元手資金0で積立投資!インヴァスト証券の「マネーハッチ」がサービス開始!?

最近徐々に、クレジットカードなどのポイントで資産運用ができるサービスが増えてきました。

今回新たに始まったのが、インヴァスト証券の「マネーハッチ」というサービスです。

クレジットカードのポイントで資産運用するサービスとして最初に始まったのが、セゾンカードの永久不滅ポイントですが、これは、指定した投資信託と同じようにポイント残高が増減するというサービスで、疑似投資信託運用になっています。

また、楽天スーパーポイントもポイントで投資信託が購入できるサービスを始める予定だそうです。

永久不滅ポイントも楽天スーパーポイントも、投資信託で運用するという点が同じところです。

しかし、インヴァスト証券の「マネーハッチ」はちょっと特徴的で、インヴァスト証券が運営している「トライオートETF」というCFD取引で運用するようになっています。


「マネーハッチ」ってどんなサービス?

「マネーハッチ」は元手資金0で資産運用が始められるという事ですが、その仕組みは、インヴァスト証券のクレジットカード、「インヴァストカード」を使うことで付与されるポイントを現金化して運用原資につかうというものです。

クレジットカード以外にも、インヴァスト証券が行っているFXサービス、トライオートFXやシストレ24といったサービスを使って取引を行うことでも、取引量に応じたキャッシュバックを受け取ることができ、それを原資にすることもできるようです。

株式投資や資産運用を始めたいのだけれど、リスクが怖くてなかなか踏み込めないといった人にとっては、なかなか面白いサービスなのではないでしょうか?


「マネーハッチ」の運用方法は?

「マネーハッチ」では、CFD取引の自動売買という運用を行っています。

CFDとは、FXと同じ仕組みの証拠金取引なのですが、FXがドルやユーロなどの通貨を取引対象としているのに対し、証券取引所に上昇している株式や日経平均やNYダウといった株価指数を取引できるサービスです。

FXは、CFDの通貨だけバージョンですので、CFDはFXの上位サービスとも言えます。

CFDとFXは同じ仕組みですので、当然レバレッジというものが存在します。さらに通貨よりもボラリティ(変動幅)が大きい株式などを対象としていますから、レバレッジを掛ければFX以上のリスクがあるという事になります。

ちなみに、「マネーハッチ」で取引できる銘柄はETFと呼ばれる商品になっています。ETFとは投資信託を株式市場で取引できるといったもので、証券会社や銀行などの窓口で投資信託を購入するよりも、営業員などが必要ないため、運用コストが低く今注目の金融商品です。

「マネーハッチ」はそのCFD取引に、さらに自動売買という機能をプラスしています。

この自動売買は、すでにインヴァスト証券が行っているトライオートETFというサービスで使われている仕組みとなっています。

一定のレンジの中に、利確幅を設定した注文を複数仕込み、コツコツと利益を積み上げるという運用法になっています。

ただ、トライオートETFは始まってから、1年程度ですので、まだ大きな調整相場を経験していないため、それが来た時にこの自動売買システムがどう機能するか不明なところもありますが、おそらく積立投資を行っていればそれほど問題はないようにも思えます。

とりあえず、インヴァスト証券の「マネーハッチ」紹介ページの2008年からのシミュレーションを見る限り、リスクを抑えかつリターンも負けていないという、まさに理想的な運用ができているようです。


「マネーハッチ」の気になる点?

元手0でできるのですから、贅沢は言えませんが、気になる点もいくつかあります。

①ポイントの貯めやすさ?

インヴァストカードのポイント還元率は1%以上と結構高還元率です。

ですが、楽天スーパーポイントのようにいろんな貯め方ができるポイントと比較てしまうと、そちらの方がポイントを貯めやすい可能性も高く、運用資金をつくりやすいのかもと考えてしまいます。(楽天スーパーポイントで投資信託が購入できるようになった場合)

②運用成績は?

先ほどの図を見る限り、はっきりいって文句ない成績です。しかしよく見ると、現物積立のカッコに 「年間信託報酬1%の場合」とあるのが引っかかります。実は投資信託で世界株に投資するものを探すと、信託報酬が1%以下のものはゴロゴロ存在しています。

さらにこのシミュレーションで投資しているETF(iシェアーズ MSCI ACWI ETF)には、ETF自体に係る信託報酬手数料があり、それが0.3%ほどかかっています。つまりこのシミュレーションの実質信託報酬手数料は1%+0.3%=1.3%ぐらいかかっているという前提の話になります。

結論から言ってしまえば、リスクを減らす効果を無視すれば、普通に投資信託へ投資したほうのがリターンが上になる可能性もありそうだという事になります。

④やっぱり問題は運用コストか?

トライオートETFを以前使っていたことがありました。その時はETFをCFDで取引できるなんて、なんてワクワクする商品なんだと思いました。

国内の証券会社等が扱っているCFDは、株価指数などがほとんどで、債券や金といった商品まで取引できるものはほとんどありません。あっても保有コストが高く、短期売買にしか使えません。

それが、ETFを対象としたことで、複数の資産へレバレッジを使って投資することができるようになりました。

最初は期待感をもって取引していたのですが、半年もすると保有コスト(1.25%+Libor)が地味に効いてきて結局撤退してしまいました。

そう、日本のLiborは0付近なので、1.25%という低コストで行けるのですが、海外の銘柄を選ぶとそういうわけにはいかなかったという事です。

結局、この保有コストは長期投資というスタイルの自分には合わなかったという事です。

「マネーハッチ」も同じトライオートETFのシステムを利用するという事ですから、この辺がどうなるのか気になるところです。


結局「マネーハッチ」は使えるのか?

金融商品が良いものか悪いものかは、時間をかけてみないとわかりません。投資信託にしろ、新規設定から1、2年では良い投資信託なのかどうか判断することはできません。できれば10年以上の運用実績を確認したいところです。

思うに、金融商品とか資産運用といったものは、いろんなことを経験し、叩き上げながら作り上げていくものなのだと思います。そして結局問題を解決できなかったものは消えていくという事を繰り返しているのだと思います。

「マネーハッチ」が良い商品かどうかは、ずばり言えば、わかりません。

CFDの自動売買というシステムは、リスク低減として効果がありそうな気がするので、悪い方法ではない気がしますが、保有コストの高さで、普通に投資信託を選択したほうがいい可能性もありそうです。

ただ、クレジットカードのポイントなどを使わずに失効させてしまっている人って結構いる気がします。私も失効させることがたまにあります。

そいうところで、ポイントが貯まれば自動的に現金化され、運用原資として口座に貯められ、自動的に運用に回る。この仕組みは、ポイントという資産を無駄にせず有効に活用しようという取り組みとして意味がある気もします。

もし、運用がうまくいけば、クレジットカードのポイントだけでそれなりの資産が築けてしまう可能性だってありそうです。

例えば、月3,000ポイント(月のカード使用額30万円)づつ積み立てただけでも、年利5%の運用だと、30年後には約250万円になっている計算です。

そして、250万円の5%は、約12万円、つまり月1万円のお小遣いができるようになるという事です。

元手なしで老後月1万円のお小遣いが作れると考えれば、ありがたい話です。

ただ、インヴァストカードを作らないと、中々なポイントを貯めることは難しそうなので、すでに楽天カードなどで楽天スーパーポイントを貯めている人は、楽天証券のポイントで投資信託購入サービスの動きを見ながら検討したほうがいいのかもしれませんが。

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