのかもしれないという理由からこの戦略が生まれたという可能性もなくはないのかもしれません。

システムトレードなどでよく言われることですが、バックテストがそのまま将来も通用すると考えてしまうと失敗する可能性が高いです。システムトレードでのバックテストは、適当な期間を区切ってテストをしています。例えば、1990年~2000年、2005年~2015年、2007年~2017年といった感じで数パターン用意します。そしてそれぞれのテスト結果を見ながら、運用を行うという事をしているようです。

個人的感覚としては日経平均VIを参考指数にしながら株式を取引するのも行けるかもしれないと思ったりしますが、あくまで感覚ですので、実際どうなるかはわからないところです。

まぁこういう「わからない」という理由でETFのようなインデックス投資が流行っているんでしょうけどね。

今株式市場では、高値警戒感という言葉がけっこう出回っています。

そうなると日本株で運用したくてもなかなか買いに行けなくなります。そこでなんかうまい方法はないものかと考えるわけですが、今の現状これといったものが見つかりません。

そうなると、とりあえずリスクの低いところに預けて様子を見ながら、チャンスを探したいとった気持ちになります。

そこで向かう先が日本の債券というのは、個人的にもすっごくわかります。

しかも、この投資信託は、そのチャンスの時に日本株式へ投資することも自動で行ってくれると言っています。株式投資をしたいと思っているけれど、今の株式相場には懐疑的になっているという人にとっては、まさに「我が意を得たり」の投資信託です。

私自身が今まさにそう感じています。だから気になったわけですが。

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