カリスマ投資家の教え

内容は、2014年に出版された「リスクテイカーズ」でした。

タイトルが違うから、同じものとは思わず買ってしまったのですが、どうしても「リスクテイカーズ」に似ているなと思いながら読んでいたのですが、それもそのはず、この「カリスマ投資家の教え」は「リスクテイカーズ」の改訂文庫版だったのですから。

基本的には「リスクテイカーズ」そのままですが、取り上げられている投資家たちの最近の動向が加えられたり、AIなどの新しいヘッジファンドを取り上げているといったところに違いがあります。

個人的には、やっぱりこの中でも「ウォーレン・バフェット」が一番気になる存在です。

投資をしながらいろんな失敗を繰り返し、いろんな本を読んで学んできて、そして一番参考にしているのがやっぱり「ウォーレン・バフェット」だからです。

ただ、ウォーレン・バフェットの話ってあまりにも達観しすぎていて、具体性が見えないというか、原理原則だけを求めているような感じで、方法論がないというか?いつもそんな感じなんですよね。

でも、最近そこが重要なポイントなんだと思うようになってきました。

素人的には、原理原則よりも具体的な方法が知りたい、理屈よりどうすればいいのかを教えてくれ、とどうしても思ってしまいます。

でも方法というのは、原理原則や理屈から発生しているもので、どうしても原理原則よりも捉えている世界が狭くなってしまうんですよね。

例えるなら、「株式投資で儲けるためには」というお題があったとして。

まず、①「安く買って、高く売れ」という原則があります。

①を実行するために、②「バリュー投資を行え」という一つの解答を得たとします。

すると②をするために、③「企業価値を調べろ」といったことに話になり、最後に③をするために、④「低PERの銘柄を買え」といった感じに話が流れていくわけですが。

実際には、「安く買って、高く売れ」を行うためには「低PERの銘柄を買え」がすべてではないはずなんですよね。

他にも、「安く買って、高く売れ」には、「チャートなどを見ながらトレンドを把握し安値を買って、高値で売る」といった方法だってあるはずです。

方法にこだわりすぎると、原理原則が見えなくなり、いい結果を得るために他の方法からアプローチするという発想、視野が狭まってしまう恐れがあるということです。

ウォーレン・バフェットのようなカリスマ投資家の投資法の話になると、どうしても具体性にかけてしまい、原理原則の話になりやすいのは、こういう背景があるのかもしれないと最近思っています。

よく市場は生き物と言われます。そういわれるのは、常に変化しているところや、予測できないような動きを見せることなどが要因だと思われますが。

そういうところで勝負をするためには、一つの方法にこだわっていては上手くいかないということは、よく考えなくてもわかることです。だからこそ、方法論ではなく原理原則なんだと感じています。

少し話がそれましたが、この本も、カリスマ投資家たちの投資方法を知りたいという事に関しては、あまり期待しないでください。

あくまで、カリスマ投資家たちが、何を考え、どうやって市場にアプローチしているのかが紹介されているといった感じのものになっています。

多分、カリスマ投資家と言われても、本気で投資を行っていない人にはあまりなじみのない人たちかだと思うので、この本でどんな投資家たちがいるのかを知るのはいいのかなと思います。

そしてできれば、この中から自分が目指したいと思う投資家像が見つかるとなおいいのかもしれません。

何にしても成功したいと思っていることがあれば、成功している人から学ぶ、もっと言えば成功している人を真似してしまうのが一番手っ取り早いし、誰もが認める効果的な方法です。

考えてみると、自分も「バフェット」という存在を知ってから、徐々に失敗が減ってきた?というよりも失敗を失敗と思わなくなっただけなのかもしれませんが、なんにしろいい方向へ回り始めた気がしています。

まぁ、真似をしてもカリスマ投資家になんて慣れないのでしょうけど、そこそこの投資家には慣れるものだと思っています。

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